【ノア】“毒霧”騒動再燃…彩羽匠組まさかの反則負け!高瀬みゆきが激怒、ビクトリア弓月は王座挑戦直訴<6・23新宿FACE>

プロレスリング・ノアは6月23日(月)、東京・新宿FACEにて「MONDAY MAGIC PRIME TIME season EpFinal」を開催した。
MONDAY MAGIC PRIME TIME season EpFinal
日程:2025年06月23日(月)開始19:00開場 18:15
会場:東京・新宿FACE
第4試合に登場したのは、GHC女子王者・彩羽匠が率いる愚零闘咲夜、彩芽蒼空とのトリオ。対するは青野未来、高瀬みゆき、そしてメガトンの重量級ユニット。
試合前、観客の熱気が最高潮に達した直後、突如として咲夜がメガトンに毒霧を噴射。開始前からリングは混乱に包まれ、メガトンは事実上の戦線離脱を余儀なくされた。試合は咲夜と高瀬の激しい打撃戦で幕を開け、両者がロープワークやパワームーブを駆使して攻防を繰り広げる。
彩羽と青野のマッチアップでは、グラウンドレスリングでの技巧戦が展開され、ジュニアらしからぬ重厚な間合いが印象を残した。途中、彩芽が軽快なドロップキックで反撃しつつも、青野のボディースラムに捕まる。展開の速い試合のなかで、6人それぞれが持ち味を発揮したが、終盤にかけて主導権は再び彩羽組に傾く。
中盤、メガトンが復活しリングに戻ると、重量級ならではのショルダータックルとボディープレスで彩羽をなぎ倒す。一時は試合を制圧しかけたものの、咲夜が彩羽との連携で再び流れを取り戻すかに見えた。
しかし、最後に咲夜が再び毒霧を噴射。今度は高瀬に向けての一撃だったが、レフェリーが目の前で確認したことで即座に反則裁定が下された。
<試合結果>
第4試合 6人タッグマッチ
彩羽匠
愚零闘咲夜 ×
彩芽蒼空
vs
青野未来
高瀬みゆき 〇
メガトン
8分59秒 反則
※毒霧攻撃により
この結果に高瀬がリング上で激怒。「オイ、咲夜ぁぁぁ!オマエいい加減にしろや!許さんからな、咲夜。来週、品川ビッグマッチ、私の本当の正規のパートナー連れてくるからな。覚悟しとけよ、咲夜!」と怒声を上げ、会場の空気がさらにヒートアップ。
そんな混乱の最中、リング上に突如現れたのがマリーゴールドのビクトリア弓月だった。観客が驚くなか、堂々とマイクを握り、「彩羽匠さん、詩美さんとの試合をもったいぶってるのが許せないです。私、彩羽匠にムカついてるんですよ。来週、品川で私とGHC女子のベルトやりませんか?私、意外と強いんで」と挑戦を直訴。
これに彩羽も即応。「品川?行けたら…とか言うわけないよ。ウチも弓月のこと、ものすごくムカついてるんで来週、品川GHCやってやるよ。私、実際に強いんで」と、ニヤリと笑いながら受諾。場内は次戦への期待感に包まれた。
バックステージではそれぞれの選手が激しい思いを吐露。
彩羽は「試合自体はね、愚零闘咲夜の毒霧によって不本意な形になってしまったんですけど。でも、それは自分の中で想定内だし。そのあとですよね。このGHC女子、自分は林下詩美とやりたいと思ってます。もったいぶっているとかじゃなくて、この魔法があるからこそ決めきれなかった。いつ何時、防衛戦が来るがわからないというところもあったから。まあ、もったいぶってたって形になるのかな。でも、今回ね、ビクトリア弓月が来たけど、なんかすごい大口叩く小娘っていうイメージしかないんで。上手く次の品川、WRESTLE MAGICでしっかりひねり潰して、林下詩美にいけるように持っていきます」と次戦に向けて闘志を燃やした。
高瀬は「なんやねん?咲夜、ホンマに。うちはマリゴでもないし、マーベラスでもないし。うちはフリーランスの人間です。フリーランス・高瀬みゆきです。でも、このマンマジに出てる時は、マンマジの女子としての気持ちでリング背負って戦ってるし、もちろんGHCのベルトにも私はよきタイミングで挑戦したいと思ってる。なのに、なんやねん、あいつ。2週連続で毒霧って。なにがしたいんか、正直わかりません。来週品川、私は魔法の力で、私の正規のタッグパートナーを連れてきて、咲夜にしっかり目に物見せてやります。来週、咲夜、覚悟しとけよ」と逆襲宣言。
青野も「私もこのMONDAY MAGICっていうすごく刺激的なリングで試合ができて嬉しいんですけど、対戦相手に、今団体対抗戦をしているマーベラスの彩羽匠、彩芽蒼空がいたんで。正直、自分が勝ちたかったというのもありますし、もっともっとマリーゴールドをアピールするためにも、もっともっと自分の力を発揮したかったなというところが悔しいところです。またこのリングに上がれるように頑張ります。ありがとうございました」と無念の表情。
初参戦のメガトンも「初マンマジ、ガオー! 初毒霧もかかったけど、またこのリングに必ず戻ってくるから。覚悟しとけ、ガオー!」と怪獣さながらのコメントで締めた。
一方、彩羽は試合後のコメントで「想定内だった」としながらも、「自分は林下詩美とやりたい」とあらためて明言。「弓月は大口叩く小娘」と切って捨てつつも、「次の品川WRESTLE MAGICでしっかりひねり潰す」と王者の自信を見せた。
ビクトリア弓月も「おい、彩羽匠。詩美さんとの試合、もったいぶってる場合じゃねえぞ。私は彩羽匠にムカついてんだよ。来週の品川でGHC女子のベルトを懸けて、その気持ちを彩羽匠に刻み込んでやるから。私はマリーゴールドを背負って、そして自分が成長するために、GHCのベルトを懸けて戦う。そして、そのベルトを懸けて戦う姿、皆さん楽しみにしといてください」と覚悟をにじませた。
闘いの舞台は、6月30日・品川ステラボールへ。混沌とした女子戦線の火種は一層勢いを増し、彩羽匠vsビクトリア弓月のGHC女子王座戦、そして高瀬みゆきが語った“正規のパートナー”とのリベンジマッチへと発展していく。
<写真提供:プロレスリング・ノア>
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