【ドラゴンゲート】7.13神戸ワールド大会で激戦必至!全王座戦線が揃い踏みの大舞台に

プロレス団体ドラゴンゲートが7月13日に開催するビッグマッチ「KOBEプロレスフェスティバル2025」(兵庫・神戸ワールド記念ホール)に向けて、追加対戦カードを一挙発表。中でも注目を集めるのが、GAORA TV王者・他花師の初防衛戦だ。
今年、全日本プロレスのリングで同王座を奪取した他花師が、斎藤了GMとの約束通り、神戸の大舞台での初防衛に臨む。しかも、形式は5WAYマッチ。対戦相手はKzy、土井成樹、望月成晃、KAIというドラゴンゲートを代表する歴戦の猛者たちがずらりと並ぶ。しかもこの試合は「勝者=新王者」という一本勝負ルール。王者・他花師が王座を守るには、自ら勝利をもぎ取るしかない過酷な条件が課された。
この形式では、他人同士の勝敗でも王座移動が成立する。リング内の全ての動きがタイトルの行方を左右する緊張感あふれる一戦だ。斎藤GMの「サバイバル・デスマッチ」的発想が吉と出るか、凶と出るか――。王者・他花師の試練が始まる。
また、もうひとつのシングルタイトル戦にも注目が集まる。オープン・ザ・ブレイブゲート王者U-Tに、勢いに乗る田中良弥が挑戦する。U-Tは昨年の王座戴冠以降、冷静な試合運びと多彩なテクニックで防衛を重ねてきた。一方、田中はキャリアわずか2年にして3度目の挑戦。急成長著しい若獅子が“勇気の扉”をこじ開けるか、それともベテラン王者が盤石の防衛劇を演じるか。
さらに因縁深まるカードも並んだ。ストロングマシーン・Jと菊田円の抗争が、ノーDQマッチで決着の時を迎える。反則も場外カウントもなし。どちらかが動けなくなるまで終わらない“逃げ場なし”の完全決着ルールだ。両者の意地とプライドが火花を散らす。
すでに発表されていたメインイベント、オープン・ザ・ドリームゲート王座戦では、王者YAMATOと挑戦者シュン・スカイウォーカーが激突。空中殺法と頭脳戦が交錯する注目の一戦だ。
その他、神戸大会らしい豪華カードがずらりと並ぶ。オープン・ザ・トライアングルゲート(6人タッグ)王座戦は、3チームによる3WAYマッチで争われる。王者組のISHIN&加藤良輝&帆希が、ルイス・マンテ&フラミータ&ベンディート組、さらにRiiita&JACKY“KAMEI”&望月ジュニア組と三つ巴の争いを繰り広げる。
タッグ王座・オープン・ザ・ツインゲート戦も要注目。現王者組の箕浦康太&ジェイソン・リーが、豹&Ben-Kの挑戦を受ける。スピードと連携の王者組に、破壊力抜群の挑戦者組がどう切り込むか。
また、スペシャルタッグマッチとして、吉岡勇紀&ドラゴン・ダイヤが、ドラゴン・キッド&“X”のミステリアスパートナーと対戦するカードも用意された。“X”に誰が入るのか――当日までファンの予想合戦が加熱しそうだ。
激動の2025年、団体の象徴でもある神戸大会は、まさに群雄割拠の様相を呈している。複数王座が懸かるこのビッグマッチを制し、夏の主役の座に躍り出るのは誰か。各選手の闘志が交錯する一日となりそうだ。