【ドラゴンゲート】“復活”懸ける吉岡勇紀が高校の大先輩・棚橋弘至超え誓う!「棚橋さんのハイフライフローを俺のフロッグスプラッシュで超えてみせる」

プロレス団体ドラゴンゲートが7月3日、東京・後楽園ホールで『AGGRESSIVE GATE 2025』を開催した。年間最大のビッグマッチとなる7・13神戸ワールド記念ホールで、岐阜県立大垣西高校野球部の大先輩・棚橋弘至(新日本プロレス)と対戦する吉岡勇希が先輩超えを誓った。
吉岡は2022年7月にはオープン・ザ・ドリームゲート王座を戴冠し、ドラゴンゲートの頂点に立った。だが、網膜剥離のため、2023年末から長期欠場。今年3月、1年3ヵ月ぶりの復帰を果たしたが、まだまだ本来の調子には戻らず。5・5名古屋での金網6WAYマッチでは、D’Courageの仲間だった菊田円に裏切られて敗退し、丸坊主にされた。その後もなかなかつての勢いを取り戻せずにいた。そんななか、斎藤了GMが吉岡の復活を願って、神戸大会での吉岡&ドラゴン・ダイヤvs超大物X&ドラゴン・キッドをマッチメイク。キッドが新日本6・29名古屋大会に来場し、棚橋に「X」としての参戦を直訴し、棚橋が快諾していた。
今大会では吉岡&ダイヤが、その前哨戦としてキッド&土井成樹と激突。吉岡は土井にドロップキックを叩き込むも、ノット・ハグの連係で劣勢に回る。それでも吉岡はキッドにバトルフック、変型ドライバーを見舞うもカット。ダイヤが土井にレプテリアンラナもカウントは2。キッドは雪崩式フランケンシュタイナーを敢行し、吉岡はキッドに垂直落下式ブレーンバスターで反撃。しかし、ノット・ハグの合体技ドイブルがズバリと決まり、吉岡から3カウントを奪取した。
この日も勝利を手にできなかった吉岡に対し、キッドが「棚橋選手が吉岡、オマエのために力を貸してくれるって言ってたぞ。棚橋さんも心配してたけど、吉岡、オマエなら必ず乗り越えられると俺は思ってるから。期待してるよ」と対戦相手ながらエール。パートナーのダイヤは「俺は誰よりも隣で過ごしてきた時間が長いからこそ、吉岡さんにはもっと上を目指してほしいと思ってます。ここにいる吉岡さんファンの誰よりも、俺が吉岡勇紀に夢を見てるんで。7月13日、神戸ワールド、最高の吉岡勇紀を見せてください。隣には俺がいるから大丈夫です」とエールを送った。
吉岡は「ダイヤ、キッドさん、俺のためにありがとう。そして、棚橋選手。俺の戦いを受けてくれてありがとうございます。同じ岐阜県大垣市出身、同じ高校、同じ野球部の先輩として、そして日本を代表するレスラーとして、棚橋さん、非常に尊敬しています。だけど、棚橋さんと戦った、体感できたこの気持ちは今日ここで封印します。棚橋さんのハイフライフロー、それを俺のフロッグスプラッシュで超えてみせる。必ず超えてみせる。そして、ドラゴンゲートのトップにまた返り咲いてやるからな。神戸ワールド、楽しみにしとけ」と力強く宣言した。
バックステージでも吉岡は「必ず棚橋弘至、そしてハイフライフロー、俺のフロッグスプラッシュで超えてみせる。ドラゴンゲートのトップに立つためには、それが必要なんだ」と力を込めた。
「AGGRESSIVE GATE 2025」
7月3日(水)東京・後楽園ホール
第6試合:タッグマッチ
●吉岡勇紀、ドラゴン・ダイヤ vs ドラゴン・キッド〇、土井成樹
(13分33秒: ドイブル)
<文/写真:ミカエル・コバタ>
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