【全日本】新調ベルトを手に宮原&青柳が世界タッグV3達成!鈴木&真霜が次期挑戦表明「オマエらとなら、この夏のフェスティバルを世の中に感じさせられそうな気がするよ」

全日本プロレスの歴史をつなぐ“第100代王者”が新時代の扉を開いた。

7月17日、東京・後楽園ホールで開催された「サマーアクションシリーズ2025」で、世界タッグ王者の宮原健斗&青柳優馬組が大森北斗&タロースの北斗軍を退け、王座3度目の防衛に成功。

新たにお披露目された世界タッグのベルトを、その手にしっかりと掲げた。

「サマーアクションシリーズ2025」
日時:7月18日(木)開始18時30分
会場:東京・後楽園ホール
観衆:855人

試合前、場内に注目の空気が漂った。

長年使用されてきたインターナショナル・タッグとPWF世界タッグの伝統ある2本のベルトはこの日をもって役目を終え、新調されたデザインが公開された瞬間、会場には大きなどよめきが広がった。

全日本プロレスが築いてきた半世紀以上の歴史に敬意を払いつつ、新たな世代へとバトンが渡された瞬間である。

リング上では、2メートル超の巨体・タロースが王者組を徹底的に追い詰めた。

セコンドからの度重なる介入、さらに大森の反則気味の攻撃も重なり、序盤から青柳が孤立。

王者としての威信をかけた試合は苦しい展開を強いられた。

しかし、中盤以降に光ったのは“ビジネスタッグ”の連携だった。

青柳が北斗軍の合体攻撃を機転で回避すると、宮原が場外でタロースを抑え込み、その隙を突いて青柳が大森をロックスターバスターからのTHE FOOLで沈めた。

試合時間は17分15秒、王者組が渾身の勝利を手にした。

<試合結果>

▼第5試合 世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
<第100代王者組>
宮原健斗
青柳優馬 〇
vs 
<挑戦者組>
大森北斗 ×
タロース
17分15秒 THE FOOL→エビ固め
※第100代王者組・宮原健斗&青柳優馬が3度目の防衛に成功

この試合、宮原は青柳の“無茶ぶり”により、もし敗れれば「全日太郎」への改名を余儀なくされるという一風変わった背景があった。

勝利の瞬間、改名の危機を免れた宮原は、静かに新調されたベルトを両肩にかけ、リング中央で堂々と立ち尽くした。

勝利の余韻が残る中、突如として鈴木秀樹がリングに登場。続いて真霜拳號も現れ、次なる挑戦者として名乗りを上げた。鈴木は冷ややかに問いかける。

「青柳優馬、最近ふざけすぎてませんか? 私が『全日本プロレスの象徴は宮原健斗だ』と言ったのに、その直後に『髪の毛をかける』だの『名前をかける』だの……象徴に対して、ふざけすぎじゃないですか? 本気でやれますか?」

この言葉に青柳は即答した。「本気です」。言葉少なに、だが強く言い切った。

対する宮原も一歩前に出る。「鈴木秀樹。俺はお前にチャンピオン・カーニバルで負けてるんだよ。借りもあるんだよ」と鋭くにらみつけた。

両者の間に火がついたのは明白だった。決戦の舞台は8月3日、大田区総合体育館。真夏の大一番に向けて、挑戦者と王者の火花がすでに散り始めている。

バックステージでのコメントも、両者の覚悟を物語っていた。宮原は「このニュータイプのベルトと鈴木秀樹、真霜拳號、オマエらとなら、この夏のフェスティバルを世の中に感じさせられそうな気がするよ。8.3大田区、真霜拳號、鈴木秀樹、勝負だ」と呼びかけると、青柳は新ベルトに言及しつつ意気込みを語った。

「このベルトに俺たちビジネスタッグの汗を染み染みにさせて、俺たちの匂いをこびりつけてやる」

伝統と革新のせめぎ合いの中で、全日本の“象徴”は次なる防衛戦へと向かっていく。

かつての名レスラーたちが巻いてきたタッグの象徴――その継承者としての責任を、宮原と青柳がその肩に確かに背負った。

<写真提供:伊藤ミチタカ氏>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加