【ガンプロ】今成夢人“ファンとしての眼差し”最後の相手、望月成晃を王者として迎え撃つ覚悟「これは、ただのチャレンジマッチじゃない」

その男の戦いは、常にエモーショナルだ。喜び、怒り、哀しみ、そして、プロレスへの底なしの愛。全ての感情をリング上で爆発させ、観る者の魂を揺さぶる。ガンバレ☆プロレスのスピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王者、今成夢人。

団体の威信を懸けた防衛ロードを突き進む彼の前に、あまりにも強大で、そして、彼がファン時代から憧憬の眼差しを向けていた“最後の相手”が姿を現した。DRAGONGATEの“魂の蹴撃王”望月成晃。

渡瀬瑞基の10周年記念試合と共に、ダブルメインイベントとして行われる8.26後楽園ホール決戦。王者として、彼は何を背負い、何をぶつけるのか。レジェンドへの熱き想い、王者としての矜持、そしてガンバレ☆プロレスの未来。その胸の内にある、マグマのような感情の全てに、深く迫った。

渡瀬瑞基デビュー10周年記念大会『サマーフィルムにon the 2025』
【日時】2025年8月26日(火) 開場17:45 / 開始18:30
【会場】東京・後楽園ホール

【決定対戦カード】

▼スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合
<王者>今成夢人 vs 望月成晃(DRAGONGATE)<挑戦者>

■「大家代表の夢にただ乗り」―まさかの挑戦者、望月成晃

――8.26後楽園ホール、スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合。挑戦者が、DRAGONGATEの望月成晃選手に決定しました。これ以上ない強敵であり、ビッグネームです。まずは、この防衛戦への意気込みをお聞かせください。

今成:意気込み……そうですね、まず、「まさかの挑戦者が来たな」というところですね。もともと、望月さんをガンプロのリングに上げたのは、大家(健)代表が「望月さんとタッグを組みたい」という、その一つのモチベーションから始まったことなんです。言ってみれば、あれは大家代表の“夢”だった。その、代表の夢に、僕がただ乗りさせてもらっているような感覚です。「あの人の夢を、こっちの夢で食べさせてもらっていいんだ」みたいな。

――(笑)。

今成:代表にはちょっと申し訳ないですけど(笑)。でも、こっちとしては、王者として、いつでも、誰が来てもやるっていう準備はしていたつもりなんで。こんなに願ったり叶ったりなことはないな、と。てっきり、望月さんは大家代表とタッグのベルトを狙いに行くものだとばかり思っていたので。まさかの路線変更に驚きつつも、今は「願ったり叶ったり」という気持ちが一番強いですね。

■55歳の脅威。「何これ?」と感じる“魂の蹴撃王”の圧倒的存在感

――挑戦者・望月成晃。その存在は、王者として、どのように映っていますか?

今成:脅威ですよね。今、55歳ですよね。普通、人間として、その年齢になれば体型が崩れたり、気力や体力が衰えてきたりするのが一般的だと思うんです。普通のスポーツ選手であれば、とっくに引退して、第二の人生を歩んでいる。でも、あの人は、自分の息子さんをプロレスラーとしてデビューさせながら、かつ、自分もバリバリの現役で、トップコンディションを維持している。それって、「何これ?」っていう、理解を超えた領域ですよね。

――コンディションだけでなく、プロレスファンからの支持も絶大です。

今成:そうなんです。望月さんがガンプロのリングに上がった時、改めて「この人は、本当にプロレスファンに浸透している人なんだな」と感じました。“モッチー”コールが、ものすごくて。本当に、ファンに愛されている。コンディション、人気、そして、その圧倒的な存在感。全てが一級品だな、と。

――まさに“魂の蹴撃王”という言葉が相応しい人だと思います。マイクパフォーマンスでの、会場を掌握する力も凄まじいものがあります。

今成:すごいですよね。DRAGONGATEという団体が、もともとアスリート色の強い、ハイレベルなプロレスを展開しながら、同時に所属選手のトーク力が突出している、という特殊な場所だと思うんですけど、その中でも望月さんは別格。先日の大家代表とのマイクの応酬でも、大家代表の世界観に合わせながら、その上から完全に被せていく。あの技術と胆力は、本当にすごいなと思いました。

■“ファンとしての眼差し”を注げる、最後の相手

――その偉大なレスラーと、団体の至宝を懸けて戦うことに、特別な喜びはありますか?

今成:喜び……そうですね。僕は今年40歳になるんですけど、これまでのプロレス人生で、ファンだった頃に見ていた選手と戦わせてもらう、という経験は、本当にたくさんありました。大谷(晋二郎)さん、高岩(竜一)さん、大仁田厚さん……。そういう、自分にとって特に強い意味での“ファンだった”相手と戦うことで、ある種のファン心みたいなものは、もう、満たし尽くした、と思っていたんです。
でも、まさか、自分のプロレス人生で、望月さんと戦う日が来るとは、夢にも思っていなかった。僕がファンだった頃、まだ全日本プロレスにM2Kとして上がっていた時代や、登龍門JAPANの旗揚げ当初から、ずっと会場で見ていましたから。だから、今思うと、僕が純粋な“ファンとしての眼差し”を注げる、本当に最後の相手なんだろうな、という気がしますね。

――その憧れの相手との対戦が決まり、今は胸が躍るような感覚でしょうか。

今成:今は、そうですね。でも、最近、緊張がすごくて。ここ2ヶ月ぐらい、ガンプロの大会前日は、全く眠れないんです。プレッシャーが、ものすごくて。

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