【全日本】「これが全日本プロレスジュニアだ!」青柳亮生、盟友HAYATOとの死闘制しジュニフェス優勝!新時代の到来を告げる魂の戴冠
全日本プロレスは8月3日、東京・大田区総合体育館にて『熱闘!サマーアクションウォーズ2025』を開催。そのメインイベントで行われた「ゼンニチJr.フェスティバル2025」優勝決定戦で、青柳亮生が盟友であり最大のライバルでもあるライジングHAYATOを30分に迫る死闘の末に破り、初代覇者の栄冠に輝いた。全日本の未来を担う二人が見せた、勝敗を超えた魂のぶつかり合いは、ジュニアヘビー級新時代の完全なる到来を告げる、歴史的な一夜となった。
「熱闘!サマーアクションウォーズ2025」
日時:2025年8月3日(日)開場時間14:00 開始時間15:00
会場:東京・大田区総合体育館
観衆:2,020人
ヘビー級の影に隠れがちだったジュニアの価値を、自らの手で引き上げたい。そんな青柳亮生の提唱から始まった今大会。その決勝の舞台に、Aブロックを勝ち上がったHAYATOと、Bブロックを制した亮生が立ったことは、必然であったのかもしれない。

同じ1999年生まれ。若手時代からタッグチーム「アツハヤ」として苦楽を共にし、上の世代が次々と去っていく中で、新たな全日本プロレスの景色を二人で創り上げてきた。華麗な空中殺法を武器に、旧来の“飛ばないジュニア”のイメージを刷新し、新たなファン層を開拓した立役者。そんな二人が、自らの手で創り上げた舞台の主役として、ついに頂点を懸けて激突した。

試合は、互いのすべてを知り尽くした者同士ならではの、息をのむような攻防となった。序盤、HAYATOが場外のバルコニーからプランチャを敢行するという危険なダイブで観客の度肝を抜けば、亮生も多彩な返し技で応戦。それは、憎しみ合う者同士の戦いではなく、互いを高め合い、そしてジュニアの未来を証明するための、魂の対話であった。

25分過ぎ、試合は壮絶な消耗戦に突入する。互いに満身創痍の中、馬乗りになってエルボーとチョップを打ち合う。気力と気力がぶつかり合う中、最後は亮生が意表を突くラリアットから、ハウザーインパクト、そして必殺のファイヤーバードスプラッシュを完璧に決め、3週間にわたる過酷なリーグ戦、そして盟友との死闘に終止符を打った。
試合後、両者は固い握手と抱擁を交わし、互いの健闘を称え合った。そして、マイクを握った新王者は、その視線を次なる頂へと向けた。 「これが全日本プロレスジュニアだ。そして優勝したのは青柳亮生だ!この超誰が勝つか分からないこのリーグ戦を勝ち抜き、ライジングHAYATOを倒し、このトロフィーを手に入れたわけだが、もう一つ足りないものがある。そうだ、世界ジュニアが足りない。優勝したってことは権利ありますよね」

その言葉に応え、リングに現れたのは現・世界ジュニアヘビー級王者の吉岡世起。「断る理由が何も見当たりませんでした」と挑戦を受諾すると、亮生はその舞台に、自らの地元である8月10日の長野・松本大会を指定した。この日は、兄・青柳優馬も三冠ヘビー級王座に挑戦することが決定しており、青柳兄弟が地元で揃って王座獲りに挑むという、最高の舞台が整った。
バックステージで、亮生はその胸の内を語った。 「あぁ、キツかった!正直キツかった。リーグ戦ももちろんキツかった。決勝もキツかったけど、ここに全日ジュニアを、俺だけじゃないけどさ、みんなでここに持ってくるまで相当キツかったよ。(中略)そんな思いもすべて青柳亮生が覇者として、次松本でベルトを獲って、世界ジュニアチャンピオンとして受け止めて、全日ジュニアをナンバーワンにこれからも持っていきますんで。楽しみにしといてください。お客さんは楽しんでくれればいいんですよ。キツいのは俺たちで。楽しませますんで、楽しんでください!」
自らの手で創り上げた舞台で、最高のライバルと最高の試合を見せ、そして最高の未来へと繋げた青柳亮生。その両肩には、全日本ジュニアの未来が、確かに託された。
<写真提供:伊藤ミチタカ氏>














