【WWE】真夏の夜の悪夢『サマースラム』 夢と希望は、混沌と絶望に塗り替えられた!

【女子戦線の頂点。逸女イヨ・スカイ、名勝負の末に見た狡猾な王者の掌】


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二日間にわたる混沌の中で、日本の“ジーニアス・オブ・ザ・スカイ”イヨ・スカイもまた、その輝きを存分に放っていた。

王者ナオミ、そして“女帝”リア・リプリーとの女子世界王座を懸けた3WAY戦。それは、女子プロレスのレベルの高さを改めて証明する、ハイレベルな攻防の連続であった。


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イヨは、スワンダイブ式のミサイルキックから619、さらには場外の二人へ向けたムーンサルト弾と、その空中殺法で6万人の大観衆を魅了した。


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リアのリップタイドを切り返してのDDT、クロスフェースロックと、その非凡なレスリングセンスも存分に発揮。

大観衆から「これぞ名勝負!」のチャントが巻き起こったのも、当然の結果であった。


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勝負の分かれ目は、あまりにも一瞬であった。リアがナオミをリップタイドで沈め、勝利を確信したその瞬間、王者がするりとリアを丸め込み、レフェリーの死角を突いてタイツを掴み、3カウントを奪取。

イヨもリアも、その狡猾な王者の掌の上で、ただ呆然と立ち尽くすしかなかった。王座奪回はならなかったものの、イヨ・スカイが世界の頂点に最も近い存在の一人であることを、改めて証明した一戦であったことは間違いない。

二日間にわたる真夏の祭典は、終わった。しかし、我々の心に残ったのは、感動的な結末ではない。策略によって打ち砕かれた夢、野獣の帰還によって生まれた新たな闘争、そして、狡猾さが支配する女子戦線。

そこにあるのは、甘い感傷など微塵もない、弱肉強食のリングだけである。この混沌と絶望の先に見える景色こそが、我々プロレスファンが最も愛してやまない、最高のエンターテインメントなのだ。闘いのゴングは、今、鳴ったばかりである!


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この日の大会の模様は、日本国内では動画配信サービス「ABEMA」にてPPV放送され、多くのファンがリアルタイムで観戦した。

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