【新日本】TV王者の意地!ファンタズモ、YOSHI-HASHIの『G1』決勝進出に待った!試合後には10月、20周年に向け「準備が整ったら、エース、正式に決めよう」

新日本プロレスは8月8日、神奈川・横浜武道館にて“真夏の最強戦士決定戦”『G1 CLIMAX 35』第14戦を開催した。

『G1 CLIMAX 35』
日時:2025年8月8日 (金) 17:30開場18:30開始
会場:神奈川・横浜武道館
観衆:2,448人

Bブロック公式戦で、すでにリーグ戦敗退が決定しているNJPW WORLD認定TV王者エル・ファンタズモが、決勝トーナメント進出へ向け負けられないYOSHI-HASHIを破るという、王者の意地を見せつけた。

試合後、ファンタズモは自らのレスラー20周年となる10月に向け、新日本プロレスの“エース”との対戦を熱望した。

G1の優勝争いからは脱落したファンタズモ。しかし、その腰にはTV王者のベルトが巻かれている。

一方、ここまで4勝3敗と好成績を残すYOSHI-HASHIにとって、この一戦は決勝トーナメント進出を大きく手繰り寄せるための重要な試合であった。消化試合か、それともサバイバルマッチか。

対照的な立場で迎えた一戦は、互いのプライドが激しくぶつかり合う、壮絶な死闘となった。

試合は、ファンタズモが序盤から空中殺法を駆使し、猛攻を仕掛ける。しかし、場外へのムーンサルトアタックをかわされ、足を痛めるアクシデントに見舞われると、試合はYOSHI-HASHIのペースに。

逆水平チョップやKUMAGOROSHIで、王者を徹底的に追い込んでいった。しかし、この日のファンタズモの心は折れていなかった。絶体絶命のピンチを乗り越えると、トルネードDDTやトペ・スイシーダで反撃。

終盤、YOSHI-HASHIの必殺技カルマを切り抜けると、不意打ちのサドンデスからCRⅡ、そしてブレインサラダ、とどめのサンダーキス’86という必殺技のフルコースで、快進撃を続けていた男を完全に沈黙させた。

<試合結果>

▼第6試合 30分1本勝負 
『G1 CLIMAX 35』Bブロック公式戦
エル・ファンタズモ 〇(4勝5敗=8点)
vs
YOSHI-HASHI ×(4勝4敗=8点)
12分30秒 サンダーキス’86→エビ固め

G1の夏は終わった。しかし、ファンタズモの物語は、ここからが本番であった。バックステージで、ファンタズモはその視線を、すでに未来へと向けていた。

ファンタズモ「今年の『G1 CLIMAX』について、たくさん言いたいことはあるが、考えれば考えるほど、愚痴を言う必要はないなと思う。たらればの話や、愚痴を言う必要はないんだ。NJPW WORLD認定TV王者として、『G1 CLIMAX』最後の4大会をしっかりやるっていうのはどうだ?実際、感謝すべきことがあって、2種類のシャツが売れてる。タオルもある。大ヒットのタオルを販売中だ。そしてバカげたサングラス。開発に3年費やして、欲しい人なんていないと思っていたけど、日本で会場に来るファンが求めて、毎日在庫を確保するのが大変なぐらいだ。
インターネットの人、テレビで見る人、YouTubeやNJPW WORLDで見る人、俺はTHE HEADBANGAだ。俺はNJPW WORLD認定TV王者だ。俺はELPだ。気持ちを立て直して、これまで以上に強くなって戻ってくるよ。もしかしたらベルトのレザーが、レスラーが誇らしく掲げられるように変わって戻ってくるかも。今はあまり誇らしくないからね。いつ、どこでかはわからないけど、また防衛戦をする。
最後に言いたいことがある。皆、Twitterで引用してくれていいよ。10月は俺のレスラー20周年記念の月だ。今の俺は『SUPER Jr.』でないが、10月に、とある大きな大会が、とある大きな会場で行われる。そして、ニュージャパンで組まれるべき、とあるELPのドリームマッチがある。(※記者たち一人ひとりを指して)君も、君も、君も、君も、君も、わかるだろう。誰が相手か、皆わかってる。だから、準備が整ったら、エース、正式に決めよう」

一方、痛恨の4敗目を喫し、決勝トーナメント進出が絶望的となったYOSHI-HASHIは、その悔しさを滲ませた。

YOSHI-HASHI「さすがに彼もシングルのチャンピオンだけあるとしか言えないよ。負けちまったよ。勝ってシングルのタイトルにつなげる大きな大きなチャンスだった。クソ……。でもまだわかんない。まだ今日の結果次第で、残る可能性は十分あるんだ。まだ終わってねえからな、オイ、いいか。このリーグ戦終わるまで、わかんねえぞ、オイ。まだまだチャンスあんだ。オイ、終わっちゃいねえからな、オイ」

TV王者として、そして一人のレスラーとしての意地を見せつけたファンタズモ。その一勝が、Bブロックの行方をさらに混沌とさせると共に、秋のビッグマッチへ向け、新たな、そしてあまりにも大きな物語の幕開けを予感させた。

<写真提供:新日本プロレス>

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