19歳の決断から1年半のビクトリア弓月 マリーゴールドの頂点が見えてきた!

【WEEKEND女子プロレス♯80】

 マリーゴールドのビクトリア弓月はデビューからわずか4カ月でスターダムを退団、新団体に飛び出した。当時19歳の決断だった。退団を発表してから1年半、現在の彼女には新天地での頂点が見えている。

 DRAGON GATEでプロレスを知り、WWEでファンになった。高校3年生の夏に家族と自身が新型コロナウイルスに感染。このとき「自分のやりたいこと、本当に好きなことをしよう」とプロレスラーになることを決意し、スターダムに入門した。デビュー戦は2023年11・17大阪での渡辺桃戦。弓月は初戦から新人離れしたスピードと切れ味鋭い丸め込みで高いポテンシャルをアピール、年明けのトーナメントを制し、23年度の新人王にも輝いた。その11日後には、岩谷麻優に直訴しSTARS入り。新人のユニット加入一番乗りを果たしてみせたのである。


「写真提供:マリーゴールド」

 順風満帆な船出に見えた弓月のプロレス生活。ところが3月に退団、4月の新団体発表会見に彼女の姿もあった。スターダムの先輩レスラーが一緒とはいえ、常識的に考えれば無謀な決断と言わざるを得ないだろう。ではなぜ、弓月は旗揚げ前のマリーゴールドを選んだのか。若気の至りか、それとも?

「いろいろ理由があるわけではないんです。ただ(ロッシー)小川さんについていきたい。小川さんのプロレス脳に惹かれていたところがあったので、そういう人のもとで自分を新たに輝かせていきたいと思って、自分も移ることにしました。それが一番の理由ですね。新団体がなかったらプロレスはやめていたか? それはいっさいないです(笑)。そのまま(スターダムで)頑張っていましたね」

 かねてから「ほかの新人たちと同列に並ぶわけにはいかない」と話していた弓月。だからこそユニット一番乗りも果たし、ライバルたちの先を走ろうとした。実際、弓月が他者をリードしていたのは事実である。しかし移籍に関してはライバルとは無関係。自身の可能性を最大限に生かす場所として、あえて冒険の道を選んだという。

 

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