【マリーゴールド】ロッシー小川、二度目の両国決戦を語る「時を経て、大きくなった二人が戦う。それが両国という舞台に相応しい」岩谷麻優vsイヨ・スカイ実現の舞台裏
2024年5月の旗揚げから、女子プロレス界に新風を巻き起こし続けるマリーゴールド。その勢いは留まることを知らず、旗揚げからわずか1年半で2度目となる両国国技館大会『Marigold GRAND DESTINY2025』の開催を決定した。
発表されたカードは、いずれも団体の”今”と”未来”を象徴する珠玉のラインナップ。中でも、約7年半の時を経て実現する岩谷麻優とイヨ・スカイ(WWE)の「サンダーロック対決」は、日本のみならず世界のプロレスファンを興奮させている。
このビッグマッチを前に、マリーゴールドを率いるロッシー小川代表に話を伺った。稀代のプロデューサーは、この”運命の一戦”に何を想い、団体の未来をどう描いているのか。激動の1年半を振り返りつつ、その胸中に迫る。
『Marigold GRAND DESTINY2025』
日時:2025年10月26日(日)2:30PM
会場:東京・両国国技館
◆ “運命の再会”7年半の時を超えて、岩谷麻優 vs イヨ・スカイ「サンダーロック対決」

©マリーゴールド
――10月26日に2度目となる両国国技館大会をしますが、団体の勢いを象徴するようなビッグマッチです。その中でも一際、我々が度肝を抜かれた超ド級のカードが決定しました。まずは、今大会の見どころについて、発表されたカード一つひとつに込めた想いを伺えればと思います。
ロッシー:はい。
――冒頭から核心に触れることになりますが、約7年半ぶりとなる「サンダーロック対決」、岩谷麻優選手とイヨ・スカイ選手のシングルマッチが実現しました。この一戦は、ロッシーさんご自身の中でも「これしかない」というカードだったのでしょうか。
ロッシー:結局ね、両国というおっきな会場でやるからには、やっぱりスペシャル感がないとダメじゃないですか。そういう意味では、通常のマリーゴールドの選手だけじゃなくて、ゲストも必要だっていう中で、まあ変な話、WWEの選手を呼べる数少ない団体じゃないですか、ウチが。
――確かに、そのパイプはマリーゴールド最大の強みの一つですね。
ロッシー:かと言って、年中呼んでるわけじゃないですけど、それなりに経費もかかるんでね。だから、一番はね、ちょっと呼びたいなっていう中で、岩谷麻優対イヨ・スカイはもう、その二人の歴史もあるし、それを踏襲して見てもらいたいなと。だから、昔やってたもう7年半前の話と、今の二人の立場も違うし。だから、グーンとね、大きくなった二人がまた時を経て戦うというのが、どんな試合になるのかなっていうのを想像してもらうだけで、ワクワクするでしょ。
――まさしく、想像するだけで鳥肌が立ちます。二人が歩んできた7年半という時間の重みが、この一戦をより特別なものにしていると感じます。
ロッシー:なんだろうな……オーソドックスなプロレスだと思いますよ。二人のやるプロレスは。その中でも、純粋な強さと技術のぶつかり合いが見られるんじゃないかな。

――先ほどお言葉にもありましたが、二人の立場は当時とは全く異なります。かつて後楽園ホールで見ていた二人の対決が、今や両国国技館という大舞台に相応しい、日本と世界を代表するトップスター同士の激突にまで昇華した。極上のカードになりました。
ロッシー:当時見た人がね、どれだけいるかわからないですけど、また最近のイヨ・スカイの活躍っていうのはもうすごいわけじゃないですか。日本人で、WWEのレスラーとして初めてね、(レッスルマニアで)勝利を挙げた選手だし、もう別格になってる。そのイヨが日本の団体に来るってこと自体がすごいことなんだということを、もう分かってもらいたいなと。
――昨年の両国大会での林下詩美選手との一騎打ちも、その存在感は圧巻でした。特に、あの入場シーンは今でも鮮明に記憶に残っております。
ロッシー:結構、本人は入場にこだわってたんでね。確かに、あの日本でやってたときと全くやっぱり違う、独特の雰囲気とオーラを纏って入場してきましたんで、もうあれだけで鳥肌が立つっていうファンの人たちもすごく多かったと思いますよ。
【ただいまLIVE配信中!🏵️】
遂に!WWEスーパースター イヨ・スカイ入場‼️
fifth presents Queen of Queen
林下詩美 vs イヨ・スカイ(WWE)🔻7.13マリーゴールド両国大会・WRESTLE UNIVERSEでPPV生配信中!
今からでも見られる!https://t.co/in3nvg2M7M#wrestleUNIVERSE #pw_mg #WWE pic.twitter.com/6YegJeeYwl— WRESTLE UNIVERSE (@W_UNIVERSE2020) July 13, 2024
――WWEで見せる顔と、マリーゴールドのリングで見せる顔はまた違うものになるのでしょうか。
ロッシー:WWEで今見れるイヨ・スカイとマリーゴールドで見るイヨ・スカイは、多分違うと思うんですよ、試合の内容が。というのは、WWEはWWEのストーリーに乗っかった試合をしてるんで。でも、こっちはまた別じゃないですか。岩谷麻優vsイヨ・スカイは因縁はないので。だからそういう意味では、プロレスとして見せてくれるんじゃないかな。話が面白いとかそういうのじゃなくて、純粋に試合でしっかり見せてくれるかと。
――対する岩谷麻優選手ですが、イヨ選手が日本を離れてから、まさに日本の女子プロレス界のエースとして、業界を牽引して来ました。
ロッシー:そうですね。
えぇえええ!!!!!!
Xで両国のカード知るの!!??
びっくりした!!!!まさかの、イヨさんと!
シングルマッチ!
嬉しい!!!!びっくりしてあんま実感ない!
けど現実か!
楽しみ。七年半ぶり。長かった。 https://t.co/Pcv0zAHYhp— 岩谷麻優 MayuIwatani (@MayuIwatani) September 26, 2025
――かつては妹分のような存在だったかもしれませんが、今や日本のエースとして胸を張って対峙する。そのシチュエーションがたまりません。そして、このタイミングでタッグではなく、いきなりシングルマッチを組んだという点に、ロッシーさんの勝負師としての一面を垣間見た気がいたします。
ロッシー:やっぱりそれは両国なんで。ビッグマッチの、しかもこの二人であれば、一騎打ちしかないですよね。
――伺った話では、このカードはイヨ選手からのリクエストでもあったとか。
ロッシー:ええ。去年の両国の後、打ち上げやったんですよ、ちゃんこ屋で。で、イヨも来てくれて。その時に「また来年やるとしたら、誰とやりたい?」って聞いた時に、言ったのが「麻優、一択で」って。
――それはすごい話ですね!まだマリーゴールドへの入団が決まる前から。やはりイヨ選手にとっても、岩谷選手はそれだけ特別な存在であると。
ロッシー:あとね、他の選手に対する思い入れはないじゃないですか、言っちゃえば7年半前のことなんで。だから、それはもう全然違いますよ。だって、他の選手とやるって言われても、ピンとこないじゃないですか。
――ファンから見ても、今、イヨ選手の対角線に立つのに最も相応しいのは岩谷選手しかいない、と誰もが思っていたはずです。
ロッシー:だから、今活躍してる他の選手との対戦は、全く何ていうのかな、格っていうか、キャラも違うし。ピンとこないですよね、やっぱり。
――ご自身で決定されたカードではありますが、改めて、この一戦が実現することについて、ロッシーさんご自身の感慨はいかがですか。
ロッシー:まあ、そうですね……。実は、結構早く決まってたんですよね。決まってたっていうか、内々では話をしてて。あとはそのね、WWEサイドからの正式な許可というか、ビデオメッセージをずっと待ってた状態だったので。だから発表できた時は、ようやく、という感じでしたね。
――発表後のファンの皆様の反響はいかがでしたか。
ロッシー:Xの、あれ見てると閲覧数が70何万とかあったから、それなりにあったんじゃないですかね。SNSの数字が全てではないですけど、一つの指標にはなりますから。
7年半ぶりか‥やっと会えるね。#pw_mg pic.twitter.com/b55felkufz
— IYO SKY (@Iyo_SkyWWE) September 26, 2025
――やはり反響は大きかったですね。
ロッシー:まあ、そういうのを見るしか手段がないんでね。ただ、当てにもなんないんですよ、はっきり言って、コメントとかは。やっぱりチケットの売れ行きが一番正直ですよね。SNSって、良くも悪くも軽く見るもんだと思うんですよ。なぜかというと、どんどん上書きされて読み捨てられていくんで。ね。さっきすごく、たとえば炎上したとしても、もう次の日になったらみんな忘れちゃうじゃないですか。持続性がないものなんで、逆に我々は次々に、次々にネタを提供していくしかない。だから、そこに何を書かれたから、何を言われたかなんていうのは、あまり気にする必要はないなと。
――なるほど。
ロッシー:ただ、一つの意見としてはね、参考にしますよ。だって、コメントしてるのは一人、一人、一人じゃないですか。10人の意見でしか、100人の意見でしかないから。それはね、いろんな意見があって当たり前だし。それに、これが正しい、あれが間違いっていうのは、プロレスに正解はないんですよ。実際、その人がいいと思ったものが正解なんで。

©マリーゴールド
――それこそがプロレスの魅力であり、奥深さでもありますね。
ロッシー:特別なんですよ、プロレスは。例えば、野球、メジャーリーグだったら、それは数字を稼いだ人がいい選手になるじゃないですか。ホームラン何本打ったとか。プロレスはそうではないから。また特殊なジャンルというか。
――「サンダーロック」という言葉の響きに、当時を知るファンは胸を熱くしました。
ロッシー:でも、サンダーロック知らないんじゃないですか、今の人はね。もう7年半も前だから。サンダーロックというよりも、今の、あの頂点に上り詰めたイヨと麻優の試合っていうイメージですよね。国内で本当にもうスーパースターになってきた岩谷麻優、そしてWWEで世界を股にかけるイヨ・スカイ。この二人の本当に激突。もう好勝負間違いなしだと思いますけど。
――ちなみに、この試合はメインイベントになるのでしょうか。試合順も気になるところです。
ロッシー:試合順は記者会見で発表するので。
――当日の発表を楽しみにしております。














