【新日本】「俺はお前に人生を狂わされた」Yuto-Ice、4年越しの恨み爆発!IWGPタッグ前哨戦は上村との“個人的な戦争”へ
新日本プロレス10月4日の神奈川・平塚大会で行われたIWGPタッグ選手権試合の前哨戦は、王者“K.O.B”ことYuto-Ice&OSKAR組が勝利。
しかし、その勝敗以上に、挑戦者組の一人である上村優也と、王者Yuto-Iceの間に横たわる、4年越しの個人的な因縁が爆発。

10.13両国国技館での王座戦は、ベルトを巡る戦いと、復讐を懸けた“戦争”という、二つの側面を持つ、あまりにも危険な一戦となることが決定的となった。

この日のセミファイナル、上村は本間朋晃と、K.O.B.はIWGPタッグのベルトを手にリングイン。ゴング前から、上村とIceは額を突き合わせ、一触即発のムードで試合は始まった。

試合は、王者組が本間を捕まえ、そのパワーで蹂躙する展開となったが、リング内外で常に火花を散らしていたのは上村とIceであった。試合後もその乱闘は収まらず、セコンドが必死に引き離すほどの激しい憎悪をぶつけ合った。

その憎しみの根源は、4年前に遡る。バックステージで、Iceはその胸の内を、魂の叫びとして吐き出した。

「オイ、HEAT STORM!左ヒジがうずいてよ、たまんねえぞ。(中略)2021年2月14日、デビュー戦、あの日によ、俺はお前に人生を狂わされた。忘れとるヤツもよ、おるかもしれんが、俺はよ、1日たりともよ、忘れたことねぇぞ、オイ。テメーの面見とるとよ、左ヒジが疼いてならねぇ。(※左ヒジを曲げて)見ろよ、これ以上もう曲がんねぇんだ。ツケの清算はよ、次は俺がしてやるよ」
4年以上前、自らのデビュー戦で上村によって負わされた左肘の怪我。それは、Iceの中に宿る、消えることのない憎悪の炎であった。その復讐心は、パートナーのOSKARも「アイツの腕をへし折る瞬間を、Iceは待っている」と代弁するほどに、深く、暗い。
しかし、その憎悪を、上村は真っ向から受け止めた。

「オイ……オイ、Yuto-Ice、思っていたより全然。何がケンカだよ?アレがお前のケンカか?オイ、俺をもっと本気でブチギレさせてみろ、コノヤロー!」
王者K.O.B.は前哨戦で勝利を収めた。しかし、その先に待つ10.13両国での王座戦は、もはやベルトだけを懸けた戦いではない。
4年越しの復讐に燃えるIceと、その全てを受け止めると覚悟を決めた上村。二人の“個人的な戦争”が、IWGPタッグ王座戦を、予測不能な、あまりにも危険な領域へと導いていく。
<写真提供:新日本プロレス>
Pages 1 2














