【新日本】辻、王者ゲイブに魂の問いかけ「オマエにとって、このリングが一番大事だってことをな」“無所属”新体制で前哨戦快勝!
新日本プロレス10月4日の神奈川・平塚大会のメインイベントで、10.13両国国技館大会で行われるIWGP GLOBALヘビー級選手権試合の前哨戦タッグマッチが開催された。

挑戦者・辻陽太率いる“無所属”ユニットが、王者ゲイブ・キッド率いるBULLET CLUB WAR DOGSに快勝。
試合後、辻は王者ゲイブに対し、二人の間に存在する絆と、レスラーとしての“覚悟”を問う、魂のマイクアピールを行った。

この日の8人タッグマッチは、メキシコCMLLからティタンが“無所属”ユニットに合流しての初陣となった。

辻、鷹木信悟、高橋ヒロム、そしてティタンというカルテットは、序盤から息の合った連携でWAR DOGSを圧倒。最後は辻が外道を必殺のジーンブラスターで沈め、新体制の門出を最高の形で飾った。
試合後マイクを握った辻は、倒れたゲイブに対し、リング上から語りかけた。それは、単なる勝利宣言や挑発ではなかった。

「なあ、ゲイブ、覚えてるか?海外遠征で、オマエの住むイギリスで、俺たちの夢を語りあったこと。なあ、ゲイブ、覚えてるか?2月の初めてIWGPを懸けて戦ったあと、このリングの中心はオレたち二人であると、約束したこと。オレは信じてる。オマエにとって、このセルリアンブルーのリングが、一番大事だってことをな」
それは、二人が単なる敵対関係ではない、深い絆で結ばれたライバルであることを改めて示すと共に、ゲイブのレスラーとしての“魂”の在り方を問う、あまりにもエモーショナルな問いかけであった。
そして、辻は、自らの覚悟を叫んだ。
「でもな、ゲイブ、IWGPを背負うのは、このオレだ。覚悟はいいか!?『G1』で欠場したぶん、両国ですべてをさらけ出してこい!勝つのは、このオレだ!」

バックステージでも、辻は「なんだか今日肌を合わせてみて、全然本調子じゃねぇな。お前はそのレベルのレスラーじゃねぇだろう」と、ライバルの本気を引き出すかのように、さらなる奮起を促した。
ティタンの加入で5人体制となり、その勢力を拡大した“無所属”ユニット。そして、その中心でエースとしての覚悟を示した辻陽太。
バックステージで鷹木が「狙えるものは何でも狙うぜ!」と語ったように、このユニットが秋の闘いの中心となることは間違いない。
10.13両国でのIWGP GLOBALヘビー級王座戦は、単なるベルトを懸けた戦いではない。辻とゲイブ、二人のライバルの“魂”の在り方が問われる、あまりにも深い物語となる。
<写真提供:新日本プロレス>
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