【新日本】藤波辰爾が「殺し合いじゃないぞ!」と伝説の“ドラゴンストップ”発動!石森興行、最後は超人が120分間のハードマッチを完走

新日本プロレスの“超人”石森太二が、自らの限界に挑む『超人・石森太二はもっと無茶をする』が10月7日、聖地・後楽園ホールで開催された。

『超人・石森太二はもっと無茶をする』
日時:2025年10月7日 (火) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,462人(札止め)

そのメインイベント、120分アイアンマンランブルの最終盤で、レジェンド・藤波辰爾がリングに登場。

「ここは殺し合いじゃないぞ!」と、ハードコアな乱闘を一喝で鎮圧。

最後は、主役の石森が11勝10敗で120分間を戦い抜き、感動と狂乱の一夜を締めくくった。

石森の“無茶”な挑戦のクライマックスとなった最終「DRAGON BLOCK」には、その名の通り、「ドラゴン」の名を冠する、あるいは龍にゆかりのあるレスラーたちが次々と登場。

DRAGONGATEからシュン・スカイウォーカー、ドラゴン・ダイヤ、そして石森の闘龍門時代の同期であるKAGETORA。

大日本プロレスから“デスマッチドラゴン”伊東竜二。そして、新日本の“ランペイジドラゴン”鷹木信悟。団体の垣根を越えた、まさに“龍”の饗宴となった。

試合は、伊東と鷹木がリングにイスやテーブルを持ち込み、ハードコアな乱闘へと発展。

聖地が危険な空気に包まれたその時、リングに姿を現したのは、“炎の飛龍”藤波辰爾であった。

藤波は、暴走する二人の前に仁王立ちになると、「オマエらはこんなので……、ここはオマエ、殺し合いじゃないぞ!」と一喝。

その圧倒的な威厳の前に、二人のハードコアファイターは思わず頭を下げ、凶器を片付け始めるという、信じがたい光景が繰り広げられた。

この“ドラゴンストップ”により、伊東と鷹木は失格となった。

その後、藤波もリングでドラゴンスクリューを披露するなど往年の動きを見せたが、最後は主役の石森が、残る刺客たちを退け、11勝10敗で120分間を完走。

超満員の観客から、その超人的な挑戦に、万雷の拍手が送られた。

■試合後バックステージコメント

MAO「石森太二だけに無茶をさせてたまるか!俺はそんな気持ちでここに来て無茶してやったぜ!……それぞれ持ち場で、力強くじゃなくていいんで、生きていきましょう。またどっかでお会いしましょう。さようなら」

伊東竜二「クソッ!なんで……俺は大日本プロレス、いつも通りのことをやってるだけじゃねぇか。なんで止められんだよ。クソッ!アァ、もっと、もっと暴れたかった、チクショー!」

鷹木信悟「オイオイオイ!藤波さんよ、こんなもんで反則かよ、オイ!……いやぁ、まさか“たっつぁん”に怒られるとはな。だがよ、オイ!伊東竜二さんよ! 俺も新日本プロレス、『新日ちゃんぴおん。』では“龍二さん”名乗ってんだ!年内中に竜二vs龍二、どこのリングでも構わねぇ!やろうぜ、ケンカ」

ドラゴン・ダイヤ「ウルティモ・ドラゴン校長が来たと思ったんですけど、誰っすか、あれ?……悔しい。でも、石森さん、本当に超人ですね。絶対にリベンジします」

ヒラティモ・ドラゴン「危ない!正体バレてねぇな。とにかくね、もっと石森太二と無茶をする、ヒラティモから言えることはただ一つだ。石森……強くなったな」

シュン・スカイウォーカー「俺がこの無茶な闘いのオファーを快く受け入れてやったのは、その対戦相手が石森太二だからじゃないよ……俺はこのバトルロイヤルにおいて、最後まで残ったら縦に立つほどの日本円を贈呈されると聞いた。お金はいらないよ……でも、石森太二はこのゲームにおいて固定のCPのような存在。プレイヤー?最後まで残ったのは誰だ?……アハハハハハ……アー……!」

石森太二は、120分間という“無茶”な挑戦を、見事に完遂した。

しかし、この日の後楽園ホールの主役は、団体の垣根を越え、様々なスタイルを持つレスラーたち、そして、その全てを包み込む、プロレスという文化そのものであったのかもしれない。

特に、藤波辰爾が見せた伝説の威厳は、勝敗を超えたプロレスの力を、満員の観客の胸に深く刻み込んだ。

<写真提供:新日本プロレス>

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