【新日本】王者組“K.O.B”の非道に海野が怒りの鉄槌!「お前らの言うケンカはこういうことか?」 IWGPタッグ前哨戦は“思想闘争”へ
新日本プロレスは10月9日、石川・小松総合体育館で「Road to KING OF PRO-WRESTLING 2025」第3戦を開催。
10月13日の両国国技館大会で行われるIWGPタッグ選手権試合の前哨戦は、王者組Knock out brothers(Yuto-Ice&OSKAR)が勝利したものの、試合後の非道な振る舞いをきっかけに、挑戦者の海野翔太と上村優也が逆襲。
タイトルマッチは、両チームのプロレス観がぶつかり合う“思想闘争”の様相を呈してきた。

この日のセミファイナルで、海野は本間朋晃と組み、IWGPタッグ王者のYuto-Ice&OSKARと対戦。
試合は王者組の奇襲で始まり、ラフ殺法を織り交ぜたダーティーな戦術で本間を孤立させる展開に。
海野の奮闘も及ばず、最後はIceが本間をCruellaで沈め、前哨戦で王者の実力を示した。

しかし、問題は試合後に起こった。王者組は勝ち名乗りを受けると、なおも海野に襲いかかり、二人がかりで一方的に暴行。
この蛮行に、海野のパートナー・上村がリングに飛び込み救出。
エルボー連打で王者組を蹴散らすと、最後は海野がOSKARをラリアットでなぎ倒し、二人でリングを制圧した。

そして海野と上村は、王者組が置き忘れたIWGPタッグのベルトを高々と掲げ、両国での王座奪取を猛アピール。ベルトを奪い返した王者組は、怒りの表情でリングを後にした。
バックステージで海野は、王者組の試合後の襲撃に対し「お前らの言うケンカってこういうことか? なめんなよ」と怒りを爆発させ、「シングルで、培ってきたものは違うんだ。わからしてやるよ。ほんとに怖い怖い、俺らの在り方を。試合中にかかってこい。正面から正々堂々と、ぶちのめしてやる」と、王者組のスタイルを真っ向から否定。両国のタイトルマッチで、新日本の本流たるプロレスを見せつけると宣言した。
対する王者OSKARも「ベルトを持って『チャンピオンみたいだ』って写真でも撮ろうってか? お前は絶対に勝てねえ」と挑戦者組を侮辱。両者の溝は決定的となり、ベルトを懸けた戦いは、互いのプロレス哲学をも懸けた、一歩も引けない戦いへと発展した。
【試合後バックステージコメント】

海野翔太「お前らの言うケンカってこういうことか? ああ? 新日本プロレスの熱い闘いって、こんなもんか? 試合後にちょっかい出してきて。こないだのシングル(での負け)が、よほど悔しかったんだな。なあ、なめんなよ。オイ、俺と優也さん、IWGPって名がつくベルト、獲れてないかもしれない。だけどな、シングルで、培ってきたものは違うんだ。わからしてやるよ。ほんとに怖い怖い、俺らの在り方を。な? 試合後にちょっかい出してくんじゃない。試合中にかかってこい。正面から正々堂々と、ぶちのめしてやる」

上村優也「いやあ、あいつらホント、シングルでこの前闘ったばっかりですけど、次はタッグで俺たちの怖さ、強さをあいつらに、もう逆らえないぐらい植えつけたいと思います。試合が終わったのに、あんなやるなんて、ほんと許せないよ、あいつら。次も所沢(10.11で対戦)あるんで、次は僕が(直接ぶつかる)試合出るんで、しっかり前哨戦から、ダメージ耐えていきたいと思います、確実に」

OSKAR「クソ野郎どもとの闘いだ。試合が終わったあとで、俺らとやり合おうとはな。お前がやるべきことは、ベルトを獲ることだけだ。だが、1度も獲れちゃいない。ベルトを持って『チャンピオンみたいだ』って写真でも撮ろうってか? お前は絶対に勝てねえ。失せろ!」

Yuto-Ice「オイ、オイ、HEAT STORM、後楽園のサシでよ、勝ったからってよ、終わりじゃねえのはわかっとるよな、俺らの関係性は? オイ、海野翔太、オメエもよ、HEAT STORMみたいに、新しい世界でHighになりてえなら、俺に突っかかってこいや。感じろ。Let’s Get High。チッチッチッ、Big Up!」
<写真提供:新日本プロレス>














