【新日本】SHO&DOUKI組がIWGPジュニアタッグV3!鉄板攻撃でデスペラード&KUUKAIを粉砕「俺とSHOの“2強”時代だ」

新日本プロレス10月11日の埼玉・所沢市民体育館大会のメインイベントで行われたIWGPジュニアタッグ選手権試合で、王者組のSHO&DOUKIが、挑戦者組のエル・デスペラード&KUUKAIを破り、3度目の防衛に成功した。

しかし、その結末は、HOUSE OF TORTURE(H.O.T.)の非情なまでの介入と、鉄板を使った凶器攻撃によるものであった。試合後、王者組はジュニア戦線における“2強”時代の到来を宣言した。

10.6後楽園で、9ヶ月ぶりにIWGPジュニアヘビー級王座に返り咲いたDOUKI。そして、凱旋帰国を果たしたばかりの“メキシコの新風”KUUKAI。ジュニアの未来を占う一戦は、H.O.T.のSHOによる「正々堂々とタイトルマッチをやって、格の違いを見せてやるわ!」というマイクアピールで始まったが、その言葉は開始早々に裏切られた。

ゴングを待たずに奇襲を仕掛けたH.O.T.は、序盤から場外乱闘や鉄柱攻撃といったラフファイトで試合のペースを掌握。挑戦者組も、KUUKAIの華麗な空中殺法や、デスペラードの老獪なサブミッションで反撃するが、その度に王者組のダーティーなインサイドワークに阻まれる。

終盤、挑戦者組はKUUKAIがDOUKIにムーンサルトプレスを決め、勝利まであと一歩と迫る。しかし、レフェリーのブラインドを突いて、SHOが場外から鉄板でKUUKAIの脳天を殴打。この一撃で意識が朦朧となったKUUKAIを、DOUKIがタイツを掴んで丸め込み、非情な3カウントを奪取した。

試合後、バックステージで王者組はその勝利を嘯いた。

DOUKI「少し前まで誰が気を遣ったのか、石森、ヒロム、そしてデスペラード、そいつらのこと“3強”だとか、そんなこと言ってたな。お前ら、デスペラードの正論みたいな言葉に洗脳されたクソみてぇなファンはな、嫌でも今日分かったろう。オイ、俺とSHOの“2強”時代だ」

SHO「そういうことよ。お前らバカやけん騙されるんじゃ。(※マスコミを指差しながら)お前らもお前らもお前らも、報道が間違っとんじゃ、オラ!ワシらが真実で、ワシらが言う言葉が真実の言葉じゃ、オラ!」

一方、非道の前に夢破れた挑戦者組。デスペラードは、パートナーのKUUKAIに対し、「今日は俺が変に焚き付けちまったせいで負けちまったけど、あれもプロレスだからな。レフェリーが見てなきゃ何したっていいわけだし、そういうことをやってきた多分俺のカルマです、これは。申し訳ない」と、自らの責任であると語った。

KUUKAIもまた、「とにかく俺はメキシコから帰ってきて、まずとにかく結果が欲しかった。勢いだけで獲れるなんて思っちゃいなかったけど、まだ足りない経験値をデスペラードさんの横でならカバーしてもらって、今日は獲れる自信に繋がった」と、この敗北を糧に、さらなる成長を誓った。

H.O.T.という巨大な悪の力によって、ジュニアタッグのベルトは、完全にその手に掌握された。王者組が宣言する“2強”時代を、誰が打ち破るのか。新日本ジュニア戦線は、深い闇の時代へと突入した。

<写真提供:新日本プロレス>

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