【新日本】 IWGP世界戦調印式でTAKESHITA「世界のレスラーが嫉妬するような闘いでこのベルトを獲る」と堂々の戴冠宣言

新日本プロレスは12日、決戦を翌日に控えた東京・ユナイテッドシネマ豊洲にて、10月13日の両国国技館大会で行われるIWGP世界ヘビー級選手権試合、IWGP GLOBALヘビー級選手権試合、IWGPタッグ選手権試合の公開調印式を実施した。

メインイベントのIWGP世界ヘビー級王座戦に臨む「G1 CLIMAX 35」覇者の挑戦者KONOSUKE TAKESHITAと、王者ザック・セイバーJr.は、互いへのリスペクトを口にしつつも、ベルトへの強い執着心を表明。最高峰の戦いを前に、静かな火花を散らした。

はじめにマイクを握ったTAKESHITAは、「プロレス界の最高到達点であるIWGPが今ここにあるんや」と、IWGP王座への強い想いを吐露。「初挑戦で1発で獲ったるぞ。世界のレスラーが嫉妬するような闘いでこのベルトを獲る」と堂々の戴冠宣言を行った。G1制覇後、コンディションは「120%以上」と万全をアピールし、「竹下幸之介がIWGPに初挑戦する、その時のチャンピオンがザック・セイバーJr.で良かった」と、最強の王者への挑戦に胸を躍らせた。

対する王者ザックは、TAKESHITAとの過去の対戦を「正直言って俺のキャリアの中で一番タフな試合だったと言っても過言ではない」と振り返り、挑戦者への高い評価を示した。その上で、「このベルトは最後どこにも行かせることはできない。明日、俺が勝利することで、IWGPというこの世界ヘビーのベルトが、プロレスの中の最高のベルトであることを証明する」と、王者のプライドを懸けての防衛を固く誓った。

来年1月4日の東京ドーム大会について問われると、両者ともに「まずは明日」と目の前の一戦への集中を強調。しかしザックは「明日防衛して、1.4『WRESTLE KINGDOM』に向かうまでに最低でも3回か4回は防衛を重ねていきたい」と、最多防衛記録更新という長期的なビジョンも明かし、王者としての覚悟の違いを見せつけた。互いの実力を認め合うからこそ生まれる緊張感の中、調印式は一触即発の睨み合いで幕を閉じた。

▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 公開調印式
<王者>ザック・セイバーJr.
vs
<挑戦者>KONOSUKE TAKESHITA

【会見コメント】

KONOSUKE TAKESHITA「プロレス界の最高到達点であるIWGPが今ここにあるんや。誰もがプロレスラーとして生まれたからには、この手に欲しい、あのベルトを巻きたい、そう願うベルトが俺の目の前まで来てるっていうことや。俺はそのIWGP、初挑戦で1発で獲ったるぞ。世界のレスラーが嫉妬するような闘いでこのベルトを獲る。IWGPは俺のもんや」

ザック・セイバーJr.「まず第一に、TAKESHITAがこんな大きなパンツを穿いてここに登場してくれるなんて、とっても嬉しい。いつもこいう試合前の記者会見とかでは少しふざけていろんなことを喋ることがあるが、ここにいるTAKESHITAにはリスペクトの気持ちを持って迎えている。言うまでもなく俺たちは今年2回、『G1』で闘って、1勝1敗という成績だった。試合内容はとても凄惨なものになっていたと思う。俺がTAKESHITAの首を絞めれば、アイツは俺の首を折ろうとしてきた。正直言って俺のキャリアの中で一番タフな試合だったと言っても過言ではない。言うまでもなく、TAKESHITAは今年の『G1』の覇者である。
ただし、俺はIWGP世界ヘビー級の王者として、絶対に明日は防衛しないといけない。一度俺はこのベルトを落として、また再度自分の力で自分の手元に戻したわけだが、このベルトは最後どこにも行かせることはできないと思っている。明日、俺が勝利することで、IWGPというこの世界ヘビーのベルトが、新日本だけではなくレスリング全ての世界、プロレスの中の最高のベルトであることを証明して、そしてその勝者は間違いなく世界で一番の選手であることを証明しようと思う。言うまでもなく、明日、勝つのはこのザック・セイバーJr.、この俺であることは間違いない」

<写真提供:新日本プロレス>

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