【新日本】IWGPタッグ調印式、王者Iceが挑戦者組の“絆”を痛烈批判!「ニタニタファンに媚びるヤツ」

新日本プロレスは12日、決戦を翌日に控えた東京・ユナイテッドシネマ豊洲にて、10月13日の両国国技館大会で行われるIWGPタッグ選手権試合の公開調印式を実施した。

王者組Knock Out Brothers(Yuto-Ice&OSKAR)と、挑戦者組の海野翔太&上村優也が顔を揃えたが、王者Yuto-Iceが「お前らには生の感情がない」と挑戦者組の絆の薄さを徹底的にこき下ろし、会見場は緊迫した空気に包まれた。

9日の小松大会で、パートナーの本間朋晃と海野が王者組に襲撃されたにもかかわらず、試合後にファンサービスを行っていた上村に対し、Iceは「タッグパートナーの海野翔太がやられて、こいつらその後ニタニタしながらファンとハイタッチしてファンに媚び売っとったんやぞ。ナメんなよ、オイ」と怒りを爆発させた。

さらに、「HEAT STORM、お前よ、このタッグベルト、別にそんな欲しくねぇだろう。隣の海野にも別に興味ねぇだろう」と、急造タッグである挑戦者組の信頼関係の欠如を鋭く指摘した。

この痛烈な批判に対し、上村は「今は彼を120%信頼しているんで、彼とIWGPタッグを獲りたいという気持ちでいっぱいですね」と反論。海野も「無理やりいじるところを探したのかなと。今は明日のIWGPタッグのことしか考えてませんし、不安要素を作るだけ無駄」と、王者組の揺さぶりを一蹴した。

試合後の襲撃という非道な手段で前哨戦を終えた王者組と、「正面から正々堂々ぶちのめす」と宣言した挑戦者組。新世代同士によるIWGPタッグ王座戦は、互いの“プロレス観”をも懸けた、一歩も引けないイデオロギー闘争の様相を呈してきた。

▼IWGPタッグ選手権試合 公開調印式
<王者組>Yuto-Ice & OSKAR
vs
<挑戦者組>海野翔太 & 上村優也

【会見コメント】

Yuto-Ice「同じ本隊の本間がやられて、タッグパートナーの海野翔太がやられて、こいつらその後ニタニタしながらファンとハイタッチしてファンに媚び売っとったんやぞ。ナメんなよ、オイ。HEAT STORM、お前よ、このタッグベルト、別にそんな欲しくねぇだろう。海野翔太もよ、エースになるとかカッコつけとったのによ、今隣におるヤツにそれ奪われそうになっとるやないか。何がしてぇかわかんねぇんだよ。もっとよ、お前の中のドロドロとした生の感情を出してこいよ」

OSKAR「さっきウミノがエースともう自分からは言ってないと言っていたけど、そもそもお前がエースだった時代なんて存在しなかったわけだし、お前は機会に恵まれていろいろな王者に挑戦することがあったけど、1回も勝ったことはなかったよな。本物のタッグの怖さを明日見せつけてやるよ」

上村優也「まず、タッグにも海野さんにも興味がないというのは、それはあり得ないですね。今は彼を120%信頼しているんで、彼とIWGPタッグを獲りたいという気持ちでいっぱいですね。明日の試合はIWGPタッグを海野さんと獲る。そこに今もう100%、120%、フォーカスしてるんでその心配はないですね」

海野翔太「優也さんはずっと誰と組むかが一番重要っていうふうにコメントを残して、タッグを組む機会が増えていっての信頼関係が生まれてるものなので、なんか無理やりいじるところを探したのかなと。今は明日のIWGPタッグのことしか考えてませんし、不安要素を作るだけ無駄だと思うので、全集中して明日獲りに行きたいと思います」

<写真提供:新日本プロレス>

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