【新日本】TAKESHITA、ザックとの死闘を制しIWGP世界ヘビー級王座初戴冠「プロレスこそナンバー1だ!」試合後には後藤が挑戦表明!
新日本プロレス10月13日の東京・両国国技館大会『KING OF PRO-WRESTLING 2025』のメインイベントで行われたIWGP世界ヘビー級選手権試合は、挑戦者の“THE ALPHA”KONOSUKE TAKESHITAが、王者ザック・セイバーJr.を破り、初挑戦にして至宝を戴冠。
試合後には、「『プロレスこそナンバー1』だと胸を張って言える、そういう世界、突き抜けていこうぜ」と、新王者として、プロレス界全体の未来を牽引していく覚悟を宣言した。
史上初となる新日本、DDT、AEWの3団体所属選手として、G1 CLIMAXを制したTAKESHITA。その勢いのまま、G1公式戦で唯一敗れた王者ザックへの挑戦にこぎつけたこの一戦は、互いのすべてをぶつけ合う、あまりにも壮絶な死闘となった。

ザックが変幻自在のサブミッションでTAKESHITAの腕を破壊しにかかれば、TAKESHITAもノータッチ・トペコンヒーロやエクスプロイダーといった規格外のパワーファイトで応戦。

終盤には、互いが相手の得意技を繰り出すなど、技術と魂が交錯する、まさに頂上決戦と呼ぶにふさわしい展開となった。

最後は、TAKESHITAが渾身のワガママ(ニーリフト)を完璧に決め、30分を超える激闘に終止符。プロレス界の最高峰のベルトを、その腰に巻いた。
試合後、リング上でTAKESHITAは、一部のファンからのブーイングに対し、王者としての覚悟を叫んだ。
「お前らの中にも文句があるヤツおるやろ?俺がベルト獲ってはらわた煮えくり返ってんのは新日本ファンだけじゃない。選手の中にもおるはずや。オイ?俺にグチグチ文句言ってるヤツがおるな!?オイ?いいよ。こうして俺がベルトを獲った。文句のあるヤツは俺のところに来い」

その言葉に応えるかのように、リングに現れたのは、“荒武者”後藤洋央紀であった。「次はこの俺に挑戦させろ」という挑戦表明に対し、TAKESHITAも「たしかに去年の『G1(CLIMAX)』の貸しもあるからよ。お前とやってやるよ」とこれを快諾。新王者としての初防衛戦の相手が、早くも決定した。
そして、最後にTAKESHITAは、王者として、その壮大なビジョンを語った。
「俺がよ、IWGP獲ったからには、規格外の闘いをして、日本のプロレス界も、俺たちプロレスラーも、オメェらファンも、『プロレスこそナンバー1』だと胸を張って言える、そういう世界、突き抜けていこうぜ。このベルトを獲った意味、俺がよくわかってるから、お前ら楽しみにしとけ。それが俺からのメッセージだ!From!THE!ALPHA!!」

バックステージでTAKESHITAは、「試合前に言った通り、このベルトは本気でプロレス界の最高到達点と思ってるから。でも、俺はこれがゴールだと思ってない。こっからまた、新しい山探しに行くから。まずは、このベルトを獲ったからには、IWGPの重みは子供の頃から見て、よーわかってるから。せっかく俺が獲ったからには、IWGPの歴史の中にもないような規格外の闘いでこのベルトを見せていく。そして、このベルトを獲ったからには、もちろん1.4東京ドーム、頭にあるよ。でも、1回獲ったぐらいで東京ドームの舞台にチャンピオンとして立とうなんて、そんなことは微塵も思わへん。後藤とはドームの前にやってやるから。後藤、楽しみにしてろよ」と、王者としての飽くなき向上心を語った。

一方、王座から陥落したザックは、「アイツの方が強かったってことだ……。これ以上、大したことを言えるとは思えない。言い訳はしない。そして俺の東京ドームはなくなった。(※日本語で)オメデトウ、TAKESHITA。オメデトウ」と、潔く敗北を認め、勝者を称えた。
G1制覇、そしてIWGP世界ヘビー級王座戴冠。規格外の道を歩む男が、ついに新日本プロレスの、いや、世界のプロレス界の頂点に立った。KONOSUKE TAKESHITAの時代が、今、本格的に幕を開ける。
<写真提供:新日本プロレス>
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