【新日本】朱里、Sareeeとの死闘を制しIWGP女子王座奪還!その視線は早くも1.4東京ドームへ「女子プロレスの面白さをもっともっと世に広めていきたい」

新日本プロレス10月13日の東京・両国国技館大会『KING OF PRO-WRESTLING 2025』で行われたIWGP女子選手権試合で、挑戦者の朱里が王者Sareeeを破り、4ヶ月ぶりに王座へ返り咲いた。

試合後、新王者となった朱里は、来年1月4日の東京ドーム大会へ、王者としての出場を熱望。女子プロレスの至宝を巡る物語は、早くも“イッテンヨン”を見据えて動き出した。

6月の代々木大会でSareeeに敗れ、王座から陥落した朱里。その雪辱を果たすべく、そして自らが信じる“女子プロレスの面白さ”を新日本のリングで証明すべく、この大一番に臨んだ。

試合は、互いの意地とプライドが激しくぶつかり合う、壮絶な打撃戦となった。

Sareeeが裏投げやフットスタンプといった得意技で攻め立てれば、朱里も流炎や多彩なキックで応戦。

終盤には、互いにヘッドバットを打ち合うなど、両者一歩も引かない、まさに魂の削り合いとなった。

最後は、朱里がSareeeの後頭部へ非情なヘッドバットを見舞うと、必殺の朱世界を完璧に決め、30分近くに及んだ死闘に終止符。

新日本のリングで、女子プロレスの至宝を、その手に取り戻した。

試合後、リング上で朱里は、その喜びと、次なる野望を語った。

「IWGP女子チャンピオンになりました!まず、この新日本のリングでSareeeとやれたこと、すごく自分は、意味があるなと。IWGP女子のタイトルマッチ、新日本プロレスでやれて、すごく自分はうれしかったです。そしてSareeeはやっぱり強い。でも、(※ベルトを示して)私が勝利しました。IWGPのベルトとともに、私が新たな歴史を創っていきます。そして1.4東京ドーム、このIWGP女子チャンピオンとして、私は出場したいです。そこ、よろしくお願いします。出る権利は、あると思います。そこで、また女子プロレスの面白さをもっともっと世に広めていきたいです」

一方、王座から陥落したSareeeもまた、その悔しさを、未来への誓いに変えた。

「あー、ホントくやしい!こんなはずじゃなかったのに、ホントに、一番大事なところで結果残さなきゃ、何の意味もなかったのに。ホントに……自分自身にホントに腹が立ってます。でも私は、これで終わりだなんて思ってない。こうやって、私の夢だったIWGP女子のベルトをこの手でしっかり掴むことができて、そして今日、このIWGPの象徴の、この新日本プロレスっていう、大きな大きな舞台に立つことができて、私は本当に自分自身を誇りに思う。こんな、自分に自信を持ってるヤツ、他にいないでしょう、私以外に!そんな私だったら、また絶対に必ず、このチャンス、自分で掴みに行くんで。誰の力だって借りない。私は自分自身の力で、必ずまた這い上がってみせる。そしてIWGP女子のベルトはSareeeに一番ふさわしいんだって絶対証明してみせるんで、皆さん、ここからのSareee、絶対に目を離さないでください!」

新日本のリングで繰り広げられた、女子プロレス最高峰の戦い。そのベルトは、再び朱里の腰に戻ってきた。

しかし、その物語はここで終わりではない。敗れたSareeeの逆襲、そして、新王者・朱里が目指す1.4東京ドームという大舞台。

IWGP女子王座を巡る物語は、この両国国技館の夜を境に、さらに熱く、激しく燃え上がっていく。

<写真提供:新日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加