【マリーゴールド】岩谷麻優、スーパールーキー山岡を破りSフライ級V3!万全ならぬ足首に不安も…イヨ・スカイ戦へ「集大成をお見せする」
女子プロレス団体マリーゴールド10月13日の東京・後楽園ホール大会のメインイベントで行われたスーパーフライ級選手権試合で、王者・岩谷麻優が“スーパールーキー”山岡聖怜を破り、3度目の防衛に成功。
しかし、その勝利の裏には、10月26日に控えるWWEスーパースター、イヨ・スカイとの大一番へ向けた、あまりにも大きな不安が横たわっていた。

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夏のリーグ戦「ドリーム・スターGP」で、王者・岩谷をわずか6分で破るという大金星を挙げた、デビュー7ヶ月の18歳、山岡。
その勢いのまま、王座獲りへ臨んだこの一戦は、序盤から山岡がその才能を遺憾なく発揮する展開となった。

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レスリングエリートとしての実力を見せつけ、グラウンドの攻防で王者を圧倒すると、岩谷のトペ・スイシーダをビンタで撃ち落とすという離れ業まで披露。
その恐るべきポテンシャルに、聖地・後楽園はどよめきに包まれた。

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しかし、女子プロレス界の“アイコン”は、このままでは終わらない。山岡の強烈な逆水平チョップに顔色を変えると、強烈なビンタとエルボーの連打で反撃。
最後は、バズソーキックからの必殺ドラゴンスープレックスホールドで、スーパールーキーの快進撃を、王者の貫禄でストップさせた。

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試合後、マイクを握った岩谷は、「聖怜ちゃん…2回連続で負けなかったからよかった…。一応、岩谷麻優は高い壁だってことがわかった?」と、安堵の表情。
これに対し、敗れた山岡も「麻優さんが高い壁ってことは最初からわかってるよ。でも、高い壁こそ聖怜は燃えるんだよね」と、不敵な笑みで応え、二人のライバルストーリーが、これからも続いていくことを予感させた。
そして、岩谷の視線は、すでに次なる、そして最大の“壁”へと向けられていた。
「麻優にとってはイヨさんが高い壁で乗り越えたい人。岩谷麻優の集大成をお見せするので、皆さん両国大会にきてください」

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10月26日の両国国技館大会で決定している、WWEのイヨ・スカイとの7年半ぶりの一戦。王者として、その大一番に臨む権利を得た。
しかし、その言葉とは裏腹に、バックステージで岩谷は、その胸の内を明かした。
「両国大会までもうちょっと。今のうちに勢い上げていきたかったけど、両足首がちょっとうまい具合に動かないんで。両国まですごい不安が残るけど、不安がってても仕方ないもんね。(中略)まあ今日勝ったから。うん。このまま1戦1戦乗り越えて両国に最高のコンディションで挑みたいと思います」
最近、両足首の不調を訴え、大会を欠場するなど、そのコンディションは決して万全ではない。
日本を離れた“天才”イヨ・スカイと、国内で数々の偉業を成し遂げた“アイコン”岩谷。
その7年半ぶりの再会は、心身ともに、過酷な状態でゴングを待つことになった。

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