【WWE】中邑真輔、凱旋勝利のリングで叫んだ「日本、愛してま~す!イヤァオ!」 引退控える“戦友”棚橋へ、魂のエール!

世界最大のプロレス団体・WWEの日本大会「WWEスーパーショージャパン」が10月17日、東京・両国国技館にて2連戦初日を開催した。

“キング・オブ・ストロングスタイル”中邑真輔が、ブロンソン・リードから必殺のキンシャサで3カウントを奪い、凱旋勝利を飾った。

試合後、マイクを握った中邑は、来年1月での引退を控える、かつてのライバルである棚橋弘至を意識したように、「日本、愛してま~す!イヤァオ!」と、海を越えた魂のエールを送った。

2年連続の開催となったWWE日本公演。その主役は、やはりこの男であった。

ジェイ・ウーソとタッグを組み、ブロン・ブレイカー&ブロンソン・リード組と対戦した中邑は、序盤から得意の打撃で試合を牽引。

終盤、相手チームの猛攻に苦しむ場面もあったが、最後はスコーピオライジングからのキンシャサという必勝パターンで、巨漢リードをマットに沈めた。

そして、この日の本当のクライマックスは、試合後に訪れた。

リング上でマイクを握った中邑は、「東京!WWEが今年も両国国技館に帰って来たぜ。楽しんでるか?世界中のどの街よりも盛り上がって行こうぜ!」と、日本のファンへメッセージ。

そして、最後に叫んだのは、「日本、愛してま~す!イヤァオ!」

それは、来年1月4日の東京ドーム大会で、25年間のレスラー人生に幕を下ろす、棚橋弘至の代名詞。

新日本プロレス時代、団体の未来を懸けて、幾度となく死闘を繰り広げてきた“戦友”へ、今、中邑がいる世界最高峰のリングから送られた、最大限のリスペクトを込めたメッセージであった。

中邑の、そして棚橋の時代を知る日本のファンは、その言葉の意味を即座に理解し、両国国技館は、万雷の拍手と歓声に包まれた。

かつては団体の覇権を争い、袂を分かった二人。しかし、その根底には、プロレスという名の絆が、確かに存在した。

中邑真輔が両国のリングで放った魂の叫びは、引退までの残り少ない時間を全力で駆け抜ける棚橋弘至の胸に、確かに届いたはずだ。

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