【WWE】“美しき狂気”ジュリア、凱旋防衛！両国でベイリー＆ライラを撃破、女子US王座守る

世界最大のプロレス団体・WWEの日本大会「WWEスーパーショージャパン」が10月17日、東京・両国国技館にて2連戦初日を開催した。

“美しき狂気”ことジュリアが、WWE女子US王者として、昨年9月の移籍以来、初となる日本凱旋を果たした。

ベイリー、ライラ・ヴァルキュリアとの3WAY王座戦に臨み、挑戦者二人の猛攻を退け、王座防衛。思い出の地・両国で、世界に羽ばたいたその姿を、日本のファンへ高らかに見せつけた。

その成長ぶりは、試合内容にも如実に表れた。試合は、王座獲りを目論むベイリーとライラが共闘し、ジュリアを2対1の状況に追い込むという、王者にとってはあまりにも過酷な展開となった。

しかし、“美しき狂気”は、その逆境でこそ輝きを放つ。挑戦者二人の猛攻に苦しめられながらも、コーナー最上段ではライラに対し、雪崩式のダブルアーム・スープレックスを敢行するなど、一歩も引かない気迫を見せつける。

最後は、挑戦者の一人であるベイリーを捕獲すると、必殺のノーザンライトボムでマットに沈め、3カウントを奪取。かつて日本の頂点に立ったこの場所で、今度はWWEの王者として、その実力と存在感を改めて日本のファンに刻み込んだ。

NXT女子王座戴冠、そしてスマックダウン昇格後、わずか1ヶ月でのUS王座戴冠と、WWEでもその勢いが止まらないジュリア。

その凱旋勝利は、日本のファンに、“美しき狂気”が世界の頂点へと突き進んでいることを証明する、あまりにも鮮烈な一夜であった。