【東京女子】インター王者・遠藤有栖がアリス・クロウリーとの“ありす対決”制し初V!「シングルで対決して、絆芽生えたと思う。タッグ組みたい!」

 東京女子プロレスが10月18日、東京・後楽園ホールで「Additional Attack ’25」を開催した。インターナショナル・プリンセス王者の遠藤有栖がアリス・クロウリーとの“ありす対決”を制し、初防衛に成功した。

 この一戦は国、表記こそ違えど、読みは同じ“ありす”同士の対戦となった。ロックアップになると、遠藤はトップロープに上がって、身長差をカバーして対応。

アリスが延髄ラリアットを繰り出せば、遠藤はドロップキックからキャメルクラッチもエスケープ。アリスは場外でブレーンバスター、リングに戻ると、コーナーマットにパワーボムで叩きつける荒技を連発。

遠藤は磐梯山、スタンディング式の変型キャメルクラッチで締め上げた。脱出したアリスは変型ストレッチ。遠藤が水車落とし、エルボー連打を放つと、アリスが投げ捨てジャーマン、ラリアットもカウントは2。

アリスは遠藤の腕を取ってラリアット連発。3発目をかいくぐった遠藤はスーパーキック連発から、什(じゅう)の掟を決めて3カウントを奪った。

 バックステージで遠藤は「私の愛しのベルト、守ったよ。アリスから守ったよ。あっちのアリスに勝ったから、遠藤有栖はアイアム・ビッグってことでいいよね? 確かにアリスはデカかったけど、遠藤有栖の方がデカいって意味です。ホントに帰ってきたこのベルト、私は応援してくれるみんなに救われて戦ってるんだなって、めちゃめちゃ感じました。このベルトと応援してくれるみんなと遠藤有栖、たくさん旅しよう。いろんなところ連れてく。そしてめちゃめちゃ楽しい思い出、一緒に作ろう!」と喜びを露わに。そして、対戦相手のアリスを呼び出すと「シングルで“ありす対決”したから、めっちゃ絆芽生えたと思う。ベストフレンズ、明日がラスト? 組みたい~。タッグチーム、トゥモロー! 誰か偉い人! 伝えといてください!」と“ありすタッグ”を熱望。

 その後、単独でコメントしたアリスは「初めての日本で移動とか時差とかいろいろ大変だったけど、そんなことも言い訳できないくらい、遠藤有栖にボコボコにされた。徹底的にやられたことで、彼女に対するリスペクトの気持ちがものすごく強く生まれたし、彼女とは何度でも試合がしたい。敵としてもあっぱれだけど、それだけ強いんだったら、味方としても非常に心強いので、明日の大会でタッグチームを組むことにしました。ビッグなアリスとリトルの有栖じゃないけど、彼女は心意気はビッグだから。それを認めて明日タッグで戦いたい」と呼応した。

 両者の意向を汲んで、19日のGメッセ群馬メインホール(高崎市)で、遠藤とアリスが組み、瑞希&風城ハルと対戦することが緊急決定した。

【大会名】Additional Attack ’25
【日時】2025年10月18日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】719人

▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
芦田美歩&●小夏れん vs キラ・サマー○&七瀬千花
7分9秒 片エビ固め
※サモアンドロップ

▼第2試合 アイアンマンヘビーメタル級選手権5WAYマッチ 20分1本勝負
<王者>○桐生真弥 vs らく<挑戦者> vs 原宿ぽむ●<挑戦者> vs 鈴芽<挑戦者> vs 鳥喰かや<挑戦者>
7分54秒 謝罪式エビ固め
※第1778代王者が防衛に成功。

▼第3試合 LEVEL UP TRIAL三番勝負Ⅰ 15分1本勝負
○山下実優 vs 鈴木志乃●
5分19秒 片エビ固め
※Skull kick

▼第4試合 LEVEL UP TRIAL三番勝負Ⅱ 15分1本勝負
○中島翔子 vs 高見汐珠●
9分38秒 回転足折り固め

▼第5試合 LEVEL UP TRIAL三番勝負Ⅲ 15分1本勝負
○瑞希 vs 風城ハル●
8分47秒 キューティースぺシャル

▼第6試合 First One-on-One~クイズトジョオネア 15分1本勝負
○荒井優希 vs ハイパーミサヲ●
11分26秒 いくら
※お互いのパーソナルな部分に関するクイズに正解しなければ勝利とならない特別ルール。

▼第7試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>○遠藤有栖 vs アリス・クロウリー●<挑戦者>
11分49秒 片エビ固め
※什の掟。第15代王者が初防衛に成功。

▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分1本勝負
<王者組>上福ゆき&○上原わかな vs まなせゆうな&凍雅●<挑戦者組>
14分51秒 片エビ固め
※スシ・トルネード。第19代王者組が初防衛に成功。

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負
<王者>○渡辺未詩 vs 愛野ユキ●<挑戦者>
17分49秒 体固め
※旋回式ティアドロップ。第16代王者が初防衛に成功。

<写真提供:東京女子プロレス>

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