【OZアカデミー】尾崎魔弓、H.A.T.E.との全面戦争を制し“極悪の頂点”を証明「ヒールナンバーワンは正危軍だ!」
女子プロレス団体OZアカデミーとスターダムの極悪ユニットが激突した、10月19日のOZアカデミー横浜武道館大会。
メインイベントで行われた「正危軍 vs H.A.T.E.全面戦争」は、47分を超える壮絶な死闘の末、正危軍を率いる尾崎魔弓がH.A.T.E.のリーダー、刀羅ナツコから勝利。
試合後、「女子プロレス界でヒールナンバーワンは正危軍なんだよ!」と、改めて自らが“悪の頂点”であることを証明した。

事の発端は、8月のOZ後楽園大会。H.A.T.E.が乱入し、正危軍に喧嘩を売ったことで、両軍の因縁が勃発した。
さらに、H.A.T.E.の琉悪夏がOZアカデミー認定無差別級王座のベルトを強奪。

この日の全面戦争は、正危軍が敗れれば尾崎がH.A.T.E.入り、H.A.T.E.が敗れればベルトを返還するという、互いの存続とプライドを懸けた、あまりにも過酷な一戦となった。
試合形式は、フォール、ギブアップ、KOで敗れた選手が手錠で拘束され退場していく、イリミネーション8人タッグマッチ。

凶器の使用、セコンドの介入も認められる完全無法地帯で、ゴングと同時に両軍入り乱れての大乱闘が始まった。

リング内外で繰り広げられる、血で血を洗うような激しい攻防。

次々と脱落者が出る中、30分過ぎには、正危軍は尾崎、H.A.T.E.は刀羅を残すのみという、リーダー同士の一騎打ちの構図に。

ここから、試合はさらに壮絶さを増す。H.A.T.E.のセコンドが解放され、6対1という絶望的な状況に追い込まれた尾崎。
しかし、その窮地を救ったのは、OZアカデミーの仲間たちであった。加藤園子とAKINOがリングに乱入し、H.A.T.E.のセコンドを排除。

最後は、尾崎が腕にチェーンを巻きつけ、刀羅に非情な裏拳を乱打。意識を失った刀羅を丸め込み、47分を超える死闘に、ついに終止符を打った。
試合後、敗れた琉悪夏はベルトを返還したものの、安納サオリからのタイトルマッチ要求には応じず、再びベルトを持って逃亡。

この抗争が、まだ終わらないことを予感させた。
しかし、この日の主役は、間違いなく尾崎魔弓であった。
マイクを握ると、「いいか、わかったか、てめえら!女子プロレス界でヒールナンバーワンは正危軍なんだよ!」と絶叫。
その言葉は正危軍の“悪のプライド”を、横浜武道館に、そして女子プロレス界全体に、改めて叩きつけるものであった。
OZアカデミー女子プロレス横浜武道館大会 Judgement Waltz~断罪舞踏会~
日程:2025年10月19日(日)15:15開場/16:00試合開始
会場:横浜武道館
観衆:1,989人(満員)
▼第一試合:6人タッグマッチ30分一本勝負
◯ジャガー横田&花園桃花&駿河メイ vs さくらえみ&●倉垣翼&狐伯
11分10秒 回転十字固め
▼第二試合:3WAYマッチ30分一本勝負
米山香織 vs ◯ラム会長 vs ●黒潮TOKYOジャパン
1分01秒 回転十字固
【再試合】米山香織 vs ◯ラム会長 vs ●黒潮TOKYOジャパン
0分51秒 回転十字固
【再々試合】米山香織 vs ◯ラム会長 vs ●黒潮TOKYOジャパン
1分38秒 横入り式エビ固め
▼第三試合:シングルマッチ30分一本勝負
【ゴジゾネス連合】◯山下りな vs 【ファントムリミット】●ウナギ・サヤカ
8分47秒 スプラッシュマウンテン ⇒ エビ固め
▼第四試合:加藤園子引退ロード:6人タッグマッチ30分一本勝負
【チームパワースポット】●加藤園子&水波綾&青木いつ希 vs 【センダイガールズプロレスリング】DASH・チサコ&◯橋本千紘&岩田美香
12分49秒 パワーボム ⇒ エビ固め
▼セミファイナル:OZアカデミー認定タッグ選手権 タッグマッチ30分一本勝負
【第42代王者:ゴジゾネス連合】◯松本浩代&ZONES vs 【挑戦者:ファントムリミット】AKINO&●神姫楽ミサ
22分58秒 ロックドロップ ⇒ 片エビ固め
※第42代王者が二度目の防衛に成功
※12月30日後楽園ホール大会での【赫覚醒】岩田美香&高瀬みゆきのタッグタイトル挑戦が決定
▼メインイベント:正危軍 vs H.A.T.E.全面戦争 イリミネーション8人タッグ ジャッジメントワルツ時間無制限
【正危軍】尾崎魔弓&桜花由美&安納サオリ&翔 with雪妃魔矢 vs 【H.A.T.E.】刀羅ナツコ&上谷沙弥&琉悪夏&吏南 with小波&渡辺桃
※試合は4対4で開始されフォール・ギブアップ・KOを奪われた選手が脱落していくイリミネーションルールを採用。脱落者はリング外にて手錠によって拘束され、試合はどちらかのチームが全滅するまで続行される。さらにこの試合ではレフェリーが特に危険と判断する以外の全ての反則、凶器の使用、さらにDIVA(セコンド1)の介入が認められる。
※正危軍の雪妃魔矢、H.A.T.E.の小波と渡辺桃はDIVAとしてセコンド参戦
※正危軍が勝利した場合ベルトは返却され、H.A.T.E.が勝利した場合は尾崎魔弓がH.A.T.E.の最下層メンバーとなる。
18分30秒 ◯安納サオリ vs ●琉悪夏 ジャーマンスープレックスホールド
22分51秒 ◯桜花由美 vs ●吏南 ビッグブーツ ⇒ 方エビ固め
24分40秒 ●桜花由美 vs ◯上谷沙弥 フランケンシュタイナー
28分29秒 ●翔 vs ◯刀羅ナツコ ダイビングボディプレス ⇒ 体固め
34分18秒 ●安納サオリ vs ●上谷沙弥 ダブルフォール ※ポテリングの切り返し状態で互いにフォール
47分51秒 ◯尾崎魔弓 vs ●刀羅ナツコ 鎖を巻いての裏拳 ⇒ 片エビ固め
正危軍に尾崎を残してH.A.T.E.が全滅し、正危軍の勝利となる。
レフェリー:伊東幸子、石黒淳士
リングアナ:ダイナマイト関西、中村裕之
<写真提供:OZアカデミー女子プロレス>
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