【WWE】さらばAJ!「俺の心の一部はいつまでもここに残る」中邑真輔が“戦友”AJスタイルズのメッセージを代読
世界最大のプロレス団体・WWEの日本公演「WWEスーパーショージャパン」2日目(10月18日、東京・両国国技館)のメインイベントで、中邑真輔がCMパンクとのドリームタッグで凱旋勝利。
試合後には、2026年中の引退を表明し、この日が“最後の日本での試合”となったAJスタイルズがリングに登場。
中邑がその言葉を通訳するという、あまりにも感動的な“最後のセレモニー”が行われた。

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この日のメインは、中邑とCMパンクという、日米のカリスマがタッグを結成。

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ブロン・ブレイカー&ブロンソン・リード組と対戦した。
中邑が必殺のキンシャサでリードを沈め、劇的な勝利を飾ると、リング上は早くも最高潮の熱気に包まれた。

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そして、この日の本当のクライマックスは、試合後に訪れた。
中邑とパンクが、幾度となく死闘を繰り広げた“永遠のライバル”AJスタイルズをリングに呼び込んだのである。
AJからスマートフォンを受け取った中邑は、日本語でそのメッセージを代読した。

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「私が初めて日本に来た時、何を期待されているのか、正直分かりませんでした。自分が受け入れられるのかも分からなかった。でもあなたたちは敬意と情熱をもって迎えてくれた。俺は持てるすべてを出し切ってきた。それがあなたたちにふさわしいと思ったからです。その代わり、あなたたちは私に忘れられないものをくれた。それは信頼、エネルギー、プロレスへの愛です」
さらに、中邑が「俺はこのリングを去るかもしれない。でも、俺の心の一部はいつまでもここに残る。日本に、そしてあなたたち一人一人の心の中に」と読み上げると、会場からは万雷の「サンキュー、AJ」チャントが発生。AJは日本語で「ありがとうございます」とファンへの感謝を述べた。

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前日の初日大会で、同じく来年1月での引退を控える棚橋弘至の決め台詞「日本、愛してま~す!」を叫んだ中邑。
この日は、もう一人の“戦友”であるAJスタイルズの、日本マットへの別れの言葉を、自らの声でファンに届けた。

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それは、新日本プロレスの黄金時代を共に築き上げ、そして海を渡った者同士にしか分からない、あまりにも深く、そして美しい絆の形であった。
最後は、中邑が「ありがとう東京、特別な2日間になりました。来年も必ずまた日本に帰って来ます。サンキュー、ジャパン。イヤァオ!」と絶叫し、夢のような2日間を締めくくった。

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“フェノメナール”AJスタイルズの日本での戦いは、終わった。
しかし、その魂は、中邑真輔に、そして日本のファン一人一人の心の中に刻み込まれた。














