【WWE】イヨ・スカイ、王座奪還ならずも…中邑&AJと共に“フィナーレ”に登場!2日間の最後を笑顔で締めくくる
世界最大のプロレス団体・WWEの日本公演「WWEスーパーショージャパン」2日目(10月18日、東京・両国_国技館)で、“ジーニアス・オブ・ザ・スカイ”ことイヨ・スカイが、WWE女子世界王座の奪還に挑んだ。
しかし、4WAYマッチの激闘の末、王座返り咲きはならず、日本のファンの前で悔しい敗北を喫した。
前日の初日大会では、リア・リプリーとのタッグで、かつての盟友アスカ&カイリ・セインを撃破し、凱旋勝利を飾っていたイヨ。
その勢いのまま、この日は7月にナオミに奪われ、9月の王座決定戦でも戴冠を逃した至宝のベルト獲りへ、並々ならぬ覚悟で臨んだ。

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試合は、王者ステファニー・バッケル、リア・リプリー、ラケル・ロドリゲス、そしてイヨによる4WAY形式で行われた。
イヨは、前日共闘したリアと一時的に連携し、王者バッケルを追い詰める場面を見せる。

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さらに、バッケルとの激しいエルボー合戦を制し、得意のムーンサルトプレスを決めるなど、勝利まであと一歩と迫った。
しかし、4WAY戦の過酷なルールが、イヨの前に立ちはだかった。

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ムーンサルトプレスで3カウントを狙った瞬間、ラケル・ロドリゲスがカット。
さらに、ラケルの圧倒的なパワーの前に場外へと投げ飛ばされ、戦線から離脱。

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その隙を突いた王者ステファニーが、ラケルを丸め込んでフォール勝ち。
イヨは、王座奪還の絶好の機会を、目前で逃す結果となった。
王座取りを逃す悔しい結果に終わったイヨであったが、この日の物語は、これだけでは終わらなかった。

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メインイベント終了後、中邑真輔とCMパンクが、この日本ツアーが最後となる“フェノメナール”AJスタイルズをリングに呼び込むと、感動的なセレモニーが始まった。
中邑がAJからスマートフォンを受け取り、そのメッセージを代読した。

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「私が初めて日本に来た時、何を期待されているのか、正直分かりませんでした。(中略)あなたたちは敬意と情熱をもって迎えてくれた。俺は持てるすべてを出し切ってきた。(中略)あなたたちは私に忘れられないものをくれた。それは信頼、エネルギー、プロレスへの愛です」

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さらに、中邑が「俺はこのリングを去るかもしれない。でも、俺の心の一部はいつまでもここに残る。日本に、そしてあなたたち一人一人の心の中に」と読み上げると、会場からは万雷の「サンキュー、AJ」チャントが発生。
AJも日本語で「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。

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そして、その感動的なフィナーレの輪の中に、イヨ・スカイも姿を現した。
中邑真輔と共に、日本のファンへ感謝の気持ちを伝え、WWE日本公演2日間の最後を、笑顔で締めくくった。

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王座奪還はならなかったが、イヨ・スカイは、日本のファンにその存在感を確かに刻みつけた。














