【新日本】棚橋、愛弟子の“覚悟”を受諾!11.2地元凱旋試合は、師弟を超えた魂の対話へ「僕を指名してきた辻をも驚かせる結果にしてやるから」
新日本プロレスは10月23日(木)、東京・後楽園ホール大会にて『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』開幕戦を開催した。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』
日時:2025年10月23日 (木) 17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1,056人

その第1試合で、11月2日に岐阜で行われるIWGP GLOBALヘビー級選手権試合(王者・辻陽太 vs 挑戦者・棚橋弘至)の前哨戦タッグマッチが開催された。
試合は辻&鷹木信悟組が勝利を収めたが、その勝敗以上に、王者・辻が挑戦者であり、自らをプロレスの世界へ導いた“師”でもある棚橋へ送った、魂のメッセージが聖地の夜を熱くさせた。

この日の前哨戦は、棚橋が辻に対し、「辻ー!キミ、ガタイ、いいね?プロレスやらないの?」と、二人が初めて出会った時にかけた言葉を再現するという、ドラマチックな幕開けとなった。
試合は、棚橋が辻の膝を攻めれば、辻も掟破りのドラゴンスクリューで反撃するなど、互いのすべてを知り尽くした師弟ならではの、深い読み合いが展開。

最後は、鷹木信悟が棚橋のパートナーであるゼイン・ジェイをWARスペシャルで沈め、王者組が前哨戦を制した。

試合後のバックステージで辻は、11.2岐阜決戦へ向けて、その胸の内を語った。

「棚橋社長、俺はプロレスっていうのは勝ち負けが全てじゃないと思ってんだ。この前の『G1』でアンタに負けた時、言っただろう、『アンタは今が絶頂期の棚橋弘至だ』。その棚橋弘至は、全身で俺が(11.2)岐阜で感じ取ってやる。覚悟はいいか?」
一方、棚橋もまた、この特別なタイトルマッチへの想いを明かした。

「迫ってきた岐阜大会。何年も岐阜でできなかったけど、最後に岐阜で試合できるっていう喜び以上に、タイトルマッチ、しかも対戦相手が、自由が丘の駅で僕が声をかけた辻陽太。彼が大学生の時に声をかけて、『君、ガタイいいね。プロレスラー、なんないの?』って言ったのが彼の心を動かして、今、この対戦につながってると思うと、よかったのか悪かったのか……いや、よかったでしょ!期待に応えてえんだよね、マジで。辻がどんな思いで僕を指名したのか。他にいっぱいいい選手いるじゃん。俺よりふさわしい選手がいるかもしれない。だからこそ、だからこそ、僕を指名してきた辻をも驚かせる結果にしてやるから」
自らをプロレスの世界へ導いた“師”の、引退ロードの相手として。そして棚橋の地元・岐阜での防衛戦。
辻が、その“覚悟”を持って指名した相手は、棚橋弘至であった。
そして、棚橋もまた、愛弟子のその想いに、“絶頂期”の自分で応えることを誓った。
11月2日、岐阜。今、その集大成とも言える“最後の対話”が始まろうとしている。
<写真提供:新日本プロレス>
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