【新日本】YOH＆ワト、“生え抜きタッグ”の絆で『SJTL』白星発進！敗れた田口＆ダイヤは新チーム名「ファンキー・カラッツ」で逆襲誓う

新日本プロレス“ジュニアタッグの祭典”『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』が10月23日、聖地・後楽園ホールで開幕した。

『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』
日時：2025年10月23日 (木) 17:30開場18:30開始
会場：東京・後楽園ホール
観衆：1,056人

Bブロック公式戦で、YOH＆マスター・ワトの生え抜きコンビが、田口隆祐＆ドラゴン・ダイヤ組を破り、優勝へ向け好発進を切った。

今年のリーグ戦で唯一の新日本生え抜き同士のタッグとなるYOH＆ワト組。

NEVER無差別級6人タッグ王者として、その絆の深さが試される一戦であった。

対するは、団体の垣根と年齢差を超えた友情で結ばれる田口＆ダイヤ組。

試合は、互いの持ち味であるコミカルな動きと、シリアスな攻防が目まぐるしく入れ替わる、予測不能な展開となった。

田口がYOHをパラダイスロックで固めれば、YOHも田口にロープパラダイスをお見舞い。

かと思えば、ダイヤが華麗な空中殺法でリングを支配するなど、一進一退の攻防が続いた。

終盤、田口＆ダイヤ組がダブルの619（不発）や、連携攻撃で勝負を決めにいく。

しかし、YOH＆ワトはこれを冷静に切り返すと、最後は必殺の合体技「Falcon blow」をダイヤに完璧に決め、3カウントを奪取。

気心の知れた二人が、その絆の力で初戦を白星で飾った。

YOH＆ワトの生え抜きコンビに敗れ、黒星スタートとなった田口＆ダイヤ組。股間をアイシングしながら現れた田口とは対照的に、ダイヤは「初戦を落としちゃいました。でも今日は何か、まだ全然落ち込んでるヒマはないというか、ひとまず、このタッグ再結成がうれしいですね」と、前を向いた。

田口も「やっぱり去年と違うところを見せるだけじゃなくて、優勝を狙っていきますか」と応じると、二人は早くも新タッグチーム名を考案。「ファンキー・カラッツ」、愛称“ファンカラ”として、リーグ戦の逆襲を誓い合った。

しかし、この日の“ファンカラ”の話題は、それだけでは終わらなかった。ダイヤは、翌日の後楽園ホール大会のメインイベントで、IWGPジュニアタッグ王者であるSHO＆DOUKI組と対戦することを宣言すると、衝撃の事実を明かした。 「今回、BブロックにDRAGON GATEの吉岡勇紀がいます。実は僕と吉岡勇紀はDRAGON GATEでタッグ組んでまして、タッグチャンピオンなんですよ。（中略）何で、その2人が今回組んでないんだっていう声もチラホラと聞こえてきてるんで、その理由を、明日勝った時、メインイベントのリングで、マイクで言います！なので、必ず勝ちます」

一方、白星発進を飾ったYOH＆ワト組。

YOHが無言でブロックサインを送るのみで足早に立ち去ると、残されたワトは「サインだけ？まずは『SUPER Jr TAG LEAGUE』、1勝。幸先のいい出だしですね」と、その勝利を噛み締めた。さらに、「やっぱり一番最初に出てくるところも、田口さんの誘惑に乗らないことも、そういった、真面目で、そうやってぶつかって、自分の信じた道だけを突き進む、そういうYOHさん、俺は好きだよ。これだけじゃなく、これからも戦い続けて、競い合おうよ」と、パートナーへの絶対的な信頼を口にした。

YOH＆ワトの盤石な“絆”と、黒星発進ながらも“ファンカラ”として再始動し、複雑な因縁を胸にメインでの勝利を誓う田口＆ダイヤ。Bブロックの戦いは、開幕戦から早くも熱を帯び始めた。

生え抜きタッグの絆が勝るか、それとも“ファンカラ”の友情パワーが逆襲を果たすのか。Bブロックの戦いは、開幕戦から早くも熱を帯び始めた。

＜写真提供：新日本プロレス＞