【新日本】「格が違うんじゃ！」SHO＆DOUKI、『SJTL』開幕2連勝で“V宣言”！ 敗れた田口＆ダイヤは次戦の“90kgバケモノ”永井に戦々恐々!?
新日本プロレスは10月24日(金)東京・後楽園ホールにて“ジュニアタッグの祭典”『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』第2戦を開催した。
『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』
日時：2025年10月24日 (金) 17:30開場18:30開始
会場：東京・後楽園ホール
観衆：1,058人
メインイベントのAブロック公式戦で、IWGPジュニアタッグ＆ヘビー級の二冠王DOUKIと、SHOによるH.O.T.コンビが、田口隆祐＆ドラゴン・ダイヤ組を破り、開幕2連勝。試合後には「このリーグ戦、やる意味あんのか？」と、その圧倒的な“2強”体制を宣言した。
ゴング前、SHOはマイクを握ると、「オイ、笑わせんなよ、アッ？どう考えてもよ、オメーらよ、オレたちに勝ち目ねえだろ！」と、田口組だけでなく、後楽園ホールの観客までをも「田舎モノ」呼ばわり。その言葉通り、試合はH.O.T.の独壇場となった。
田口＆ダイヤ組が序盤、華麗な連携で王者組を翻弄するも、H.O.T.は鉄柱を使った非情な急所攻撃で流れを強引に引き戻す。
場外戦では、鉄パイプやイスを使った無法殺法で挑戦者組を蹂躙。
リングに戻っても、田口の尻にアトミックドロップを連発するなど、精神的にも肉体的にも徹底的に追い込んでいった。
しかし、この日の“ファンキー・カラッツ”（田口＆ダイヤ）も、ただでは終わらない。終盤、田口が怒涛の反撃を見せ、DOUKIを必殺のオーマイアンドガーアンクルで捕獲。
SHOがトーチャーツールで介入を試みるも、ダイヤがこれを阻止し、勝利は目前かと思われた。
だが、H.O.T.の悪知恵は、その遥か上をいった。SHOが場外からレフェリーの死角を突き、鉄板で田口の頭部を殴打。
この一撃で意識が朦朧となった田口を、DOUKIが横入り式エビ固めで丸め込み、タイツを掴んでの非情な3カウントを奪取した。
試合後、リング上でSHOは「見てのとおり、オレたちには敵はいねえんだよ！残りのヤツらもよ、無駄な抵抗はやめて、おとなしく勝ち点よこしとけ！」と、改めてリーグ戦の無意味さをアピール。
バックステージでも、王者組の“舌”は止まらない。
バックステージに現れるや否や、王者組は「楽勝だよ、楽勝！」（DOUKI）、「ワシらの敵じゃねぇんや！」（SHO）と、圧勝であったことを強調。
SHOは「最初からよ、大人しく俺たちに勝ち点よこしときゃよ、ケガもせず済んだんやねぇんか、オイ？残りのヤツらも一緒じゃ、コノヤロー！」と、リーグ戦の他のチームに対しても、無駄な抵抗はやめて勝ち点を差し出すよう、一方的に勧告した。
さらに、二人の矛先は、翌日の公式戦で対戦する高橋ヒロム＆外道組へと向けられた。DOUKIは「オイ、高橋ヒロム＆外道組。なんだ、話題作りたかったのか？オイ、そんなタッグでな、最強の王者である俺たちの前に立っていいと思うか？」と、その即席ぶりを嘲笑。
SHOも「俺たちが強すぎるからそうしたんだろうが、オラ！敵同士組みやがって」と、両者のタッグ結成は、王者組を倒すためだけの“話題作り”に過ぎないと断罪。
「最強を決めるトーナメント、結果はよ、もう見えてるんだ」（DOUKI）と、リーグ戦の全勝優勝を宣言するかのごとく、高笑いを響かせた。
一方、鉄板攻撃という非情な形で2敗目を喫した“ファンキー・カラッツ”こと田口＆ダイヤ組。
田口が「頭痛い、頭……。イテェ……」とダメージを隠せない中、ダイヤは「卑怯すぎますって。あんな、最後だって鉄板使って無理やり3カウント獲っただけで、あれがなければ絶対ギブアップしてたでしょ？俺ら勝ってましたよ」と、その悔しさを爆発させた。
しかし、田口は「いや、2敗か。でも、あと3勝すれば……（中略）まだまだ3勝あればチャンスはあるでしょ」と、早くも決勝トーナメント進出への計算を開始。その視線は、すでに次なる対戦相手、クラーク・コナーズ＆永井大貴組へと向けられていた。
ダイヤは、特にヤングライオンの永井の存在を強く警戒。「鷹木さんのYouTube観ましたか？永井選手、あの人、片手で90キロのダンベルをワンハンドロウしてました。バケモノですよ」と、その驚異的なフィジカルについて言及。
これに対し、田口も「俺なんかワンハンドロウ、ダンベルを69キロいけるからね」と対抗するも、ダイヤが「無限大です（笑）」とボケ、最後は「90キロだな、永井」（田口）、「数字では負けました」（ダイヤ）と、戦う前から、その“規格外”のパワーに戦々恐々。早くも、次なる戦いへの不安を覗かせた。
王者の圧倒的な傲慢と、敗者のコミカルなまでの焦燥。
ジュニアタッグの祭典は、その開幕2日目にして、あまりにも対照的な二つの風景を描き出した。
＜写真提供：新日本プロレス＞
