【新日本】YOH＆ワト、帝国の新風を破り無傷の開幕3連勝！Aブロック首位タイに浮上「YOHさんと共に栄冠をつかみたい！」

新日本プロレスは10月25日(土)埼玉・熊谷市立市民体育館にて“ジュニアタッグの祭典”『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』第3戦を開催した。

『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』
日時：2025年10月25日 (土) 16:00開場17:00開始
会場：埼玉・熊谷市立市民体育館
観衆：1,093人

この日、Aブロック公式戦で石森太二の欠場による不戦勝でKUSHIDA＆吉岡勇紀組が開幕2連勝（勝ち点4）となる中、同じく開幕2連勝中のYOH＆マスター・ワト組が、UNITED EMPIREのテンプラリオ＆ジェイコブ・オースティン・ヤング組と激突。

YOH＆ワト組がその盤石なチームワークで勝利を収め、無傷の開幕3連勝（勝ち点6）を飾り、Aブロック単独首位に立った。

Aブロックの首位戦線を占う上で重要な一戦。新日本生え抜きタッグとして、そしてNEVER6人タッグ王者として、その絆の深さが試されるYOH＆ワト組。

対するは、帝国の“新風”テンプラリオと、実力者ジェイコブによる強力な国際派タッグ。

試合は、ワトとテンプラリオによる、目まぐるしいハイスピードなレスリングの攻防で幕を開けた。

互いに一歩も譲らない技術戦が繰り広げられる中、UNITED EMPIRE組は場外戦に引きずり込むと、テンプラリオがYOH＆ワトまとめてトペ・スイシーダでなぎ倒す。

リングに戻ると、帝国コンビはYOHの左腕に一点集中攻撃を開始。

ロープを使ったアームブリーカーや、執拗な関節技で、YOHから着実に体力を奪っていく。

しかし、YOH＆ワトの“絆”は、その非情な攻撃を上回った。

YOHが苦しみながらもフライングフォーアームで反撃し、ワトにタッチ。

代わったワトは、ゼロ戦キック、そして場外へのトペ・コンヒーロで一気に流れを引き戻す。

終盤、再びYOHとジェイコブのマッチアップとなると、試合は一進一退の攻防に。

テンプラリオのスワンダイブプランチャがYOH＆ワトを襲うなど、帝国コンビが勝利への執念を見せる。

しかし、最後はYOH＆ワトが、ジェイコブに対し、ダブルのトラースキックから必殺の合体技「Falcon blow」を完璧に決め、3カウントを奪取。

リーグ戦無傷の3連勝を飾った。

試合後、バックステージでYOHは、「自分も、帝国を、作ろうかな、そろそろ……」と、謎の言葉を残し、その真意を煙に巻いた。

一方、ワトは「YOHさんと共に栄冠をつかみたいと思います」と、タッグリーグ制覇へ向けて、その絆の強さを改めてアピールした。

対照的に、痛い2敗目を喫した帝国コンビ。

ジェイコブは「昨日は昨日、今日は今日。2点を取ったぞ。ありがとう！」と、前日の勝利を振り返り、テンプラリオに感謝。

テンプラリオも「今夜はいけると思っていたんだが。残念だが、大きな学びとなった」と、この敗北を糧に、残りの公式戦での逆襲を誓った。

開幕3連勝でAブロック単独首位に立ったYOH＆ワト組。

その盤石なチームワークは、2連覇を狙う藤田＆イーグルス（Bブロック）と共に、今リーグ戦の“主役”であることを、満員の観客に強烈に印象付けた。

＜写真提供：新日本プロレス＞