【マリーゴールド】青野未来、悲願のワールド王座初戴冠!詩美を撃破し“新時代”の到来を宣言「私は誰にも負けないマリーゴールド愛で、この団体を引っ張っていきます」
女子プロレス団体マリーゴールドは10月26日、年間最大のビッグマッチ『MARIGOLD GRAND DESTINY2025』を東京・両国国技館で開催した。

第8試合で行われたマリーゴールド・ワールド選手権試合で、夏のリーグ戦「ドリーム・スターGP」覇者の青野未来が、絶対王者・林下詩美を破り、悲願の最高峰王座初戴冠を果たした。
試合後、青野は「私は誰にも負けないマリーゴールド愛で、この団体を引っ張っていきます」と、新エースとしての覚悟を宣言した。

この一戦に懸ける青野の覚悟は、並大抵のものではなかった。

“GP覇者”という最高の結果を手にしながらも、王者・詩美というあまりにも強大な存在を前に、滝行を行うなど精神を研ぎ澄ませて、この日の決戦に臨んだ。

試合は、互いのパワーが真っ向からぶつかり合う、まさに王座戦にふさわしい激闘となった。20分過ぎ、詩美が必殺の旋回式BTボムで青野をマットに叩きつけ、勝負あったかに見えたが、青野はこれを執念でキックアウト。

しかし、王者の猛攻は止まらない。再び詩美がBTボムの体勢に入った、その刹那であった。これを回避した青野は、壮絶なラリアットの打ち合いに突入。

王者の強烈な一撃にも一歩も引かず、3発目のラリアットでついに詩美をなぎ倒すと、最後は、王者の得意とする形でもある、掟破りの旋回式ハイジャックボムを完璧に決め、3カウントを奪取。
マリーゴールドの“高い壁”を、自らの手で打ち破った。

リング上で、深紅のベルトをその腰に巻いた新王者は、その喜びを爆発させた。
「ありがとう、ワールド王座、深紅のチャンピオンになりました!林下詩美、めちゃくちゃ強くて、本当に高い分厚い壁でした。でも、その林下詩美を倒してこのベルトを取ったことに意味がある。私は誰にも負けないマリーゴールド愛で、この団体を引っ張っていきます。皆さんついてきてくれますか」
その言葉に、両国の観客は、惜しみない拍手で応えた。

バックステージで青野は、改めて、この一戦で得たものの大きさを語った。
「絶対ベルト巻くって気持ちでリングに上がったんですけど、チャンピオンってすごいなって…。詩美のチャンピオンとしての責任感とか強さとかを感じて、それを教えてもらいました。もっともっとプレッシャーを感じて、責任感を感じてこのマリーゴールドを青野未来が引っ張っていきます」
最強の王者を破り、その“責任感”までも受け継いだ青野未来。その「マリーゴールド愛」が、団体の未来を、さらに熱く、激しく燃え上がらせていくことは間違いない。

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