【マリーゴールド】“スーパールーキー”山岡聖怜、憧れの橋本千紘に玉砕!“地獄の股裂き”に沈み涙の誓い「私が強くなって絶対リベンジしにいきます」
女子プロレス団体マリーゴールドは10月26日、年間最大のビッグマッチ『MARIGOLD GRAND DESTINY2025』を東京・両国国技館で開催した。
第6試合では“スーパールーキー”山岡聖怜と、センダイガールズプロレスリングの“怪物”橋本千紘による、レスリングエリート対決が実現。
しかし、その戦いは、橋本が圧倒的な実力差を見せつける結果となった。試合後、山岡は、高校の先輩でもある橋本を「憧れ」と認め、涙ながらにリベンジを誓った。

レスリングの名門・安部学院高出身という、同じルーツを持つ両者。
18歳の山岡にとって、大先輩である橋本との一戦は、自らの“現在地”を知るための、あまりにも大きな壁であった。

試合は、山岡が序盤からクラシカルなレスリングの攻防を仕掛け、バックを取ろうと果敢に攻め込む。

しかし、団体の垣根を越えて“怪物”と称される橋本に対し、その技術は通用しない。

橋本は、コブラツイスト、俵返し、そして投げっぱなしのジャーマンスープレックスと、プロレスの“力”でスーパールーキーを圧倒。
その力の差を、まざまざと見せつけた。それでも、山岡の心は折れない。

スワンダイブ式のドロップキックや、フライングボディープレスで反撃の狼煙を上げると、サイドスープレックスで橋本の巨体をマットに叩きつけるなど、その非凡な才能の片鱗を見せつけた。

しかし、その猛攻も、王者の分厚い壁を崩すには至らない。
勝利を焦り、走り込んだ山岡に対し、橋本はカウンターの強烈なラリアートを一閃。

この一撃で動きが止まった山岡を、橋本は「股裂き」と呼ぶ、足を折りたたみながら顔面を固める、逃れようのない地獄のような技で押さえ込み、3カウントを奪取した。

試合後、バックステージで目に涙を浮かべた山岡は、その悔しさを、未来への誓いに変えた。
「橋本千紘が強いことなんてわかってたけど、やっぱり負けて悔しいし。やっぱり私の憧れはジュリアさんだけじゃなくて、橋本千紘さんもなんだなって思いました。もっともっとプロレス勉強して、プロレスのなかにレスリング入れて、アマレス出身のプロレスラーとしてもっともっとみんなに知ってもらえるように頑張ります。今日が橋本さんとの最後の試合じゃなくて、これから私が強くなって、絶対リベンジしにいきます。ありがとうございました」
“怪物”の背中は、あまりにも遠かった。
しかし、その敗北によって、スーパールーキーの心には、プロレスラーとして、さらに強くなるための、新たな炎が灯った。

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