【マリーゴールド】“初代ワールド王者”Sareee、9ヶ月ぶり電撃帰還!後藤智香を一蹴し「私はやりたいなって思ったリングに上がるだけ」

女子プロレス「マリーゴールド」10月26日の東京・両国国技館大会『MARIGOLD GRAND DESTINY2025』に、初代ワールド王者Sareeeが電撃登場。

第4試合で「大物S」としてリングに上がり、後藤智香を圧倒的な実力差で一蹴。今年1月に王座を失って以来、9ヶ月ぶりとなった“帰還”のリングで、改めてその存在感を強烈に焼き付けた。

2024年の旗揚げ戦に参戦し、ジュリアを破って初代ワールド王者に輝き、同年の女子プロレス大賞も受賞したSareee。

しかし、今年1月にベルトを失うと、その後はスターダムマットを主戦場とし、IWGP女子王座を戴冠するなど、マリーゴールドとは距離を置いていた。

そのSareeeが、IWGP王座から陥落した直後というタイミングで、再びこのリングに姿を現したのである。

その“凱旋”の相手を務めたのは、後藤智香。Sareeeの入場曲が鳴り響き、場内が騒然となる中、後藤はゴングを待たずに奇襲を敢行。

ガウン姿のSareeeに対し、背後から猛然と蹴りかかった。

しかし、その行為が“太陽神”の闘争本能に火をつけた。

Sareeeはすぐさま場外戦へと引きずり込むと、髪を掴んで客席通路を引きずり回し、容赦のないストンピングを叩き込むなど、非情なまでの“格の違い”を見せつける。

リングに戻っても、後藤はジャイアントスイングなどで必死の反撃を試みる。

だが、Sareeeの牙城は崩せない。最後は、Sareeeが強烈な張り手で後藤の動きを止めると、代名詞の裏投げすら出すことなく、完璧なダイビングフットスタンプを投下。

貫禄の違いを見せつけ、凱旋試合を勝利で飾った。

試合後、バックステージでSareeeは、この9ヶ月ぶりのリングを冷静に振り返った。

「大物S…Sareeeでした。1年前くらい前にタッグで戦った時と比べると成長してるっちゃしているんだろうけど、そんな大きく変わった所はなかったかな」 そして、リング上で後藤から「またマリーゴールドに上がってこいよ」と叫ばれたことに対し、自らのスタンスを明確にした。

「お前らが呼んでるんだったら来てやるよ。私はフリーとして自由に動いている。やりたいなと思ったリングに上がるだけ。フリーとして最大限活用しているんで、それがSareeeのプロレスってことだよ」

一方、圧倒的な力の差の前に完敗した後藤は、その悔しさを爆発させた。

「悔しくて、悔しくて、Sareeeに『マリゴに上がってこい!』って言ったけど!いろんな大人の事情があるんでしょ?!そんなの、ゴチカは知らないッ!だからSareeeがいるそこにゴチカが上がってってやることもあるかもしれないッ!Sareeeが強いっていうことを今一度ゴチカの頭の中に入れたので、Sareeeぶっ倒すためにもゴチカはまた強くなっていきます!あぁあああああッ!クソーッ!!」

フリーとして、自らの“やりたい”戦いを求めるSareee。

そして、そのSareeeを“ぶっ倒す”ために、団体の垣根を越えることも辞さないと叫んだ後藤。

初代王者の“帰還”は、マリーゴールドのリングに、新たな、そして危険な火種を投下した。

<写真提供:マリーゴールド>

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