【ノア】HAYATAがV2、タイタスが挑戦表明!敗れた土井成樹が逆襲を誓う「GHCハードコア、諦めへんから」

プロレスリング・ノア10月27日の東京・新木場1stRING大会『MONDAY MAGIC XTREME SEASON epFinal』のメインイベントで、GHCハードコア選手権3WAYサバイバルマッチが開催された。

王者HAYATAが、土井成樹、スターボーイ・チャーリーという二人の強豪挑戦者を退け、2度目の防衛に成功した。

しかし、その勝利の余韻も束の間、タイタス・アレクサンダーがリングに乱入し、次期挑戦を叩きつけた。

テクニシャンとして知られる王者HAYATAにとって、ハードコアルール、しかも3WAY戦という混沌とした状況は、あまりにも過酷な防衛戦であった。

試合は、まずHAYATAが、若手のスターボーイ・チャーリーを、一瞬の隙を突いた丸め込みで3カウントを奪取。

混沌とした状況を、まずは1対1の構図へと持ち込む、王者としてのクレバーさを見せつけた。

しかし、ここからが地獄の始まりであった。“なんでもあり”のルールを熟知するベテラン、土井成樹がその牙を剥く。

リングに並べられたイスの山へのパワーボム、さらには長机へのパワーボムと、HAYATAの肉体を徹底的に破壊。

王者は防戦一方となり、絶体絶命のピンチに追い込まれた。

だが、王者の心は折れていなかった。土井がとどめとばかりに、イスに座らせたHAYATAへ必殺のバカタレスライディングキックを狙った、その刹那であった。

HAYATAはそのキックをかいくぐると、カウンターのヘデック(変型フェイス・バスター)を炸裂。

一瞬の閃きで、ハードコアの猛者をマットに沈め、劇的な逆転勝利を収めた。

しかし、その激闘の直後、リングにタイタス・アレクサンダーが姿を現した。

そして、満身創痍の王者に対し、挑戦表明。

HAYATAは無言であったが、ベルトを掲げてこれに応じ、両者は激しく睨み合った。

試合後、HAYATAは土井の猛攻によるダメージが深く、コメントブースに姿を見せることはできなかった。

一方、敗れた土井は、「MONDAY MAGIC初参戦や。魔法にかかってもうたな。クソ。GHCハードコア、諦めへんから。今話聞いとったら、また来年もやるらしいな。忘れた頃にっていうか、忘れないうちにまた獲りにいくから。また手紙送るわ、その時は」と、王座獲りへの執念を燃やし、再挑戦を誓った。

テクニシャンでありながら、ハードコアという過酷な王座の防衛ロードを歩むHAYATA。

その前途には、休む間もなく、次なる強敵が立ちはだかる。

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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