【新日本】石森＆エックス組、デスペラード組を粉砕し『SJTL』Bブロック首位決戦へ照準「俺らは忘れてねぇぞ、しっかり楽しませてやるからな」

新日本プロレスは10月29日(水)、新潟・サン・ビレッジしばたにて『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』第6戦を開催した。

『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』
日時：2025年10月29日 (水) 17:30開場18:30開始
会場：新潟・サン・ビレッジしばた
観衆：1,001人（満員）

メインイベントのBブロック公式戦では、石森太二＆ロビー・エックス組がエル・デスペラード＆KUUKAI組と激突。

決勝進出には勝利が絶対条件の石森＆エックス組が、デスペラード＆KUUKAI組を必殺の連携で沈め、3勝1敗（6点）と勝ち点を伸ばした。

勝者となった石森＆エックス組の視線は、もはやこの日の対戦相手には無かった。

試合直後から、二人の意識は11.1大阪のリーグ最終戦、Bブロック首位のロビー・イーグルス＆藤田晃生組との直接対決へと向けられていた。

試合は、中盤から石森＆エックス組が主導権を握る。狙われたのはKUUKAIであった。

ロビー・エックスが場外で観客のタオルを奪いチョーク攻撃を見舞えば、石森は金具むき出しのコーナーポストへ叩きつけるなど、BULLET CLUB WAR DOGS流の非情なインサイドワークで徹底的に体力を奪う。

デスペラードがタッチを受け反撃に転じ、マフラーホールドなどで石森を攻め立てる場面もあったが、石森も巧みな切り返しでBone Lockに移行するなど、一進一退の攻防が続いた。

勝負が決したのは終盤。KUUKAIがムーンサルトプレスを投下するなど勝利への執念を見せるが、石森＆エックス組はこれをカウント2で返す。

最後は、石森がジャンピングニーでデスペラードのカットを阻止すると、孤立したKUUKAIに合体技ブラディキラーを炸裂。

続けてロビー・エックスがX EXPRESS（変形シューティングスタープレス）を完璧に決め、3カウントを奪取した。

試合後、マイクを握った石森は、勝利の余韻に浸るよりも先に、次戦への意思を明確にした。

■石森のマイクアピール 「オイ！デスペ！KUUKAI！オレたちの心と翼は、まだまだ元気だぜ～？勝ったのは、超人・石森太二と、鳥人・ロビー・エックスだ！今日は特別に、ロビー・エックスに締めてもらうからよ！オマエたち、しっかり聞いとけよ、オイ！」

■エックスのマイクアピール 「『SUPER Jr. TAG LEAGUE』で、このリングに上がってちょうど1年を飾ることになった。このニュージャパンのリングに上がって1年というときを、『SUPER Jr. TAG LEAGUE』の勝利で祝えるなんて、格別だな。　俺とイシモリはいつも同じ波長だが、一つだけ言わせてくれ。俺とイシモリは、力尽きるまで戦うんだ。目が腫れ、鼻が折れ、歯が欠けるまで戦う。なぜなら俺たちはBULLET CLUB WAR DOGSであり、それが俺たちのやっていることだからだ！」

【試合後バックステージコメント】

バックステージに戻ると、石森＆エックス組の視線は、もはやこの日の対戦相手には無かった。

エックス「昨日……昨日、俺は皆に言った。デスペラードは、俺が初めて試合をした日本人レスラーだと。つまり、俺はずっと思うところがあったんだ。それが完全に消えた。 それからまだ、思うところのあるヤツがいる。ロビー・イーグルス、フジタ。次はお前たちだ。あっちは消えても、こっちはまだ消えてないからな」

石森「リング上でも言った通り、勝ったのは、“超人”石森太二と“鳥人”ロビー・エックスだ。それで次はアイツらだ、ロビー・イーグルスと藤田。 俺らは忘れてねぇぞ。しっかり楽しませてやるからな。ということで、これはまさしく神の恵み、そうグレイスだ！」

一方、リーグ敗退が決定したデスペラード＆KUUKAI組は、肩を落としコメントスペースに現れた。

デスペラード「（※KUUKAIに肩を貸して現れて）さすが、さすが超人。超人2人、堪能したぜ。チクショー！これで俺たちの決勝の芽はなくなった。キッパリと、サッパリと、俺たちは予選敗退だ。仕方ねぇよ。仕方ねぇよな」

KUUKAI「言わせてください！アイツらの翼、心、折れなかったかもしれないですけど、半分は折ってやったと思ってます。まだまだ俺は闘いたいです」

デスペラード「当たりめぇだ。半分じゃ足りねぇってことだよ！」

＜写真提供：新日本プロレス＞