【新日本】DOUKI&SHO、毒霧噴射の無法手段で『SJTL』全勝制覇! DOUKI「俺こそが最強のジュニアの王だ」 敗れた石森は怒り「テメエだけは許さねえ」
新日本プロレスは11月2日(日)、岐阜・岐阜メモリアルセンター で愛ドーム(第1体育館)にて『棚橋弘至~衣錦還郷』を開催した。
『棚橋弘至~衣錦還郷』
日時:2025年11月02日 (日) 15:30開場17:00開始
会場:岐阜・岐阜メモリアルセンター で愛ドーム(第1体育館)
観衆:3,742人(札止め)
満員の観衆が見守る中、第6試合では『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2025』優勝決定戦が行われた。
Aブロックを無敗で勝ち上がったIWGPジュニアタッグ王者DOUKI&SHO組(HOUSE OF TORTURE)と、不戦敗こそあったもののBブロックを逆転突破した石森太二&ロビー・エックス組(BC WAR DOGS)が激突。
リーグの頂点を決める戦いは、H.O.T.の非道なラフファイトが終始展開され、最後はDOUKIの毒霧(レッドミスト)という衝撃の結末で王者組が全勝優勝を飾った。
試合前、SHOがマイクを握り、岐阜の観衆を罵倒。 「オイオイオイ、俺たちがよ、全勝で余裕で決勝まで来てやってんのによ、何だこの会場は?そもそもここどこだよ。何の特徴もねぇから分かんねぇ。ここ滋賀か?三重か、オラ?もし岐阜だったらな、一番しょぼいとこやないか、オラ!それに相手は超人に鳥人?こっちには神になった男がいんだよ。それに比べたらよ、オメーらなんかよ、猿どもや、オラ!オメーらみてぇな猿どもはよ、俺たちが余裕でボコボコにしてやらぁ!」

この言葉を合図にH.O.T.が奇襲を仕掛けるが、石森&エックス組はこれを読んで迎撃。ゴングが鳴ると、逆に王者組を場外で痛めつける好スタートを切った。
しかし、H.O.T.はリング上の攻防を一瞬で覆す。石森がSHOをコーナーに振ると、場外のDOUKIが石森の足を引き、急所を鉄柱に強打。すかさずリングに飛び込んだSHOと共に、救出に来たロビー・エックスも捕獲し、同じく鉄柱に急所を打ち付けた。

ここから試合はH.O.T.の独壇場となる。石森を客席に投げ込み、鉄柱に顔面を叩きつけると、リングに戻してからもイス攻撃、二人がかりのストマックブロック、両腕両足を掴んで脇腹を攻め立てる拷問攻撃と、非情なラフファイトで石森のスタミナを徹底的に奪っていった。
長時間捕らえられた石森であったが、SHOのサミング(目潰し)を逆にサミングで返すと、ハンドスプリング式のオーバーヘッドキックで一矢報い、ロビー・エックスにタッチ。

代わったエックスは、持ち前の空中殺法で躍動。SHOにドロップキック、キャノンボール式のキック、トペ・スイシーダを立て続けにヒットさせる。
さらにリングに戻るとカミカゼからその場飛びムーンサルトプレスを敢行。代わった石森と共にスライディングジャーマン、その場飛びシューティングスタープレスと流れるような連携でSHOを追い詰めた。

だが、H.O.T.は再びレフェリーの死角を利用する。DOUKIが場外からイスで石森を殴打すると、イタリアンストレッチNo.32で捕獲。エックスがカットに入るも、リングは無法地帯と化す。
終盤、SHOがトーチャーツールを持ち出すと、エックスがこれを回避しソバットを叩き込む。しかしSHOは背後からトーチャーツールを一撃。すかさず石森がSHOにニーアタックを見舞い、DOUKIのベルト攻撃をBone Lockで切り返すなど、WAR DOGSも反則攻撃に応戦する姿勢を見せた。

石森がDOUKIに対し鉄板攻撃を狙うSHOを阻止し、逆に鉄板で殴打。エックスもスワンダイブ式のコークスクリューアタックでSHOを場外に排除する。
リング上、石森がDOUKIにBone Lockを極める。さらにブラディクロスを狙った石森を、DOUKIはレフェリーに突き飛ばす。石森は激突寸前で回避したが、レフェリーが身をかがめた一瞬の隙を、DOUKIは見逃さなかった。

DOUKIは突如自らのマスクを脱ぎ捨てると、赤い液体、レッドミストを石森の顔面に噴射。視界を奪われた石森に対し、前方から急所パンチを見舞うと、そのままスクールボーイで丸め込み、3カウントを奪取した。

IWGPジュニアタッグ王者が、反則の限りを尽くして『SUPER Jr. TAG LEAGUE』を全勝制覇。ブーイングが飛び交う中、DOUKIはマイクを握り、高らかに宣言した。
「オイ、見ての通りだ。全勝優勝、完全制覇、ハハハハハ!これで誰も文句ねぇだろう?IWGPジュニアタッグチャンピオン、IWGPジュニアヘビー級チャンピオン、そして『SUPER Jr. TAG』完全制覇。これでを分かったろう?俺こそが最強のジュニアの王だ」
【試合後バックステージコメント】
▼DOUKI&SHOに藤田晃生が激怒「オモチャがないとケンカもできないカス」

全勝優勝を果たしたDOUKI&SHO組は、バックステージでも「当たり前の結果よ。この世の常識じゃ!」(SHO)、「新日本のジュニアのヤツら、誰も俺たちに勝てなかったな」(DOUKI)と、「格の違い」を誇示した。

そこへ、前日のBブロック最終戦で敗れた藤田晃生がペットボトルを投げつけ乱入。「タッグリーグも終わって、視野も広がったから」と切り出すと、王者組に対し「お前らは、オモチャがないと、ケンカもできないカスやろ? 違う?」と痛烈な言葉を浴びせた。

SHOは「オメエみたいな田舎もんとはよ、格が違うんじゃ」と激昂するが、藤田は怯まない。二冠王者のDOUKIに対し、「オイ、チャンピオン、なんとか言え、オイ」と詰め寄る。
DOUKIは「お前たちは、もう9月に倒してんだ。興味ねえんだよ」「なんか持ってきて、俺の前立ってみろ」と突き放したが、藤田は「最短でお前らの前立ってやる」と宣言し、コメントスペースを後にした。
▼石森&エックス、非情な結末に怒り「テメエだけは許さねえ」

一方、毒霧に沈んだ石森太二とロビー・エックスは、フロアに崩れ落ち、悔しさを爆発させた。
ロビー・エックスは「クソッたれ!またやっちまった!」「あと少しだった!イシモリ、マジでほんのちょっとの差だった!」と絶叫。
石森も「ああ、こんなフィニッシュ決めやがってよ。ふざけんじゃねえよ。DOUKI!テメエだけは許さねえからな。ああッ!」と、毒霧を噴射したDOUKIに対し、最大級の怒りを露わにした。
<写真提供:新日本プロレス>
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