【新日本】ウルフ アロン、無法手段のEVILを二度目の払腰葬! 1.4デビュー戦前に因縁激化「ああいった行為が繰り返されるのであれば、僕は許せない」
新日本プロレスは11月2日(日)、岐阜・岐阜メモリアルセンター で愛ドーム(第1体育館)にて『棚橋弘至~衣錦還郷』を開催した。
『棚橋弘至~衣錦還郷』
日時:2025年11月2日 (日) 15:30開場17:00開始
会場:岐阜・岐阜メモリアルセンター で愛ドーム(第1体育館)
観衆:3,742人(札止め)
第4試合で行われた10人タッグマッチは、HOUSE OF TORTURE(H.O.T.)が本隊チームに対し、反則介入の限りを尽くして勝利を強奪。試合後、EVILがNEVER無差別級6人タッグ王座への挑戦を一方的に表明した。
さらに、来年1.4東京ドームでEVILを相手にデビューするウルフアロンが、H.O.T.の暴挙を阻止すべくリングに登場。10.13両国大会に続き、再びEVILを鮮やかな払い腰でマットに叩きつける事態に発展し、デビュー戦を前に両者の因縁は頂点に達した。

この日の10人タッグマッチは、海野翔太&上村優也&矢野通&YOH&マスター・ワトの本隊チームと、EVIL&成田蓮&高橋裕二郎&金丸義信&ディック東郷のH.O.T.が激突した。
YOH&ワト組は、『SUPER Jr. TAG LEAGUE』でH.O.T.のDOUKI&SHO組に決勝進出を阻まれており、その鬱憤を晴らしたい一戦であった。

しかし、H.O.T.はゴングを待たずに奇襲攻撃を敢行。矢野通を捕獲し、金具が剥き出しにされたコーナーポストへ叩きつけるなど、序盤からH.O.T.の無法殺法が展開された。

海野、上村のヘビー級コンビや、YOH、ワトが反撃を試みるも、H.O.T.の巧妙な連携と妨害の前に流れを掴めない。終盤、ワトが東郷をベンダバール(変型腕ひしぎ十字固め)で捉えた決定機も、EVILがレフェリーに激突して無法地帯を作り出す。

この隙に金丸義信がワトにウィスキーミストを噴射。さらにEVILがNEVER無差別級王座のベルトでワトを殴打。ぐったりとしたワトの上に東郷の体を無理やり乗せると、EVILがレフェリーの腕を掴んで強引に3カウントを叩かせた。
試合後もH.O.T.の暴挙は続く。金丸がYOHをウィスキー瓶で殴打し、EVILは矢野に急所攻撃を見舞う。NEVER6人タッグのベルト3本をリングに並べたEVILはマイクを握り、挑戦を宣言した。
EVIL 「オイ、このクソ弱ぇ有象無象ども!オメーらにはNEVERのベルトは相応しくねぇんだよ!次の挑戦者はこの俺と東郷と金丸で決定だ、コノヤロー!そしてこの俺は真のNEVERニ冠王じゃ、ハッハッハー!」
EVILが高笑いする中、ウルフアロンがリングに登場。

10.13両国大会に続き、矢野への暴行を阻止すると、再びEVILを鮮やかな払い腰でマットに叩きつけた。
ベルトを手にEVILを睨みつけるウルフに対し、EVILはリング下から罵声を浴びせる。

EVIL「ざけんなコノヤロー! このベルトに気安く触ってんじゃねぇ!」

【試合後バックステージコメント】
バックステージでも、両軍の怒りが交錯した。
▼HOUSE OF TORTURE

EVIL「オイ、ウルフアロン! テメエごときが、このベルトに気安く触れてんじゃねえぞ、この野郎。ふざけんな、この野郎!」
金丸「オイオイオイ、6人タッグっていう試合をよ、俺らでしっかり教えてやるからよ。よく覚えとけ、この野郎」
東郷「オイ、ふざけんな、この野郎。オイ、クッソーッ……」

ウルフ「まあ、この前の両国大会で1度、まあ無意識だったんですけど止めに入って……もう1度、止めに入ってるんで、僕の前でああいった行為が繰り返されるのであれば、僕は許せないですし、またこういうふうな……あのう……ことをすると思うんです……」
矢野「やってやる!」
YOH「(※小声で)ムカつんだよ、テメエら……」
ワト「(※這ってコメントスペースを横切りながら)やってやる……やり返してやる……やり返してやる」

『WORLD TAG LEAGUE』でのタッグ結成が確実視される海野と上村は、H.O.T.への怒りと、タッグリーグへの決意を語った。
海野「…………今シリーズ、(10.13)両国ぶりに試合させてもらったけど、岐阜……ほんとにあったかいな。超満員の岐阜の景色、おそらく俺、入門してから初めて見たんじゃないかな。(中略)あと一つ……上村優也……上村優也(※と呼び込む)。とりあえず、両国ぶりのタッグだけど、ありがとうございました」
上村「ありがとうございました」
海野「一つ、確認しときたいことがあって、両国ではタイトルマッチ負けて悔しい思いしたけど、(中略)『WORLD TAG LEAGUE』と続いていく今シリーズ……今年の下半期のシリーズ、タッグリーグに向けてはそう考えてる?」
上村「もちろん、負けたまんまで終わるつもりは僕はないですね。両国でタッグで負けて、そのタッグの負けは次のタッグリーグ、そこでしっかり返したいと思ってます」
海野「ライバルとしても、パートナーとしても、これからもお互いね、高め合って、刺激与え合って、ねえ、今日のあったかい岐阜みたいに、新日本プロレスを明るく照らしていこう。(※上村が軽くうなずくのを見て、右手を差し出す)」
上村「……(※無言で海野が差し出した右手を握り返す)」
海野「俺からは以上です(※と言って、先に控室へ)」
一人残った上村は、H.O.T.への怒りを露わにした。
上村「……まあタッグリーグ、タッグうんぬんありますけど、僕からはやっぱり、HOUSE OF TORTURE、彼らあんな勝ち方して、レフェリーが見てないからって、そんないいわけないですよ。お客さんは見てんだよ。HOUSE OF TORTURE、次、どこで当たるかわかんないけど、とことん、お前らぶっ潰してやるよ。納得いくまで潰し合いだ……」
<写真提供:新日本プロレス>
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