【DDT】クリス・ブルックスがザック・セイバーJr.との親友対決でリベンジならず!「8年後にまたやりましょう」

 DDTプロレスが11月3日、東京・両国国技館で年間最大のビッグマッチ「Ultimate Party 2025」を開催した。クリス・ブルックスが“親友” ザック・セイバーJr.と約8年ぶりの一騎打ちに臨むもリベンジはならなかった。

 両者は母国の英国時代からしのぎを削り、約8年前の英国レボリューションプロレスリングでシングル戦を行い、ザックが制している。その後、2人ともに日本を戦場とするようになり、私生活では親友関係。ザックは昨年4・7後楽園に初参戦し、友人のクリスとコンビを結成。その際、ザックは「次DDTに来るときはIWGP世界ヘビー級王者として来る」と発言していたが、今年8・30ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)に公約を果たし、IWGP王者として参戦。藤田晃生と組み、クリス&正田壮史と激突し、ザックが正田に勝利。試合後、日本では初となるシングル戦を約束した。

 ザックが英国流レスリングで攻めていけば、クリスはジャパニーズスタイルで応戦していった。ところがザックがPKを決めてカバーすると、松井幸則レフェリーのカウントが2で止まってしまう。ビジョンではクリスと松井レフェリーの仲睦まじい画像が映し出される。

クリスと衝突した松井レフェリーがダウンすると、クリスのセコンドに就いていた中村宗達が助太刀。アントーニオ本多も入って、イス攻撃にいこうとするもできず。ビジョンでは今度はザックと本多のラブラブ写真が映し出される。本多が味方であるはずのクリスにごんぎつねを狙うも誤爆。とんでもない展開のなか、ザックは足を極めていく。抜け出したクリスは変型オクトパスストレッチで締め上げた。クリスが蒼魔刀もカウントは2。

さらにパイルドライバーを見舞うも、切り返したザックはヨーロピアン・クラッチで丸め込み3カウントを奪取し、クリスのリベンジはならなかった。2人は仲良く手をつないで退場した。

 バックステージで2人は揃ってコメント。クリスが「8年後にもう1回やりましょう」と言えば、ザックは「レフェリーとあんな関係になるなんて、プロレスで許されていいのか?」と異議。クリスは「おまえこそ新日本とDDTの禁断の愛。じゃあ、おまえは本多、俺は松井と組んで試合する」と言い返し、ほとんど漫才のような状況となった。

 

「Ultimate Party 2025」全対戦カード&試合順
【日時】2025年11月3日(月=祝) 開場12:30 開始14:00
【会場】東京・両国国技館

▼第一試合 髙木三四郎復帰戦~スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
髙木三四郎 vs 葛西陽向

▼第二試合 30分一本勝負
HARASHIMA&大鷲透&吉村直巳 vs 高尾蒼馬&川松真一朗&瑠希也

▼第三試合 スペシャル8人タッグマッチ 30分一本勝負
岡谷英樹&MJポー&デムース&イルシオン vs 佐藤大地&石田有輝&須見和馬&隈取

▼第四試合 DDT EXTREME選手権5WAYマッチ~目隠しデスマッチ 60分一本勝負
<王者>To-y vs 彰人<挑戦者> vs スーパー・ササダンゴ・マシン<挑戦者> vs 平田一喜<挑戦者> vs アントーニオ本多<挑戦者>
※第63代王者4度目の防衛戦。

▼第五試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
遠藤哲哉&HAYATA&宮脇純太 vs 秋山準&青木真也&高鹿佑也

▼第六試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負(※変更カード)
佐々木大輔 vs AMAKUSA

▼第七試合 KO-Dタッグ選手権サバイバル3WAYマッチ 60分一本勝負
<王者組>飯野雄貴&納谷幸男 vs MAO&KANON<挑戦者組>with KIMIHIRO vs 橋本千紘&優宇<挑戦者組>
※第87代王者組6度目の防衛戦。

▼第八試合 ドラマティック・ドリームマッチ 30分一本勝負
ザック・セイバーJr. vs クリス・ブルックス

▼セミファイナル スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
KONOSUKE TAKESHITA&武知海青 vs 樋口和貞&正田壮史

▼メインイベント KO-D無差別級&DDT UNIVERSAL両選手権試合 60分一本勝負
<KO-D無差別級王者>上野勇希 vs 鈴木みのる<UNIVERSAL王者>
※上野は第88代KO-D無差別級王座2度目の防衛戦、みのるは第18代UNIVERSAL王座6度目の防衛戦。

〈写真提供:DDTプロレス〉

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