【新日本】ラスト2ケ月、棚橋弘至が日本橋三越本店「天女像」の前で引退カウントダウンを語る!東京ドーム動員目標は70万人?!

新日本プロレスの”100年に一人の逸材”棚橋弘至が、11月4日(火)に東京・⽇本橋三越本店中央ホール1階天⼥像前で開催された『エムアイカードPresents 棚橋弘至選手トークイベント』に登場した。

「新日本プロレス エムアイカード」会員向けのイベントであったが、一般の立見、入場無料が追加で決定したことで、1月4日東京ドームでの引退を控える棚橋のリアルイベントとして残り少ない機会だけに多くのファンが足を運んだ。

会場となったのは、日本橋三越本店の”顔”ともいえる中央ホール。昭和35年(1960年)から「まごころ」の象徴として輝き続ける壮麗な「天女像」の前という、日本有数のラグジュアリー空間で行われ、棚橋の歴代ガウン、コスチュームや、第4代IWGPチャンピオンベルト(レプリカ)展示されるなど、1日限りの特別イベントとなった。

司会の阿部誠リングアナに呼び込まれ登場した棚橋は、この会場でプロレスラーがイベントを行うのが初めてという事を聞くと、「でた”100年に一人の逸材”」と満足気であった。

トークでは、引退ロードの今年を振り返り、東京ドーム大会でのTAKESHITA対辻陽太やウルフ アロンのデビュー戦にも触れた。

自身は1月4日に毎年新たらしいコスチュームを披露しているが、引退試合も新コスチュームで登場するとのこと。また、“残り61日”となった心境を率直に語り、昨年10月の両国大会で引退を発表したが「あっという間でしたね。もう“秒”って感じです。生活は何も変わらなくて、その日その日を悔いなきよう、100%出して生きるというのを続けてきた今日なので、これからも変わらないと思います」

「ただ、僕、涙もろいところがあるので、東京ドーム大会の朝起きて、いつも通り朝食を食って、会場行って、ウォーミングアップして、バックステージに移動して入場して、試合して、試合後、どのタイミングで泣き始めるかなと。入場が一番危ないと思うんだよね。入場で泣いてる選手って応援できないじゃないですか(笑)じゃあいいですってなっちゃうんで」といつ泣くかも注目ポイントとした。

イベント中には、東京ドーム大会のチケット販売状況にも話が及び、現在は3万1,548枚と手書きのフリップで現状を報告。さらに「目標は猪木さんの引退試合の7万人超え。あの時、大学2年生だった自分は観客席にいて、『この日だけは近くで見たい』と思ってチケットを奮発した」と、自身のファン時代を懐かしそうに振り返った。

しかし、目標についてもフリップに書く際に7万ではなく、誤って70万と書き間違ったエピソードも明かし、笑いが起きた。(2枚のフリップはイベント後に来場者によるじゃんけん大会でサイン入りでプレゼントされた)


※当選者から許可を得て撮影

話題は、いまだ発表されていない“引退試合の相手”にも及んだ。棚橋は「まだ決まっていません。こないだ岐阜大会のバックステージで外道選手が現れて、『相手を用意します』って言ってたんです。どうなるか分かりませんけど、どんな相手が来ても負けない準備をします」としつつ「もうしばしお待ちください」とコメント。また、引退試合までに体を作ることを約束。

そして、今回貴重な場所でのイベントとなったが、今後の展開として日本橋三越本店で棚橋との買い物ツアーや他の選手のイベント開催を社長としてしっかり三越側へ売り込む場面もあった。

最後は会場への感謝を述べ「2026年1月4日、東京ドーム迫ってきました。いよいよ棚橋のキャリアも残り2ケ月となりまして、寂しい気持ちもあるんですけど。本当に全力でやってきたそのゴールなんで、最後まで胸張って走りますので、皆さん、よろしくお願いします!」と力強く宣言。

会場を埋め尽くしたファンの前で、いつもの決めゼリフ「愛してまーす!」を響かせると、天女像の下に大きな拍手が広がった。

格式ある百貨店とプロレスが融合した特別な一日。“100年に一人の逸材”棚橋弘至が見せたのは、引退を目前にしてもなお、リングとファンを愛し続ける不変の情熱だった。

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