新日本プロレスのタッグリーグ戦に凸凹コンビが参戦 「ならず者」デスペラードと組む「大巨人」石川修司の思惑
「大巨人」石川修司が「ならず者マスクマン」エル・デスペラードと凸凹バディを結成。新日本プロレスの「WORLD TAG LEAGUE 2025」(11月20日、東京・後楽園ホールで開幕)に参戦する。
195センチ、130キロとスーパーヘビー級の石川に、デスペラードは身長、体重ともに不明ながらジュニアヘビー級戦士。まさに凸凹コンビそのものだ。
しかも石川はDDTでデビューし、全日本プロレスに一時所属した後、現在はEvolutionのGM。かたやデスペラードは新日本の生え抜き所属選手。体からキャリアまで、あまりに対照的だ。

<写真:本人提供>
デスペラードが新日本所属ながら様々な団体に上がっており、会場で挨拶を交わす仲だったが、あるきっかけで親交が深まったという。
石川が振り返る。ある大会でデスマッチに挑むことになったデスペラードが、ヒジ用のサポーターを持っていなかった。凶器が飛び交うリング上で、裸のヒジでは大ケガにつながりかねない。「私の予備用のヒジ当てをあげたら、効果絶大で感謝された」とにっこり。

プロレスは元より何かと語り合うことが増えた二人。タッグマッチで闘う機会もあり「次はシングルで」と、石川から声をかけたのだが拒否されていた。
デスペラードの答えは「一騎打ちなんてやりたくない。組もう」だった。そして今リーグ戦にエントリーされたというワケだ。

<写真提供:伊藤ミチタカ氏>
石川は新日本には本格初上陸となる。ほとんどの選手が初対決だ。「人見知りなので…」と巨体を縮めたものの、実績は大したもの。
全日本の三冠王座に君臨し、ノアのGHCハードコア王座にも輝いた。大日本プロレスのデスマッチヘビー、世界ストロングヘビー王者にもなった。DDTのKO-D無差別級王座も戴冠している。

<写真提供:伊藤ミチタカ氏>
シングルはもちろんだが、様々な団体のタッグ王座も獲得してきた。諏訪魔との暴走大巨人、佐藤耕平とのツインタワーズなど「タッグ屋」としても名を馳せた。この2チームはスーパーヘビー級コンビだったが、誰とでもパートナーの長所を引き出し、サポートもバッチリ。
デスペラードとの凸凹コンビだからこそ、新たな合体殺法や連係プレーも繰り出せる。「どんなことができるのか。俺自身がワクワクしている」と声をはずませる。

<写真提供:柴田惣一>
なおも「ことによると、新日本らしくないファイトになるかも知れない。アンチの声が渦巻くかも…。でも楽しみで仕方ない。デスペさんに任すところはお任せして、自分らしさを爆発させたい」と自信をほのめかす。デスペラードは11・16山口・下関大会を負傷欠場したが、リーグ戦には間に合うようだ。
リング上だけではない。東北、関西、九州と久しぶりのサーキットに心も体もうずいている。「各地方の美味しいモノを食べられるし、久しぶりに会える友人たちもいる」と17大会のリーグ戦を大歓迎だ。

<写真提供:柴田惣一>
今年はホームリングのEvolutionに加えて、多くのリングに乗り込んだ。年間100試合を超えるのは間違いない。全日本時代よりも試合数は増えている。
大きな目標も見つけた。2026年1・4東京ドーム大会だ。「タッグリーグ戦で優勝すれば、IWGPタッグ王座に挑戦できるはず。「デスペさんはジュニア王座次期挑戦者決定戦とダブルヘッダーになるけど、頑張ってもらって」とズバリ。

<写真提供:柴田惣一>
初上陸となる東京ドームのリングも見据えた石川が「WORLD TAG LEAGUE 2025」の大きな台風の目となることは間違いない。
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