【新日本】YOH、執念の“座り込み”で会長を根負けさせる!NEVER6人タッグ王座の東京ドーム進出を強奪「新日本プロレスを全力で盛り上げます!」
新日本プロレスは11月20日、東京・後楽園ホールにて『WORLD TAG LEAGUE 2025』の開幕戦を開催した。
タッグの祭典の火蓋が切って落とされた聖地・後楽園であったが、リング上では公式戦とは別の、一人の王者による孤独な闘いが繰り広げられていた。
NEVER無差別級6人タッグ王者のYOHが、来年1月4日の東京ドーム大会への参戦を要求し、大会開始前と終了後の二度にわたりリングを占拠するという前代未聞の行動に出たのである。

事の発端は大会開始前であった。突如としてリングに現れたYOHは、保持するNEVER6人タッグのベルトを掲げ、マイクアピールを開始した。
YOH「NEVERシックスメンタッグ王座、獲ったぞーーー!! 俺はさ、こいつ(ベルト)を(1.4)東京ドームに連れて行くと言ったんだよ。俺はこのNEVER、好きで好きでしょうがないんだよ。なあ、君たち? NEVERと俺のこと、どう思ってんの!?」
観客からの好意的な反応を得たYOHは、セコンドの安田優虎、松本達哉、ウルフアロンを巻き込み、「愛してる」コールを扇動。「俺もNEVERのことを! 愛してまーーーす!!」と絶叫し、会場を一体化させた勢いのまま、会社側へ要求を突きつけた。
YOH「さあ、会社!? いますぐこのNEVERを東京ドームの正式カードにしてもらおうか? オイ! 言っておくけどよ、カードが正式に決まるまで俺はここを動かない オイ! 動いてほしけりゃ(菅林直樹)会長を呼ぶんだな! 会長カモーン!!」

渡辺大星リングアナウンサーからの退去要請を無視し、テコでも動かぬ構えを見せるYOHであったが、最後は若手選手である安田と松本に抱え上げられ、「会長―っ!! 会長に会わせろーーっ!! やだやだーーっ!!」と叫びながら強制退去させられる幕切れとなった。

しかし、王者の執念はこれで終わらなかった。メインイベントで勝利した鷹木信悟&ドリラ・モロニー組が花道を引き上げると、入れ替わるようにYOHが再びリングイン。リング中央に座り込み、沈黙の抗議を開始したのである。
阿部誠リングアナウンサーが終了のアナウンスを行い、スタッフによる撤収作業が始まっても、YOHは頑として動かない。場内に「YOH」コールが響き渡る中、バックステージインタビューの音声が途切れるのを見計らい、YOHは再びマイクを握った。

YOH「……ただいま。また戻ってきたよ。次こそは会長が来るまで、ここ動かねえかんな!オイ、松本、安田!テメーらさっき、何やってんだよ!オイ、松本、オマエ、革命軍に入りたいんじゃないの? オレ、革命軍だよ?その先輩に何やっとんねん、田舎モンが、オラッ!オイ、安田!オマエさ、オレの洗濯物、何回忘れてんだ!仕事しっかりせい、田舎モンが、オイッ! オイ、テメーら二人!バツとして、オレと一緒に会長が来るの、待ってくんない?」
YOHは、開始前に自分を排除した若手二人をリングに呼び戻し、共に菅林会長の登場を待つ体制を整えた。そして、会場全体を巻き込んでの「会長コール」が巻き起こる。
撤収時間を気にして腕時計を指差しながら現れた菅林直樹会長に対し、YOHは低姿勢で懇願した。
YOH「会長~~!!あの会長すみません、あの、会長の迷惑になるつもりはまったくなくて。 あの、NEVERシックスを東京ドームの正式カードにしてほしいんです。オレは!この新日本プロレスを全力で盛り上げます!だからNEVERシックスを東京ドームでやらせてください!お願いします!」

YOHは松本と安田の頭を下げさせ、共に嘆願する。しかし、会長は手でバッテンを作り、拒否の姿勢を示した。これに対しYOHは、過去の苦い経験を引き合いに出し、悲痛な叫びをあげた。
YOH「違うんだよ、オレ、もう女装して売り子とかしたくないんだよ!試合がしたいんだよ~!だからもう、会長、このとおり、お願いしま~す!!」

YOHは松本と安田の手を自身の後頭部に当てさせ、さらに深く頭を下げて懇願した。
その必死の姿に、ついに菅林会長が折れた。両手で大きな「マル」を作ると、場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。
YOH「ヨッシャー!オイ、待ってろ、東京ドーム!!」
執念の実力行使で東京ドームへの切符をもぎ取ったYOHは、協力した若手二人を抱きしめ、ベルトにキスをして喜びを露わにした。
タッグリーグ開幕の裏で、NEVER6人タッグ王者が大きな一勝をあげた夜であった。
<写真提供:新日本プロレス>
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