【SSPW】12・4後楽園大会見どころコラム到着!初代タッグ王座決定戦で、スーパー・タイガーと高橋“人喰い”義生が遭遇!G・サスケ&タイガーマスク&ハヤブサ組で90年代のジュニア黄金期が蘇る!

▼第3試合タッグマッチ30分1本勝負
朱里(スターダム)&八神蘭奈(スターダム)vs櫻井裕子(COLOR’S)&ChiChi(プロレスリングEvolution)
第3試合は女子タッグマッチ、朱里&八神蘭奈組vs櫻井裕子&ChiChi組だ。SSPWで女子の試合が組まれたのは、2020年3・19後楽園における朱里&安納サオリ組vs彩羽匠&松本都組が初めてだった。以来、女子のカードはSSPWに欠かせないピースとなったのだが、その立役者の一人が、次回大会にも連続参戦を果たした朱里ではないだろうか。
SSPWでの闘いを経て、同年秋に朱里はスターダム所属選手となった。その後、団体至宝のワールド・オブ・スターダム王座を奪取し、22年の女子プロレス大賞を受賞するまで上り詰めたのだ。そして現在は、SareeeからIWGP女子王座を奪回、アントニオ猪木さん、新間さんが提唱したIWGPの称号を手にSSPWのリングに帰還することとなる。
その朱里のパートナーは、初参戦となるスターダムの八神蘭奈。朱里率いるゴッズアイのメンバーで、朱里のススメからプロレスラーになった選手である。八神は打撃や関節技が中心のスタイルとあって、ストロングスタイルにはもってこいの選手と言っていいだろう。
対する櫻井&ChiChi組。アクトレスガールズ出身の櫻井は前回の9・11後楽園で2度目の参戦を果たし、第1試合に登場。その内容が評価されての連続参戦となった。女優のプロレスとしてスタートした櫻井は、アクトレスから離れCOLOR’Sに移行、試合を積み重ね評価を上げてきた選手である。1年前にはwaveでタッグ王座も獲得し初戴冠、来年のさらなる飛躍も期待できるだけに、注目選手の一人と言っていいだろう。
そして櫻井と組むChiChiは、バービー人形のようなルックスから諏訪魔、石川修司仕込みのプロレスを展開するスタイルが興味深い。特に今回は、八神とのライバル関係がSSPWのリングでも披露されそうだ。両者はこれまでシングルで3度対戦、waveのリーグ戦やセンダイガールズジュニア王座を巡り闘ってきた。また、スターダムのリングでも朱里とSareeeのIWGP女子前哨戦で闘っている。朱里の“IWGP凱旋”とともに、こちらの対戦も見逃せない。
▼第4試合タッグマッチ 30分1本勝負
永田裕志(新日本プロレス)&間下隼人(SSPW)vs藤田和之(プロレスリング・ノア)&ケンドー・カシン(フリー)
第4試合は、永田裕志&間下隼人組vs藤田和之&ケンドー・カシン組という豪華カードだ。“ミスターIWGP”永田は、昨年9・26後楽園でのスーパー・タイガー&永田組vs間下&関根“シュレック”秀樹組以来、2度目の参戦。前回はスーパー、間下のSSPWツートップを体感した永田だが、今回は間下とのタッグで、藤田&カシン組を迎え撃つ形となる。
“猪木イズム最後の闘魂継承者”とも言われる藤田と“悪魔仮面”の異名を持つカシン。ともに永田とともに新日本で一時代を築き上げてきたスーパースターで、そこに放り込まれる間下という図式になるのだろう。SSPW20周年で、間下個人のキャリアと団体の歴史が問われる重要な一戦だ。ちなみに、カシンからの「『壊れかけのRadio』を歌え」という要求に平井代表は応じない構え。これに対し、カシンがどう出るのか? カシンの動向からも目が離せなくなりそうだ。
▼第5試合タッグマッチ30分1本勝負
船木誠勝(フリー)&デイビーボーイ・スミスJr(MLW)vs黒潮TOKYOジャパン(第21代レジェンド王者/プロレスリングアップタウン)&関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
第5試合は、船木誠勝&デイビーボーイ・スミスJr組vs黒潮TOKYOジャパン&関根“シュレック”秀樹組で、レジェンド王座をめぐる駆け引きが展開される闘いになるだろう。前回の9・11後楽園のメインで、初参戦の黒潮TOKYOジャパンがWRESTLE―1時代の師匠・船木誠勝を破り、レジェンド王座が移動した。黒潮の空中殺法を食らった船木が負傷し試合続行不可能となってしまったのだ。しかも、黒潮の入場時間より短い試合時間に場内騒然、かえってSSPW史上に残るインパクトになったのである。
その試合後、シュレックが新王者に挑戦表明。しかし黒潮は、人間の挑戦しか受けないと怪物の要求を拒否してしまった。その姿勢は変わらず、今大会を迎えることに。団体側が出した決断は、黒潮とシュレックのタッグだった。これはシュレックが「オレのとなりでオレのすごさを体感しろ」というアピールから。もちろん、レジェンド王座取りを意識してのものである。シュレックとしては黒潮とのタイトルマッチを認めさせ、王者となって尊敬する船木との対戦にもっていきたいのではなかろうか。もちろん、船木としても王座奪回は必須。黒潮への雪辱も果たさなければならない。
その船木と組むのが、ストロングスタイルを海外から見つめ、佐山総監をリスペクトするデイビーボーイ・スミスJrだ。スミスJrはダイナマイト・キッドさん追悼試合以来、6年ぶりのSSPW登場だ。スミスJrは現在、全日本プロレスの「世界最強タッグ決定リーグ戦」に参戦中。宮原健斗とのチームで優勝争いの渦中のなか、佐山総監のリングに再び駆け付ける。前回は船木と対戦したスミスJrだが、今回はタッグ結成、スミスJrのSSPWに対する思いからも好連係が期待できる。相手チームの連係に不安は大きいが…。
▼第6試合6人タッグマッチ 30分1本勝負
ジャガー横田(ワールド女子プロレス・ディアナ)&Sareee(フリー)&彩羽 匠(マーベラス)vsNØRI(LLPW-X)& MIRAI(みちのくプロレス)&宝山 愛(マーベラス)
セミファイナルは女子6人タッグマッチ、ジャガー横田&Sareee(フリー)&彩羽匠vsNØRI& MIRAI&宝山 愛組。ジャガー&Sareeeの師弟コンビに、Sareee&彩羽のスパーク・ラッシュが融合する豪華トリオが誕生する。ジャガーがSSPWの相談役を辞任し、一選手に専念することを宣言。タッグ王座のほかにもまだまだこのリングでやるべきことはたくさんあるとの意思表示なのだろう。それが今回のマッチメークにも表れているのだ。
クラッシュギャルズ継承を宣言するスパーク・ラッシュとクラッシュ前の時代から王者として君臨してきたジャガーの合体。はたしてどんな連係が見られるのか、楽しみである。対するNØRI&MIRAI&宝山組は初めての顔合わせ。
ジャガー組が時代を超越するトリオなら、対するNØRI組は次代を担う新世代トリオと言っていいのだろう。NØRIがLLPW-X神取忍、MIRAIが初代タイガーマスク&新間寿、そして宝山が長与と、レジェンドの遺伝子を受け継ぐ3人が集まった。初めてとはいえ、この3人の合体によってどんな化学反応が見られるか、期待は大きい。
また、マリーゴールドを退団し、みちのくプロレス所属となったMIRAIは心機一転の参戦となりそうだ。東北出身で、被災地でのプロレス観戦から佐山総監、新間会長と出逢いプロレスラーとなったMIRAIが、東北の団体に所属し、ゆかりあるSSPWのリングに上がる。「もう若手とは見られたくない」との決意を誇示するためにも、ジャガー&Sareee&彩羽のトリオは絶好の標的となるだろう。
▼メインイベントSSPW認定世界タッグ王座決定戦60分1本勝負
スーパー・タイガー(SSPW)&竹田誠志(フリー)vs村上和成(フリー)&高橋“人喰い”義生(藤原組)
団体設立から20年目にしてタッグ王座の新設が決定。村上和成のゴリ押しによるものとはいえ、SSPWのリングで闘う選手にとってはレジェンド王座に次ぐ目標ができそうだ。初代王座決定戦は今大会のメインでおこなわれ、前大会で遺恨勃発のスーパー・タイガー&竹田誠志組と村上和成&高橋“人喰い”義生組で争われる。
9・11ではスーパー&竹田組vs村上&川村亮組がおこなわれ、試合はスーパーが村上にフォール勝ち。しかし、事件は試合後に起こった。テロリスト村上がセコンドとして呼んでいた高橋がリングに上がり、SSPWマットへの登場を予告。村上のアピールからタッグ王座新設と、高橋がカードに入る初代王者決定戦が電撃決定したのである。
それにしても、かつてパンクラスで時代を築いた高橋の登場、プロレス復帰宣言は衝撃的だった。プロレスの試合は実に7年ぶりとなるだけに、次の試合がどうなるのかまったくの未知数ながら、その凄みは衰え知らず。そのうえ、UFCで初めて勝利を挙げた日本人、初代のヘビー級キング・オブ・パンクラシストとして「初代には強い」と自信満々なのだ。となれば、スーパー&竹田組には非常に難しい闘いとなるだろう。
とはいえ、スーパー、竹田とも格闘技での実績もあり、初代王座を争うには申し分のないコンビ。特にデスマッチファイターとしてならす竹田がふだん見られないような奥義を出してくるのではとの期待もある。また、スーパーとしては団体20周年の最後でタイトルを他団体に流出させるわけにはいかない。しかも、来年は佐山サトルのデビューから50周年、初代タイガーマスク鮮烈デビューから45周年にあたる節目の年。2026年に向けて弾みをつけるためにも、団体エースのスーパーに大きな責任がのしかかる。
はたしてスーパーは村上&高橋の難敵を乗り越え、初代王者として記念すべき年を迎えることができるのか。なにかが起こる今年最後のSSPW後楽園大会。12・4を見逃すな!

<写真提供:ストロングスタイルプロレス>
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