【2AW】“トーナメント覇者”ナカ・シュウマが“無差別級王者”仁木琢郎へ宣戦布告!!全ての栄冠は『MJ2』へ「俺が“線引き”をしてやる」

2025年12月28日、千葉密着・発信型プロレス2AW年内最終興行『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』。 そのメインイベントで、団体の至宝・2AW無差別級王座を懸けて激突するのは、王者・仁木琢郎と、挑戦者・ナカ・シュウマだ。

ナカは今年4月、第12代無差別級王者となるも、その政権は短命に終わった。 だが、ナカは終わらなかった。秋の『ACTIVE ADVANCE TOURNAMENT 2025』を制し、再び王座挑戦の切符を掴み取ったのだ。

インタビューの席に現れたナカは、トーナメントの巨大な優勝トロフィーを傍らに置き、不敵な笑みを浮かべていた。 そこには、かつての「空虚さ」を感じていた王者の姿はない。あるのは、自信と、余裕と、そして少しの狂気。

仁木琢郎との決戦、MJ2としての野望、そしてナカが描く「格付け」という新たな支配構造。 ナカ・シュウマが語る、2AWの未来図。それは、あまりにも刺激的で、残酷なほどに合理的だった。

【大会概要】

有限会社山﨑工業プレゼンツ 2AW 年内最終興行
『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』
日時:2025年12月28日(日)開場12:15開始13:00
会場:千葉・TKPガーデンシティ千葉 4F コンチェルト

【対戦カード】

▼2AW無差別級選手権試合
《王者》仁木琢郎 vs 《挑戦者》ナカ・シュウマ

■トーナメント制覇「運も実力のうち」と笑う男

――まずは『ACTIVE ADVANCE TOURNAMENT 2025』優勝、おめでとうございます。今日はその巨大なトロフィーをご持参いただき、ありがとうございます。

ナカ: まあ、結構デカいんですよね、これ(笑)。持ち運びが面倒くさいぐらいで。

――(笑)。満を持して迎える、年内最終戦での無差別級挑戦です。今の率直な心境はいかがですか?

ナカ: 自信はつきましたね、優勝して。でもトーナメント自体は「作戦勝ち」というか、「運」も結構強かったんじゃないかなって思ってます。引きの力が強かったですね。

――運も実力のうち、と言いますからね。

ナカ: 準決勝で今回の相手である仁木と当たったんですけど、そこを1分(1分07秒)で勝てたっていうのがデカかった。めちゃめちゃ頭脳プレーでしたね(笑)。準決勝と決勝が同じ日だったので、体力を温存できたのは大きかった。その前の2回戦、同門の本田アユム戦が個人的には一番の山場でしたね。


Ⓒ2AW

――同門対決ならではの難しさがあったと。

ナカ: 何をしてくるか分からないし、次の一手を考えているうちに腕を取られたら終わりなんで。あの試合でいい緊張感を高められたのが、その後の準決勝、決勝に繋がったんだと思います。

――今年を振り返ってみて、ご自身の「自信」はさらに深まっている感覚ですか?

ナカ:トーナメントの4戦、すべて違う技で勝利したのも自信になりました。今年意識的に増やしてきた引き出しの数が結果に繋がった感覚です。 特に決勝で吉田綾斗に勝てたのは大きかった。以前、タイトルを獲った時も吉田からだったので、これで2連勝。吉田綾斗に連勝したっていう事実は、やっぱり自信になりますよ。今はもう完全に波に乗ってるな、と感じてます。

 

■外の世界で知った「余裕」。MJ2での自由

――その「運」を引き寄せた要因は何だったのでしょうか。ご自身の中で何か変化があったのですか?

ナカ: 下半期は他団体のトーナメントに出たり、自主興行に呼んでいただく機会が多かったんです。そこで2AW以外の選手と関われたことがデカかったですね。笹村あやめの自主興行で井上京子さんと組ませていただいたり、自分が憧れているヤス・ウラノさんの自主興行に呼んでいただいたり。あの日は本当に楽しかったですね。あと吉田の自主興行では日高郁人さんとかと試合をして。そういう外からの刺激が、自分の中での自信になり、深みになり、そして「余裕」に繋がったんだと思います。

――以前よりも、纏っている空気が厚くなったように感じます。

ナカ: ありがとうございます。あとMJ2(ユニット)としても変化がありました。最上九の加入が大きかったですね。今までは「MJ2のナカ・シュウマ」、「2AWのナカ・シュウマ」として、「こうあらねばならない」という枠に囚われていた部分があったんです。でも、最上さんが入ってくれたことで、逆にそれがなくなったというか。今はすごく自由にやれています。

 

■仁木琢郎への評価「タフだけど、怖くはない」

――今回の対戦相手、現王者の仁木琢郎選手について伺います。タイトルマッチでの対戦は初めてとなりますが、仁木選手についてレスラーとしてどう見ていますか?

ナカ: もともと仁木とはあまり試合をする機会がなかったんです。フィールドが違ったというか。ただ見ていて思ったのは「タフだな」と。タフネスさは早い段階から感じていました。ここ最近、シングルで何度か当たりましたが、全部自分が勝っているんです。戦ってみて感じたのは……「怖くはないな」ってことですね。

――怖くはない。

ナカ: タフだけど、怖さはない。一方で、打撃は思ったより強くなっているなとは感じました。体の芯が強くなっているというか。天龍プロジェクトなどでデカい選手とバンバンやっている経験が、彼を変えているのかもしれません。

――以前の仁木選手と比較して、変化を感じますか?

ナカ: 元々は綺麗なプロレスをするイメージだったのが、いい意味でラフさ、荒々しさが出てきた。今回のタイトルマッチでは、その荒々しさをさらに引き出した上で、叩き潰したい。

――ナカ選手にとって、この一戦はどのような意味を持つのでしょうか。

ナカ: 個人的には重要な一戦ですが、それ以上に「時代を一つ変える試合」だと思っています。2AWが次のフェーズに進むために、なるべくしてなる試合なんじゃないかな、と。

 

■4月の戴冠と陥落「あの時の虚しさは、もうない」

――今年4月、第12代無差別級王者になりましたが、短命政権に終わりました。あの期間を振り返って、何を感じていましたか?

ナカ: あの時は……ベルトを獲った瞬間に、ちょっとした「虚しさ」みたいなものがあったんです。自分の想定よりも、かなり早くベルトに届いてしまったというか。自分がデビューした時に思い描いていた「5年後、10年後のトップ戦線」と、実際のメンバーがかなり変わってしまっていたんです。倒したかった先輩たちが、毎年のように辞めていってしまった。「壁」だと思っていた人たちがいなくなってしまった。

――目標としていた壁が消えてしまった喪失感ですね。

ナカ: 当時は「もっと壁があるかな」と思っていたら、それがなくて。自分が壁になっていかなきゃいけないんだ、という覚悟を決めた時期でもありました。

――そこから一度ベルトを失い、再び挑戦者として戻ってきました。今のナカ・シュウマは、当時と何が違いますか?

ナカ: 充実感も自信も全然違います。 さっきも言いましたけど、落としてからの期間の充実度がすごかった。BASARAのタッグトーナメント準優勝とか、外の世界での経験が、自分を一回り大きくしてくれました。今の自分には、あの時の虚しさはありません。ただ、ベルトを獲って、やりたいことをやるだけです。

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