フワちゃんプロレス再デビューについて、スターダム岡田社長に聞いてみた

【WEEKEND女子プロレス#94】

 かつてはテレビで見ない日のないくらいバラエティー番組に出まくっていたフワちゃん。しかし、SNSでの不適切発言によって表舞台から姿を消した。1年以上に及ぶ沈黙を経て再び公の場に姿を現したのが、なんとプロレス、スターダムの後楽園ホール大会だった。ここでフワちゃんはプロレスラーとして再起することを宣言、大きな反響を呼んだ。彼女は2022年10月と23年4月に番組の企画としてプロレスラーを“体験”。このときプロレスの魅力を知り、謹慎中も再びリングに上がることを夢見てきたという。そして、12・29両国国技館におけるビッグマッチでの再デビューが決定。そんな彼女を受け入れたスターダムの岡田太郎社長に、フワちゃんに関しての疑問をいろいろぶつけてみた。

 そもそもフワちゃんのプロレス体験は、岡田社長の就任前、前体制時に起こった出来事である。当時の岡田氏は、まさか自分がスターダムを仕切るとは思ってもいなかった状況。当時、大人気タレントのプロレス挑戦をどう見ていたのだろうか。

「おもしろい企画だなと思っていましたね。第1戦は生で、第2戦は映像で見ました。ただの企画じゃなくて、しっかりプロレスと向き合ってくれたんだなという印象です」


©STARDOM

著名人がリングで試合をする場合、よく「プロレスデビュー」と言われるが、実際は1試合のみの「プロレス体験」が大半だ。プロレスの大変さを(ときにはおもしろおかしく)視聴者に伝えるのが役割なのだろう。せっかく「デビュー」をうたうのなら継続してほしい、するべきだと思うなかで、フワちゃんの場合、意外にも1試合だけでなく2試合を実現させた。しかも2試合目が終わった後、彼女の表情やコメントから“ホントはもっとやりたいんだけど…”というような心境さえ伺えたのだ。

やはりというべきか、フワちゃんはプロレスに帰ってくる。カムバックを宣言したとき、会場で好意的な反応の方が多かったように見えたのは、過去2試合から垣間見えたポテンシャルをファンがおぼえていたからだろう。もしもこれがいきなりのプロレスデビューだったとしたら、まったく異なる反応が返ってきた可能性もあるのではないか。

では、岡田社長は芸能人のプロレスデビューをどう考えているのだろうか。

「スターダムでは当たり前かなとは思います。というのは、スターダムには元アイドルもいれば、元役者もいる。なのでフワちゃんも、ほかのキャリアを経てプロレスにたどり着いたのかなと思っていますね」


©STARDOM

前回はあくまでも番組の企画だった。が、今回はプロレスラーとしての事実上のデビュー戦。現在は練習生扱いでトレーニングをおこない、ほかの新人選手とともにリング設営や撤収などの雑用も手伝っている。練習を積み重ねていくなかで、12月29日の初戦にゴーサインが出た形だ。

岡田社長によると、1229日付でスターダムの所属レスラーになるとのこと。対戦カードは会見で発表されたように、体験時から彼女に手ほどきをしてきた葉月とのシングルマッチで、リングネームはズバリ、「フワちゃん」だ。

「リングネームに関しては、本人しだいというところも。たとえば“FUWA”という表記でもよかったんですけど、フワちゃんでいきましょうというのがお互いの理解でした。なので、そのままスムーズに“フワちゃん”です」

 では、デビュー後はプロレス一本でやっていくのか。それとも芸能界へのカムバックが予定されているのか。気になる質問に岡田社長は、こう答える。

「予定は未定というか、我々が関知しての活動予定はいまのところないですが、本人が(スターダムとは別に)やる仕事はあるのかなと思ってます。ボクは必ずしもレスラー一本でなくてもいいと考えているんですよ。ただ、試合のときは新人と一緒です。それでも、ほかの若手と同じように毎試合バスで移動するかというと、そうじゃないと思ってます。そこは彼女のスケジュールに合わせて。プロレス以外の活動もあり得ますが、スターダムとして関わるもの関わらないものがあるでしょう。関わるものについては、プロレスラーのフワちゃんとして出すことになります」

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