【新日本】『WTL』覇者TMDKと王者K.O.Bが激突! 1.5大田区へ向けたダブル前哨戦はジャクソンが制圧、試合後はバックステージまで続く大乱闘に

新日本プロレスは12月19日、群馬・Gメッセ群馬にて『Road to TOKYO DOME』開幕戦を開催した。

1月4日の東京ドーム大会、および翌5日の『WRESTLE DYNASTY』大田区総合体育館大会へ向けた機運が高まる中、第6試合では注目の8人タッグマッチが組まれた。

対戦カードは、BC WAR DOGS&無所属連合軍のYuto-Ice、OSKAR、石森太二、永井大貴組に対し、TMDKのザック・セイバーJr.、大岩陵平、ハートリー・ジャクソン、藤田晃生組。

この一戦は、1.4東京ドームでのIWGPジュニアヘビー級王座次期挑戦者決定4WAYマッチ(石森対藤田ほか)と、1.5大田区でのIWGPタッグ選手権試合(王者Ice&OSKAR対挑戦者ザック&大岩)のダブル前哨戦としての意味合いを持つ。

試合開始前、リング上は早くも不穏な空気に包まれた。『WORLD TAG LEAGUE 2025』を制したザックと大岩が優勝トロフィーを誇示すれば、現IWGPタッグ王者のIceとOSKARはベルトを掲げて対抗。

視殺戦が繰り広げられる中、先発を買って出たのは石森と藤田であった。

藤田は石森のリープフロッグをドロップキックで迎撃すると、「バーカ」と挑発。ジュニア戦線における若き才能とベテランの意地が交錯した。

試合中盤、ヘビー級タッグの前哨戦が熱を帯びる。

ザックがIceの左腕を捻り上げ、ヒジへのストンピングを見舞えば、Iceも強烈なエルボー一発でザックをなぎ倒すなど、技術と打撃が真っ向から衝突。

OSKARと大岩も肉弾戦を展開し、大岩がボディスラムをスモールパッケージホールドで切り返す機転を見せれば、OSKARは強烈な逆水平チョップで応戦した。

混戦模様となった終盤、リング上では4者ダウンの状態から永井とジャクソンが対峙。

永井はスパインバスターや逆エビ固めで活路を見出そうとしたが、ジャクソンの壁は厚かった。

ジャクソンはラリアット、セントーンで永井を圧殺すると、最後はデスバレーボムで3カウントを奪取。TMDK軍に軍配が上がった。

しかし、ゴングが鳴っても闘いは終わらなかった。試合後、ザックとOSKAR、大岩とIceが再び激しくやり合い、ザックが突進したことを皮切りに通路での大乱闘へと発展。

両チームは揉み合いながらバックステージへと姿を消した。

バックステージでも両軍の舌戦は止まらない。WTLを制覇したザックは、王者組を見下すように言い放った。

ザック「Yutoのクソバカ野郎。俺は今年、お前のキャリアの全試合以上の数の試合をこなした。3ヵ月、いや3ヵ月ももたずに、お前らは新日本に帰ってくることになるだろう。(中略)Yuto、お前のキャリアが始まるよりも前に、終わらせてやる! そしてドイツ人野郎、ひょろ長いお前のこともタップアウトさせてやる」

さらに、Iceらが口にする棚橋弘至への執着を一蹴し、新日本プロレスの“浄化”を宣言した。

ザック「お前らの新日本帰還再会のおとぎ話は1月5日にもう終わる! タナハシのことを話し続けるのもいい加減にしろ。タナハシは消えて、お前らも消える。俺がこの手でそうしてやる」

勝利の立役者となったハートリー・ジャクソンは、自身のプロレス人生を振り返りつつ、東京ドームでの新たな標的を定めた。

ハートリー「ブラザーたちに聞いてみるつもりだ。NEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦しようって。自分を試して、なぜジャクソンがナンバーワンなのか、なぜ強者はひざまずかないのかを証明してみせる」

一方、敗れたものの王者としてのプライドを崩さないK.O.B陣営。IceはWTL優勝トロフィーの価値を否定し、独自の実力至上主義を展開した。

Ice「オイ、ザック、強えな、お前。オイ、もう1人のヤツ……たしかにタッグリーグ優勝したのは強えからだよな? でもそれはザックが強えからじゃねぇのか? アイツ、優勝して何か変わったか? 俺は何も変わったと思わねぇぞ。(中略)このタイトルも、東スポの賞も、俺からしたらよ、強えヤツとやるエサであり道具でしかねぇんだよ。だからよ、場所なんてどうでもいいんだよ。どこでもな」

さらに、1.4東京ドームでIWGPタッグ王座戦が組まれなかったことについても言及。「俺らがナメられとるから、そういうことか? それとも棚橋弘至が引退した最初の興行を俺らに任せるってことか、オイ?」と推測しつつ、「1月5日、エースが引退した最初の興行を締めるのは俺、Iceや。俺らKnock Out Brothersや」と、新時代の幕開けを支配することを宣言した。

大岩陵平は、Iceからの批判に対し真っ向から反論。「テメーの正解を押し付けるんじゃねえよ! 『プロレスラーはこうであるべき』とか、そんなの関係ねえんだよ。俺がなりてえレスラーになるべきなんだよ。テメーが口出すな」と感情を露わにした。  

対するOSKARは、大岩を「ゴールデンボーイ」と揶揄し、辛辣な言葉を浴びせた。「これまでのキャリア、すべてお膳立てしてもらってきたんだもんな。だから、他人が輝いているのを見てお前の頭に浮かぶのは“嫉妬”って言葉だけなんだ。オーイワ、その自己愛まみれのケツを、あるべき場所の“中心”に戻してやる。『月並みの中心』さ」

それぞれの主張が交錯する中、1.5大田区でのタイトルマッチ、そして1.4東京ドームに向けた戦いの火蓋は切って落とされた。

<写真提供:新日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加