【新日本】上村優也、WTL敗退も「俺が新日本の太陽だ」とドーム出陣を熱望! 海野翔太との“優翔”タッグは連携ミス乗り越え結束を再確認
新日本プロレスは12月21日、栃木・ライトキューブ宇都宮にて『Road to TOKYO DOME』第2戦を開催した。
年内の興行も残りわずかとなる中、第4試合では本隊とHOUSE OF TORTURE(H.O.T)による10人タッグマッチが組まれた。
『WORLD TAG LEAGUE 2025』での激闘を終え、次なる舞台である1.4東京ドームを見据える選手たち。
その中で、リーグ戦敗退の悔しさを抱える海野翔太&上村優也の“優翔タッグ”が、試合中の連携ミスという不協和音を乗り越え、H.O.Tから勝利をもぎ取った。
そして試合後、上村はドームでのカードが組まれていない現状に対し、悲痛かつ力強い叫びをあげた。

試合はH.O.Tの奇襲で幕を開け、場外乱闘や凶器攻撃が飛び交う荒れた展開となった。
1.4東京ドームでのNEVER無差別級6人タッグ王座挑戦(トルネードランボー)を控える後藤洋央紀、YOSHI-HASHI、ボルチン・オレッグのトリオは、EVILらH.O.Tの主力と激しく火花を散らした。

特にボルチンは、SANADAや成田蓮をまとめてバックフリップで投げ捨てるなど、規格外のパワーで存在感を示した。

勝負の行方は、海野と上村に託された。
終盤、高橋裕二郎を追い込んだ上村がドラゴンスープレックスの体勢に入り、そこへ海野がラリアットを合わせようとした瞬間、二人の呼吸が合わず攻撃が不発に終わる場面があった。

一瞬ヒヤリとする空気が流れたが、即座に立て直した二人は再度同じ合体技をトライし、今度は成功させる。
最後は上村が渾身のカンヌキスープレックスホールドで裕二郎をマットに沈め、3カウントを奪取した。

勝利したものの、連携ミスにいら立ちを隠せなかったのは海野である。
バックステージに戻るや否や、「オイオイオイ、どうなってんだ、どうなってんだ、どうなってんだ、オイ?メチャクチャ(ロープの間を)走ったぞ。どうなってんだ?」と困惑を露わにした。
しかし、遅れて到着した上村に対し、海野はすぐにトーンを変え、熱い思いを吐露した。
「いやあ、優也さん……別に俺は、別に疑ってもなけりゃ、こういうミスっていうのは、正直、しょうがない。プロレスというナマものだからこそ、起きてしまうんだよ。そんなことはどうでもいい。ミスぐらいある。結局、勝てたからね」 海野はミスを許容した上で、「ただ、本当のタッグだったら、ほんとのプロフェッショナルなら、もっと息を合せられるはずだ」と指摘。そして、リーグ戦で直接対決に敗れ決勝トーナメント進出を逃した悔しさを噛み締めつつ、上村に再結成を呼びかけた。
「俺らには目標がある。夢もある。おのおの違う道がある。でも、気合と根性でやり続けてきた。そこにもう一つ、今以上にタッグっていう気持ちを、俺らが一心同体っていう気持ちを、俺の未来は優也さんが背負って、優也さんの未来は俺が背負ってる、それくらいお互いの人生懸けて、もう1回、タッグ向かってみないか?」
海野の熱烈なラブコールに対し、上村は無言で小さく何度も頷いた。
「海野さんのこの熱い気持ちも、本隊を盛り上げたいっていうそういう気持ちも、僕はもう十分伝わってます。僕も、新日本プロレスの太陽として、全体を明るく照らさないといけない。それは海野さん、あなたもです」 二人はがっちりと握手を交わし、IWGPタッグ王座獲りへの誓いを新たにした。
海野は「今日のミスはしょうがない。これこそプロレスだと思ってる。明日の後楽園、切り替えて、明るく、元気よく、楽しもう」と前を向き、控室へと消えた。
一人残った上村は、タッグの未来以上に切実な現状を訴えた。それは、年間最大のビッグマッチである1.4東京ドーム大会に、自身の名前がないことへの焦りである。
「ちなみに僕は、全然ミスだと思ってないですけどね」と苦笑しつつ、「タッグうんぬんより、僕が今、メチャクチャ大事な問題があるんですよ。東京ドーム(のカード)に僕の名前がない。はあ……」と深いため息をついた。
しかし、上村の目は死んでいなかった。「みんな、僕、上村優也を東京ドームで見たいか?東京ドームで、満員の東京ドームで、上村優也を見たいだろ?あともう日にちもないし、カードも決まっちゃった。でも、少しでもスキがあるなら、俺はそこを全力で狙う」と、土壇場でのカード変更、あるいは強行突破をも辞さない構えを見せる。
そして、「俺が東京ドーム、満員の東京ドーム(のリング)に上がって、東京ドーム全体を、東京ドームから日本中、世界中を、明るく照らす。なんでかわかりますか!? この俺が新日本プロレスの太陽だからだ。よく覚えておいてください」と豪語。最後まで諦めずにドーム出場の座をもぎ取ることを宣言した。
一方、ドームでのNEVER6人タッグ王座戦が決まっているボルチンは、「本隊パワー、出てきたじゃないですか。その素晴らしいメンバーの中で、自分も入ってるから、すごくうれしいですね」と笑顔を見せた。
後藤も若手タッグのミスについて「チームってのはぶつかり合いながら成長していくものだからさ。俺らも呼び名で揉めたこともあったし。でも“ヨッちゃん、ごっちゃん”で丸くおさまったし、今はそれでいいと思うよ」と、自身の経験を重ねて寛容な姿勢を示し、「毘沙門&ボルチンもいい滑り出しだよ。このチーム、すごくいいぞ!!」と、本番へ向けて手応えを感じている様子であった。
H.O.Tはノーコメントで会場を後にしたが、ドーム決戦を前に本隊勢が結束を深め、士気を高めた宇都宮大会となった。上村の“太陽”はドームを照らすことができるのか、残された時間はわずかだ。
<写真提供:新日本プロレス>
Pages 1 2















