【新日本】ウィル・オスプレイ、大田区に電撃登場! 崩壊寸前のUNITED EMPIRE再建を宣言も…背後でカラム・ニューマンが凶器を構える“不穏”な幕開け
新日本プロレスは1月5日、東京・大田区総合体育館にて『NEW YEAR DASH!!』を開催した。
1.4東京ドーム大会の熱気が渦巻く中、第6試合後のリング上で衝撃のサプライズが発生した。
AEWへ移籍し世界トップレスラーとして活躍するウィル・オスプレイが電撃的に登場。かつての同志たちと抱擁を交わし、帝国の再建を誓ったのだ。
しかし、その感動的な光景の裏で次世代のエース候補カラム・ニューマンが見せた“殺意”が、新たな波乱を予感させた。

第6試合のスペシャル10人タッグマッチは、UNITED EMPIRE(UE)が勝利を収めたが、ゴングが鳴った後もリング上は戦場と化した。
グレート-O-カーンとHENAREは敗れたドリラ・モロニーと鷹木信悟を執拗に暴行。オーカーンはTTDで鷹木をマットに突き刺し、戦闘不能に追い込む非情さを見せた。

一方、前日にUE入りしたジェイク・リーは、辻陽太の持つ4代目IWGPヘビー級ベルトを無造作に持ち出すと、ダンスのようなステップで挑発。

ベルトを辻に手渡した直後に張り手を見舞うが、辻も即座に張り手で応戦し、一触即発の空気が流れた。

さらに、デビッド・フィンレーが激昂し、リング内にイスを投げ込む暴挙に出る。外道とヤングライオンが必死に制止する中、リング中央でイスに座り、不敵な笑みを浮かべたのはカラム・ニューマンだった。
ニューマンはマイクを握ると、「オイオイオイ、フィンレー…黙ってさっさと帰りやがれ。俺がこの1年このユニットを背負って闘ってきたのは、お前ら子犬どもに見下されるためでもないぞ」と一喝。
さらに「お前が“SAVAGE KING”だと言うなら、時間と場所を言ってみろよ。ひとつだけ覚えておけ。これはお前がオーサカで粉々に打ちのめした帝国じゃない。これはまったく新しい帝国だ」と、BC WAR DOGSに対し宣戦布告した。

その時だ。場内の空気が一変し、ウィル・オスプレイが姿を現した。予期せぬ“帝国の創始者”の登場に会場は騒然。
オスプレイは場外でフィンレーと睨み合うが、外道がフィンレーをなだめ、乱闘は回避された。

リングインしたオスプレイは、HENAREと熱い抱擁を交わし、オーカーンと力強く握手。
ニューマンからマイクを受け取ると、万雷の「オスプレイ」コールの中、日本語で「タダイマ」と挨拶した。
「セカイ・イチバン・プロレス・ダレデスカ? トラブルを起こしに来たんじゃない。謝罪しに来た。すまなかった。俺が抜けたら、ここまで全部が崩壊するとは思っていなかった」

オスプレイは自身の離脱後、UEが求心力を失い迷走していた現状を憂い、ファンとメンバーに謝罪。
「自分がどれほどチームのまとめ役だったか、気づいていなかったんだ。そして、この状況を正したい」と、帝国再建への強い意志を表明した。
現在はAEW所属であり、怪我からの回復途中であることを明かしつつ、「万全になったら、AEWでやるべき仕事を片づけて、新日本プロレスに戻ってくる」と断言。
そして、視線をニューマンに向けた。
「俺はお前を支えるために戻ってくる。お前は俺の弟分だ。15歳の頃から知っているんだ。今のお前の成長を誇りに思っている。もう立派な一人前の男だ。だから、俺に手を貸させてくれ。戻りたくないか? 帝国のヤツらを、もう1度集めよう。そして、昔みたいに、新日本プロレスを乗っ取るんだ。今度はお前のやり方で。そのために、俺はお前を支える」

かつて自分がセンターに立ったように、今度はニューマンを「センターフォワード」として支える「アシスト役」になることを誓ったオスプレイ。
会場は感動的な拍手に包まれ、メンバーは結束の証であるクラウンアップポーズを決めた。

しかし、この美しい結末には戦慄の続きがあった。ポーズの輪にニューマンだけが加わらず、背後からイスを手にオスプレイへ忍び寄ったのである。
いち早く異変に気付いたオーカーンとHENAREが、オスプレイの死角で密かにニューマンを制止。
オスプレイはこの不穏な動きに気づかぬまま、ニューマンは制止を受け入れつつも、不敵な笑みを浮かべて一人先にリングを降りた。
何も知らないオスプレイは、リング上でHENARE、オーカーンと抱き合い、ジェイクともアイコンタクトを交わして退場。
入場ゲート前で深々と一礼し、日本のファンに別れを告げたが、新生UNITED EMPIREの前途には、依然として不穏な雲が垂れ込めている。
■試合後バックステージコメント
バックステージでオスプレイは、今回の来日の経緯と、帝国への想いを赤裸々に語った。

オスプレイ「これ、久しぶりにやるな。タナハシサンの引退マッチのために来日していたけど、ずっと一度戻って、様子を見たかった。でもな……俺の知ってる帝国ではなくなってしまった。自分がどれほどチームのまとめ役だったか、気づいていなかった」
UEの現状について、「崩壊も見てきたし、仲間同士が言い争ってるのも全部見てきた。存在しないはずのポジションを奪い合って、みんな必死にもがいてるように見えた」と心を痛めていたことを明かす。
そして、「俺は一度も、自分のことを帝国のリーダーだなんて名乗ったことはない。俺はずっと、俺たちをチームだと思ってきた。俺たちはUNITED(団結)していた。俺たちは仲間で、一緒に旅を続けていた。だからAEWに行って、それが崩れていくのを見るのは……正直キツかった」と吐露した。
自身の現状と今後については、「まだ復帰までかなり遠い。でも毎日、確実に良くなってきている。リングに戻るその瞬間が、少しずつ、確実に近づいてきている」と報告。「まずはAEWで片付けないといけない仕事がいくつかある。でも、俺は戻りたい。年に2大会でも、3大会でも、5大会でもいい。必ず実現させたい」と、新日本への継続参戦を熱望した。
そして、ニューマンに対しては並々ならぬ愛情と期待を口にした。

「今後カラムをサポートしたい。アイツはまだ若い。過ちも犯すだろう。俺も数え切れないほどの過ちを犯してきた。だが日本は、俺に這い上がる場所を与えてくれた。俺はヒロシ・タナハシの背中を追いたい。そして次世代のためにもう一肌脱ぎたい」
「戻ってきた時は、限界まで自分を追い込みたい。それがカラムをセンターフォワードに置くということであれば、俺がアシストに回ることに異議はない。ありがとう」
オスプレイの純粋な親心と再建への情熱。しかし、リング上でニューマンが見せたイス攻撃未遂という“答え”は、オスプレイの思い描く未来とは異なるものかもしれない。
ジェイク、カラムはノーコメントで会場を後にした。
<写真提供:新日本プロレス>
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