デスマッチのカリスマと年齢を言い訳にしない51歳の60分戦。“占い師レスラー”チェリーが読む2026年は?

「どうしようかと考えたときに、そうだ、仲間に助けてもらおうと思ったんですね。チェリー軍、葛西軍に分かれて闘って、ピンチのときにはチェリー軍を呼び込んで助けてもらう。いわゆる人間凶器です(笑)。それまでの私は弱音を吐こうものなら殴られると思ってた方なので、他人に甘えるとかできなかったんですよ。他人を頼ってはいけないと考えていたんですけど、実際にはみんなのおかげでここまで来てる。だったらここは頼ってもいいんじゃないかと考え直して、助けてもらえるようにしました」
要所でチェリー軍の助けを借りたチェリー。とはいえ、相手は葛西だ。当然、ハードコアな闘いにもなってくる。そして案の定、チェリーは流血の憂き目にあった。
「竹串を額に突き刺されて流血しました(苦笑)。やられるとき、これが映像や写真で見てきた竹串かと。初めて体験しましたね。竹串が刺さる瞬間、会場借りるときに『通常利用ですか、それともデスマッチ利用ですか』と聞かれて通常利用ですと言ったのを思い出して、血が出てきたときヤバと思って急いで竹串を集めて隠して、これはデスマッチではありませんみたいな(笑)。デスマッチがあれば使用条件が変わったのかよくわかってなかったんですけど、あの瞬間は隠さなきゃという意識が先に出ました(苦笑)」

写真:本人提供
なんだかんだと60分フルタイム闘い抜いたチェリー。目標は達成した。と同時に、次の目標も見えてきた。
「こんなカッコいい同い年の人がいるなら、私ももっとがんばらなきゃと思いました。それに、『60歳になったらもう一回60分アイアンマンマッチをやろう』と葛西さんが言ってくれて、新しい目標ができましたね。なので、あと9年はがんばらないと。それまでお互い、くたばらないでがんばっていけたらと思います(笑)。60歳同士による男女60分間アイアンマンマッチ。また人間凶器を使うかもしれないけど、どんな手を使ってでもやりたいです!」
2度のアイアンマンマッチのほかにも、刺激的な試合があった。それは、スターダム勢との遭遇だ。ゴキゲンプロレス旗揚げ戦5・28新宿では玖麗さやかと「数秘術マッチ」でチェリーの世界観にシンデレラを誘い込んだ。また、wave8・10後楽園では米山香織とのタッグで葉月&コグマ組と対戦した。
「(葉月&コグマとは)もともとwaveさんで因縁みたいなのもあって組まれた試合で、お姉さんはホントに地獄の果てまで追いかけますよと宣戦布告して挑んだんですけど、逆に返り討ちにあっちゃいました(笑)。そんな感じですけど、ふだんなかなか対戦のない選手と試合できるのってすごい刺激があってメチャクチャ楽しい。若返っちゃいますね(笑)」
では、今年2026年は、いったいどんな年になるのだろう。チェリーに占ってもらうと…。

「26年は、いままでの常識が取っ払われ、もっともっと個人が主人公になってくると思います。ホントに新しい時代に突入する形になっていくと思うんですよ。いままで当たり前だったことがホントにそうかな?みたいな。周囲に合わせるのではなく、個人個人が疑問を常に持って、自分の道をそれぞれが歩いていく時代になると思いますね。ホントに個人的なことですけど、私って結婚願望がないんです。いままでだったらそれがよくないみたいに言われがちでしたけど、必ずしもそうじゃない。べつに結婚しなくても自分の時間は自分で自由に使う方が私にとっては幸せなんですよね。個人によって幸せは違うし、日本も世界も、より個人の色が濃くなっていくと思います。なので、私はこれまで通り、私の道を進みたいって思っています」
独自の道を行くチェリーが1月26日(月)東京・TOKYO SQUARE in ITABASHIにて今年最初の自主興行「ファンタジーイリュージョン 天下一新春祭☆2026」を開催する。
「自主興行って大変ですけど、ものすごく情熱が注げるし、大好きなんですよ。ホントは毎月のようにやりたいけど、そこまでの力がいまはないので年に数回になってはしまうんですけど、今回はなにか新春のお祭りをしたいなと思って、やることを決めちゃいました」

写真:本人提供
内容は、3人一組の5チームによる時間差バトル(チェリーチーム=チェリー&大家健&山下りな。ファンタジー3姉妹チーム=アジャコング&石川ジャイ子&シゲコ・デラックス。ヤンキー2/3拳銃と悪い子米たん=宮本裕向&中村宗達&米山香織。COLOR’Sチーム=SAKI&櫻井裕子&網倉理奈。新北京チーム=趙雲子龍&真琴姫&軍師)。最後に残った選手のいるチームが勝者となり、主催者チェリーから豪華プレゼントが贈られるという。ということは、チェリーのチームが勝てばチェリーは自分自身へのプレゼントにもなるが…。
「景品は、まだ内緒です(笑)。私がほしいもの? いま一番欲しいものといったら、私は自分の常設会場がほしいです(笑)」
9年後の未来も見えたチェリー。どうやら今年も、100試合くらいはこなしそうな勢いだ。
インタビュアー:新井宏














