【新日本】IWGPタッグ王者・Yuto-Iceが場内大喝采の激熱メッセージ!「理由もなく生きるのがつまんねぇヤツに、教えて救ってやってくれ!」

新日本プロレスは1月5日、東京・大田区総合体育館にて『NEW YEAR DASH!!』を開催した。

メインイベントで行われたIWGPタッグ選手権試合では、王者の“Knock Out Brothers(K.O.B)”Yuto-Ice&OSKAR組が、挑戦者のザック・セイバーJr.&大岩陵平組(TMDK)を撃破し、初防衛に成功した。  

 

試合後、リング上は次期挑戦を狙う海野翔太&上村優也、石井智宏&タイチらが入り乱れる混沌とした状況となったが、その中心で最も強烈な光を放ったのは、マイクを握ったYuto-Iceであった。

Iceは殺到する挑戦者たちに対し、「つえぇヤツらがよって来たわ! だが、オメェらには既に勝っとる。本隊同士の仲良しゴッコやってるテメェらでやり合ってよ、勝ったほうが挑戦して来い!」と一蹴。「エースが引退した最初の試合を締めるのは、この俺、Yuto-Iceや」と宣言し、リングを独占した。

そこから始まったのは、Iceによる魂の独演会だった。

マイクを握った王者は、会場のファン、そしてプロレスそのものへの熱い想いを独自の言葉で語り始めた。

「オイ、お前ら! どうや!? いまのIWGPタッグ、“クソハイ”になんだろ!!」

会場から割れんばかりの大歓声と拍手が沸き起こると、Iceはニヤリと笑い、自身のスタンスを明確にした。

「俺らK.O.Bでよ、この団体引っ張ってよ、盛り上げてやるよ! ……なんてよ、思ってもいねぇ。ガラじゃねぇことは言わねぇ。俺が求めんのはつえぇヤツとカネ、そして“プロレスハイ”だけや!オメェらにどう思われようが、どう嫌われようが、どうだっていい。オイ? 周りの目なんてよ、クソだ。俺は自分自身のためか、OSKARのために闘う。自分自身にウソをつく生き方はしねぇんだよ」

その潔い言葉に、再び大きな拍手が送られる。Iceは表情を引き締め、さらに続けた。

「まあよ、俺もバカじゃねぇからな。テメェらがプロレス大好きなこともわかっとるし、昨日、棚橋弘至が引退して、まださみしい気持ちがあんのもわかっとる」

意外な言葉に場内がどよめき、そして温かい拍手に包まれる中、Iceは自らの“弱さ”と“強さ”をさらけ出した。

「前も言ったがよ、俺は太陽にはなれねぇんだ。あの人みたいにファンのみんなに愛を叫ぶ、スゲェことなんてできねぇし、あの人みたいに真っすぐな笑顔でお前らを幸せにする強さもねぇ。まあ、ヒーローみたいによ、カッコよくねぇし、カッコいいことも言えねぇけどよ……」

ここで客席から「カッコいいぞ!」という声が飛ぶと、Iceは声を張り上げた。

「もしだ! もしよ、俺みてぇに太陽や月、対戦相手の光でしか輝けねぇなれの果てか!? 見てぇヤツら、喜怒哀楽、ナマの感情、すべてさらけ出してぇヤツら、“プロレスハイ”になりてぇヤツらはよ、勝手に俺の背中追って来い!」

大歓声がIceを包み込む。彼はリング上から見える景色、そして団体の底力について熱弁を振るった。

「いいか! このリングには、テメェらみてぇにプロレスが大好きなヤツらがおって、プロレスが大好きで生活のほとんどをプロレスに費やしてくれとるスタッフのヤツらがおって、バックステージにはよ、スゲェおもしれぇつえぇヤツがたくさんおんだ。こんなよ、“プロレスハイ”になれる団体、新日本プロレスしかねぇだろ?」

「“プロレスハイ”ってのは、プロレスを長く見れば見るほど、その先に“極上のハイ”が待っとんだ。画面越しでよ、1人で“ハイ”になるのも悪かねぇが、周りのみんなとよ、プロレス大好きなヤツらと共有するのもよ、“プロレスハイ”の醍醐味なんだよ」

観客への熱いメッセージに、拍手が止まらない。

「まあよ、回りくどい言い方したけどよ、ようするに俺が言いてぇのは、この俺が! テメェらのことをプロレス使ってブリブリに“ハイ”にしてやっからよ!! また会場にプロレス見に来い!! もしよ! テメェらの周りに、理由もなく生きとんのがつまんねぇって思っとる昔の俺みたいなヤツがおったらよ、ここ日本には! 新日本プロレスっていう合法的に“ハイ”になれるモンがあるんだってよ、教えて救ってやってくれ!」

そして、Iceは全てのプロレスファンに向けて語りかけた。

「いいか? 日常生活でクソみたいなことがあってもよ、ここに戻って来ればいいんだ。プロレス見とるときはよ、感情、自分の衝動、全部さらけ出していいんだ。怒れ。泣け。笑え。そしてよ、過去、今、未来、起こったこと、起こるべきあろうことを妄想してよ、●●●●●」

最高潮に達した会場に向け、Iceは最後に高らかに宣言した。

「いいか? 2026年も俺の横にはOSKARがおって、俺らK.O.Bが火元や!! テメェらはよ、何も考えなくていい。ただ、新日本プロレスを感じろ! LET’S GET HIGH! BIG UP!!」

バックステージに戻っても、Iceの舌鋒は止まらない。

対戦したTMDKについては、ザックを「目標」と認めつつ、大岩に対しては「新日本生まれでNOAH育ちとか言ってたな? オメーみてぇな育ちのいいボンボンのいい子ちゃんは大嫌いなんだよ。テメーはいつまでやってもモブだ」と痛烈に批判した。

そして、現在の新日本プロレスの多様な選手層を挙げ、「想像しただけでよ、泣きそうになるぐらいおもしろくねぇか、新日本?」と語り、自身のルーツを明かした。

「俺はよ、あの人(棚橋)と同じ中学の同中の先輩だよ。付き人やっとって、アイツの後ろ姿からいろんなもんパクったんだ。俺の名はIceだ。愛が一番デケェんだ。新日本プロレスに入るためにファレ道場まで行って、トライアウト何回も落ちとんねん」  

エリートではない雑草魂と、歪ながらも巨大な“新日本愛”を覗かせたIce。「こっからよ、新日本プロレス、クッソおもしろくなんぞ! それを俺らがしてやる」と、新時代の主役としての覚悟を露わにした。

パートナーのOSKARも「覇権は始まったばかり……頂点は俺たちのものだ!」と呼応。棚橋弘至が去った後の新日本マットで、最も危険で魅力的な“火元”が激しく燃え上がろうとしている。

<写真提供:新日本プロレス>

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