【新日本】ジェイク・リー、誕生日に辻陽太を“沈黙の処刑”! UEが新ユニット「Unbound Co.」を粉砕 アキラはヒロム&石森に宣戦布告
新日本プロレスは1月19日、東京・後楽園ホールにて『Road to THE NEW BEGINNING』開幕戦を開催した。
第4試合では、年明けから激化の一途をたどる新ユニット「Unbound Co.(アンバウンド・カンパニー)」と「UNITED EMPIRE(UE)」による10人タッグマッチが実現。
辻陽太、鷹木信悟、高橋ヒロム、石森太二、外道が並び立つ連合軍に対し、ジェイク・リー、カラム・ニューマン、グレート-O-カーン、フランシスコ・アキラ、ジェイコブ・オースティン・ヤングの帝国軍が対峙した。
試合はアキラが外道から3カウントを奪いUEが完勝。試合後には1月19日が37歳の誕生日であったジェイクが、祝意を込めた辻のマイクアピールをあざ笑うかのように絞殺刑に処すバッドエンドが待っていた。
1.5大田区大会での結成宣言以降、結束を強めるUnbound Co.に対し、UNITED EMPIREは個々の殺気と連携で圧倒した。

ゴングを待たずに両軍が入り乱れる大乱闘で幕を開けると、リング上では鷹木とオーカーンが意地の張り合いを展開。
鷹木がモンゴリアンチョップの連打や噛みつき攻撃で攻め立て、串刺しパンピングボンバーから「キタキタキター!」と咆哮するも、ジェイクが強烈なニーリフトで鷹木を悶絶させ、完全に動きを止めた。

スイッチしたジェイクは、辻に対し容赦ない攻撃を見せる。FBSこそ鷹木のカットで未遂に終わったものの、エルボー合戦では一歩も引かず、さらにビッグブーツで辻を吹き飛ばす。
辻もケブラドーラ・コン・ヒーロの連発やトペ・スイシーダで機動力を発揮し、ジェイクを追い詰めたが、決定打とはならなかった。

試合の権利がジュニアヘビー級の選手たちに移ると、リング上の景色はさらに混沌とした。
ヒロムとアキラのチョップ合戦、石森のスワンダイブ式ルー・テーズプレスによるアシストなど、ハイレベルな攻防が繰り広げられる。

ヒロムはジェイコブの介入をものともせず、アキラをポップアップ式シットダウンパワーボムで叩きつけるなど存在感を示した。
しかし、最後はUEの非情な連携が勝負を決めた。外道がアキラを追い込むも、カラムがビッグブーツでカットイン。

さらにデビッド・フィンレーの必殺技であるオーバーキルを外道に見舞うという挑発的なアシストを見せると、最後はアキラが変形のエメラルドフロウジョンで外道をマットに沈め、3カウントを奪取した。
試合後、リング上は戦慄の光景となった。UEメンバーが引き揚げる中、一人リングに残った辻はマイクを握り、ジェイクを呼び戻した。

「オイ、ジェイク、上がってこいよ。ジェイク、俺はお前の挑戦認めてねぇぞ。でもさ、ここまで喋んないとアンタが何を言うのか気になってきちゃったよ、なぁ、誕生日だろう、今日?ホラ、ジェイク、なんか言えよ」
この日誕生日を迎えたジェイクに対し、対話と祝福を求めた辻。

ジェイクはマイクを受け取ったかに見えたが、次の瞬間、マイクを持ったまま辻をフロントネックロックで捕獲。
マイクを通して辻のうめき声が会場に響き渡る中、ジェイクは冷酷に絞め上げ、辻を失神させた。
ピクリとも動かない辻の顔面にIWGPヘビー級ベルトを“布”のように被せたジェイクは、一言も発することなく、天を仰いでリングを後にした。

バックステージでもUEの勢いは止まらない。フィンレーへの敵対心を燃やすカラムは、「フィンレー!なんだか退屈だな。お前がここにいないなんてよ。歴代のBULLET CLUBのリーダーの中で、お前は最高のリーダーだと思ってたんだがな。どうやらBULLET CLUBはもう死んだみてぇだ。そして次はお前の番だぞ。プリンスのために道を空けるんだ。このクソッタレなクラウンにキスしてやるよ」

そして、勝利の立役者となったアキラは、これまでの自身の扱いに対する不満と、新たなヒール像への覚悟を語った。
「お前らファンは、勘違いしてる。俺は今、必死になってヒールになろうとしてるわけじゃない。ワルぶりたいとかそういうわけじゃない。必死だったのは、お前たちに好かれようとしていた時だ。お前らは俺のことをオモチャみたいに扱かった。壊れるまで弄んで、完全にぶっ壊れるまでだ。そして壊れたら、俺のことを忘れて捨てちまった。お前らは俺を傷つけた。俺を傷つけたんだ!だから次は、俺がお前たちを傷つける番だ。ヒロム、イシモリ、あいつらはお前たちのお気に入りのオモチャだろ?でもあいつらは歳だ。使い古されてる。俺が見せてやるよ。あいつらが、どれだけ脆い存在かってことをな」

これに対し、敗れたヒロムはアキラの変化を「もったいない」と切り捨てた。
「アキラさん、アキラさーん、アキラさーん!何、『“アキラさん”って呼んでほしい』だと?お前は“さん顔”じゃねえな。どっちかというとヒロムちゃんタイプ、“ちゃん顔”だなあ。いやあ、それにしてももったいない!いやぁ、もったいないよ!自分でも気がついてるだろ、EMPIREに残ったことがミスだって。自分でもわかってんだろ?慣れないことは、あまりしない方がいい。自分の得意なところで勝負するべきだ、アキラさん!何だったら、自己プロデュース能力が足りないみたいなんでね、高橋ヒロムがプロデュースをして差し上げてもいいよ」

石森もまた、アキラの「地獄」発言を鼻で笑い飛ばした。
「おい、アキラ!お前、昨日のコメント見たけどよぉ、俺らを『地獄の世界に落とす』だ?言ってたよな。プッ!笑わせんなよ、ホントに!俺は最初から地獄の世界を味わってきて、それ以上の世界は見たことねえんだ。な?オメー、あまり軽い発言しねえ方がいいぞ。何ならよぉ、俺がお前に、逆に本物の地獄の世界を味わわせてやるからよぉ、待っとけ。ということで!これはまさしく神の恵み、そう、グレイスだ!」
ジェイク、オーカーン、ジェイコブはノーコメントで会場を去ったが、その無言が不気味さを増幅させた。
誕生日の夜にライバルを公開処刑したジェイク・リー。そして覚醒したアキラとカラム。
UEの逆襲が、新春のマット界をどす黒く染め上げようとしている。
<写真提供:新日本プロレス>














